育てたい③口唇閉鎖
赤ちゃんの頃の唇は富士山唇と呼ばれ
授乳しやすい形となっている。
まだ口を閉じる筋力が少ない
ここから、授乳や手舐め、口遊び、そして食を通じて
唇の形は洗練され大人のような
薄く横に広がった唇の形をとることが出来る
気をつけたいのは
単に口を閉じていればいいのでなく
・ピッタリ唇が閉じれる
・口角が上がる
・上下それぞれの唇が同じ縦幅・横幅
・唇の下に梅干しのようなシワがない
・唇がカサカサしていない
・顔に妙な緊張感がない
などがポイントとなる
口ポカンが増えている
そういう研究もある
口ポカンだと
口の中が乾燥しやすくなり
そのため菌が繁殖すればむし歯や歯周病のリスクも上がる
これらはバランスを取り合っていて
口がポカンとすることにより崩れると
歯並び噛み合わせが崩れることもある
口ポカン・低位舌・口呼吸
別の悩みに思えるが
大体セットだと考える
口が開けば
舌も下がっている
呼吸は大抵口で行われる
お口ポカンは単体の課題でないため
それ一個を解決しようとするのでなく
全ては一つの課題と思って
呼吸や舌や取り組む
つまり全身の健康を幅広く捉えること
開いた唇をつまんで治ることはほとんどない
唇の筋トレーニングだけで改善する子もいれば
マッサージなど感覚刺激からあるといい子もいる
ほとんどの場合、舌のことも呼吸改善も必須だと感じる。
これらのことから「お口育て」では
口唇閉鎖も育てたいものと考えている。