風のルル2
立川M生桃
犬の心が亡くなり、庭に埋めた。恵子の妹はすぐに気がついた。あそこに花がある。それに犬小屋に心が居ない。
何時も見知らぬ人が来たら、知らせる心。
恵子の家の番犬だった。
弟は2日目に居ないと気がついた。
家族会議になり、何処かで犬を貰う話になったらしい。
恵子が私に相談して来た。
犬を 格安で売っている所を探した。既に大人になった犬がいた。価格は88,000円。安いと思った。
定員に尋ねると、生体価格ブラス〇〇パックで160,000円になります。さらに何か加わり20万円ぐらいの話になった。
恐ろしい。犬をネットで譲って貰おうと考えた。
しかし。そのサイトが本当なのか?わからない。
それは、10万円を振り込んだら、近くの動物病院へ取りに行くシステムだった。
それを職場の物知りの師長に聞いた。
師長は、やばいからやめた方が良い。そう言った。
仕方なく。同じお金を出すのなら、子犬からの方が躾もできるからと、結局。近くのペットショップに行った。
そこには、可愛い子犬が居なかった。
仕方なく。次の週に車で2時間かけて別の店舗で子犬を探した。
するとチワワがいた。まあまあだった。
見た感じ賢そうに見えた。
もう。この犬にしよう。そう言って、お店の人に伝えると子犬のチワワを抱かせてくれた。
お店のソファに座って、子犬のチワワを抱かせてもらっていると、警察が私の顔を覗き込んで、何も言わずに、別の人に話しかけていた。
恵子は、子犬のチワワより、その事が気になって仕方ない様だった。
何か揉めている様だった。
そうこうするうちに、1時間経っていた。
恵子は、その揉めている女性と警察の話をずっと聞いていたようだ。
私は疲れて、定員に尋ねた。
すると、他のスタッフは、他のお客様の対応をしているので、同じ系列のお店なので、其方に今から子犬を送るので、家の近くの店舗で、契約して欲しいと言われた。
恵子を呼んで、それを伝え、移動することにした。
するとその女性も警察と話が終わっていたのか?
エスカレーターの所で一緒になった。
近くの女性に喚くように何か言っていた。
恵子の話では、犬の契約の日に、来なかった。何か定員の男性に会いに来ていた。毎日の様に来て、犬は欲しいがなかなか買わずに何かお店に迷惑をかけていたようだ。
出入り禁止にしたいので、何か一筆書いてもらいたかったらしい。それで、警察を呼んだ。
それを心良く思わなかった、その女性が母親らしき人に喚いていたのだ。
皆んなお客が驚いて、立ち止まってその光景を見ていた。
私達は、その店を後にして、2時間かけて帰る事にした。
帰りの車の中で、その女性の事を話した。
恵子は、しょんぼりしていた。
それには、理由があった。
それは、今度、説明するとして、お店に着くと、既に子犬のチワワがお店に到着していた。
どうも。あちらのお店の定員が籠に乗せて、車で運んだとの事だった。
なかなか、ペットショップで働くのも大変だね。と恵子と話した。
店長らしき女性から説明があり。生体価格と訳の分からないセットブラスが2つもあった。結局。子犬のチワワは、46万円になっていた。
恵子は、現金で払います。そう言ったが、お店の人から、無金利のローンを勧めららて、結局、それで購入してしまった。
メスのブラックホワイトタン?らしい。
契約も携帯や車を購入するぐらい、手間と時間がかかる。とても疲れた。
恵子から、貴女は、チワワを飼って躾をしているから、貴女にしばらく任せるから宜しくね。
私は介護職員だから、そんな暇など無いのよ。
そう言われた。