新しく始めたこと

平凡な毎日にスパンコールを付けられるのは自分自身だけだ。フリルもリボンも自分で縫い付ければいい。起きて食べて働いて食べて寝ての繰り返し。特別な出来事もなく、そのくせマイナスな方向に感情は揺れ動く日々。

そんな日常を変えたのは私だ。新しく始めたことが2つある。

1つ目は、ギターだ。知り合いから使わなくなったギターを譲ってもらったため、弾き始めた。小学生の頃けいおん!を見た時、高校生の頃blankey jet cityに出会った時、大学生の頃バンド活動をしているアイドルを好きになった時、ギターを始めようと思うタイミングはいくつもあった。
しかし、ギターを始める勇気が出なかった。私は新しい何かを始める一歩を踏み出すことが苦手だ。今回ギターを始めることができたのも、背中を押してくれる人がいたからだ。
ギターを弾くことは想像の100倍難しい。私はネイルをしていて爪が伸びているため、余計難易度が高くなっているらしい。まずは、NirvanaのSmells Like Teen Spiritを練習している。4日目でイントロがゆっく〜りなら弾けるようになっているくらいで、まだまだ先が長い。しかし、少しずつでも確実に成長していることがわかり楽しい。朝起きてギターを弾き、昼ごはんを食べてギターを弾き、好きなバラエティを見ながらギターを弾き、平凡な毎日にギターを弾くという動作が加わるだけで特別になる。私は明日も朝起きてギターを弾く、昼ご飯を食べてギターを弾き、生活の中にギターが存在していることが当たり前になることが楽しみだ。

2つ目は、パッチワークだ。古着屋の安い洋服、自分の家にあるいらない洋服、使わなくなった布を組み合わせてバッグを作った。ミシンを使うことは中学生の家庭科の授業ぶりだが、なんとなく体が覚えていた。どの布をどのくらいどのような形で使うか、それらをどのように組み合わせるか、考えることが楽しい。完成したバッグは、パッチワーク特有の手作り感やカラフルな配色でとても可愛らしくなった。中学生の頃は、手芸にハマっていて、手作りでポーチやお守りを作っていたのだがいつのまにか作らなくなっていた。幼い頃の気持ちを思い出して、なんだが懐かしい気持ちになった。自分が好きなものを自分が好きなように作るということ、表現することは楽しい。

スマホ意外に夢中になるものが増え、日々の充実感が増した。まだまだツイッター依存症であり意味もなくスマホをいじってしまうが、以前の私よりはマシになったと感じる。自分にプラスになるような趣味を増やし、インターネットから離れる生活を送れるようになりたい。次は何を始めようとドキドキしている。毎日のように新しいことを始めたい。


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