Ruby は最高のクリスマスプレゼント
WOVN のバックエンドエンジニアであり、WOVN アドベントカレンダー15 日目担当のジェロームです。
Ruby と私
WOVN のプログラマー志願者を面接する際に、好きな言語は何か、そして特にその言語の何が好きかを尋ねるのが楽しみです。志願者の中には、特に好きな言語はなく、「与えられたタスクに最適な言語を使う」と言う方がいます。それはもちろん素敵な回答です!でも、私の答えは間違いなく Ruby でしょう。
Ruby は 26 年前に日本人開発者の Matz こと、まつもとゆきひろ(松本行弘)氏が作った言語で、私は 2015 年にワーホリビザで東京に滞在しているときに、この言語と出会いました。求人サイトでプログラミングの仕事を探していたところ、ウェブプログラミングを行う Ruby エンジニアを募集している企業が多いことに気づき、試してみることにしたのです。
当時の私のバックグラウンドは C++ とビデオゲーム/3D プログラミングでしたが、C++ と比較して、言語の柔軟性が高く、複雑な作業をするための短いプログラムをすぐに書けることに新鮮さを感じました。構文もとても簡潔で、角括弧や丸括弧、型がないのですぐに気に入りました。Ruby のコードを読むのは、英語を読むのと同じような感覚だと言われています。
C++ がマシン用に設計されているのに対し、Ruby は何よりもまずプログラマーのために作られているという印象を受けました。まさに「プログラマーにとっての最良の友」です。長年コンパイル時間やメモリエラーに悩まされた末に、私はプログラミングの楽しさを再発見できたのです。その結果、数年後には Ruby のエンジニアとして WOVN に入社することになりました。
Ruby、WOVN、クリスマス
WOVN の主要製品のバックエンドは Ruby on Rails フレームワークを使って書かれているので、Ruby は WOVN の歴史と密接に結びついています。私は最初から参加していたわけではありませんが、スタートアップの最初の数年間、迅速なイテレーションを可能にしたこの選択は正しかったと思っています。WOVN が Ruby biz Grand prix 2017 で大賞を受賞したことをご存知でしょうか?
コミュニティへの還元も重要なので、WOVN は毎年開催される RubyKaigi Takeout 2021 でもスポンサーを務めています。
毎年クリスマスには Ruby の新しいバージョンがリリースされるので、Ruby はクリスマスにも結びついています!Ruby がもたらす新しい便利な方法を取り入れながら、時間をかけて言語が進化していく様子を目の当たりにするのは楽しいものです。去年は Ruby 3.0 がリリースされましたが、次はどんな内容になるのでしょうか?あと数日でわかります!
年末には、その年の成果や学びを振り返り、次の年に向けて「新年の抱負」を立てるのが一般的です。そこで、2022 年の新たな目標として、Ruby に挑戦してみてはいかがでしょうか。手始めに、ちょっとした練習問題を用意しました。このプログラムが何を出力するかわかりますか?(ヒント:もしあなたのコンピュータにまだ Ruby が入っていなければ、代わりにオンラインで試すことができます: https://try.ruby-lang.org/)
require 'base64'
hello64 =
'ICAg4piGCiAgIC9cCiAgLyEhXAogL1dPVk5cCiAtLS0tLS0KICAgfHwKICBNRVJSWQpDSFJJU1RNQVM='
puts Base64.decode64(hello64)
追記:イースターエッグが好きな方は、Ruby コンソールで「RubyVM」をオートコンプリートしてみてください(例:「RubyVM」と書いて TAB を2回押す)。
# Writer Profile
名前:Jerome(ジェローム)
部署:Product Engineering Department
WOVN 歴:2 年
WOVNの製品・サービスをもっとよく知りたい方、サービス利用にご興味がある方は、以下よりご確認ください。
https://mx.wovn.io/