都内多拠点生活、始めました。

「都内多拠点生活」を初めて、3ヶ月。自分のありたい姿の探求・それに向かって行くためのベースが、少しずつできてきているのではないか、と感じてきつつあるので、それについてまとめてみた。

「都内多拠点生活」とは

自分の定義で、「都内他拠点生活」は、「都内に色々な拠点ベースがあること。分かり易い指標としては、一回だけではなく、定期的に泊まりにいく/時間を使いに行く/帰りに行く”コミュニティ”がある生活をすること。」

なぜ都内多拠点生活を始めたのか?

今振り返ると、ざっくり言って4つくらいの理由と偶然が積み重なって始まってました。

1)”都内”に行くのが、時間的にも、お金的にも、精神的にもプチつらい

まずは、ちょっとしたバックグラウンドから。
私は、東京都の西の端っこ・八王子出身。西の端で生まれ育ち、学校は、小・中・大が東京の地理的など真ん中(中央線の国分寺〜三鷹駅が最寄り)。

たとえば、自分の自宅から渋谷駅につくまで、1時間15分。
そして、三鷹までの定期しかないので、三鷹~渋谷間の運賃308円が消える。行ったら、帰ってくるので、渋谷に行くだけで、1日2時間半と、616円が消える。そう、都内に行くだけで、1日の活動時間のうちの約1/5と、ちょっといいお弁当分くらいがなくなる計算。


これは、私にとっては結構大きな痛手で。
そうなると、その分の元を取りたい!っていうので、人に何人も会いたくなったり、ついでにあるイベントに行きたくなったり、なるべく渋谷にいたくなったりして、「時間を埋めちゃいたい病」の自分の悪い部分をどんどん助長してしまうセッティングになってしまっていた。
更に言えば、結構頻繁に、そのお金と時間そして体力!の損失を続けていると、めちゃめちゃ疲れてしまう自分がいた。すごく楽しそうなイベントだけど、今疲れちゃってるから無理…とかいうので行くのを諦めてしまったイベントがいくつもあった。

2)家以外の居場所が欲しい。

留学から帰ってきて、自分の価値観が明確になったり、自分の考えや、価値観をちゃんと持ってもいい・守ってもいい・表現してもいい、という感覚を持ているようになってきたとき、自分が自分の実家にいることの居心地の悪さを強烈に感じるようになった。

私は一人の人間として、自分なりの価値観・思考を持って(もちろん、時折のアップデートは大切だけど)、それを誰にも強制的に捻じ曲げられることなく、生きていい。家族も、「思考」のベースに立てば、結局は他人。つまり、家族が提示してくる価値観でも、直感的に違うと思ったら、それを体に入れなくてもいい(や〜これ、本当に難しいんだけど…)。そう感じるようになった時、家にいるときのちょっとした(時には直接的な)発言や行動に対して、価値観を押し付けてられているという感覚が、より強くなった。(まあここは、私が向き合うべきところだけど、今はこれ以上に向き合いたいところがあるから、一旦保留することにした。)

家にいても正直苦しいだけだし、寮に入っていて、たまに帰ってくる、くらいの時の方が関係も良好だったし優しくできてたなぁということもあって、そもそも前提としてあった「家にいなきゃ」と言う価値観を持つことをやめた。

3)お金の使い方に関する、感覚の変化

多拠点生活を始めたきっかけは、LDS(Life Design School。今自分が通ってる、自己内省と自己実現をお手伝いするスクール(簡潔にまとめすぎた)。)が終わるのが都内&午後10時、かつ次の日学校が1限で家に帰るのが辛い、と思い、週1で泊まらせてもらうようになったこと。

でも、「週1で、都内に、お金を払って泊まる」という行動を数回繰り返して行く中で、自分の価値観の変化が起こった。
まとめると、こんな感じ⬇︎。

私はこのシェアハウスに泊まるのに、一泊1600~2000円を払っている。もちろんホテルとかと比べたら安い、けど、お金はかかる。

でも、このお金を払うことで
1。自分でいられる(おちつける)空間を夜まで確保できて
2。修学旅行みたいな、友達と一緒にいられる時間を夜まで確保できて
3。なんならペアトークもできて
4。「ありたい姿」に向かって生きてる人たちと一緒に時間を過ごせて(雰囲気とかコミュニティの考え方とか、ただいるだけで体に染み付いてくるものもあって、それが最高なんです。)
5。次の日都内に行く用事も、時間も交通費も少なくてすむ
というメリットがある。

…メリットの方が断然多くないか?!?これで実質1500円くらいで(交通費の往復浮いている分)手に入るって逆にすごくない?!?極暖のヒートテックひとつ分だよ!?

という自分にとってはズドーンとくる腹落ちがあった

そこから、自分のお金の使い方が変わった。
前は、お金を払うことに対する恐怖があった。今手元にあるお金がなくなってしまうことに、どこか罪悪感を覚えたし、バイトの時給と照らして、自分の一時間ってこれくらいの価値なんだ…って感覚になるのが、嫌だった、とおもう。

だから、例えば、「都内に出てきたけど次の用時まで45分(微妙な時間)」という状況になった時。大学2年生までの私は、「お金を使わない」ということにこだわり、その一時間を買いもしないウィンドーショッピングに使っていたとおもう。でも今は、状況に応じて、近くのカフェに入って本読もうとか、なんか書こうとか、そういうことを思えるようになった。


①時間と②お金と③環境の使い方で、人生のQoLは変わる

というクオートを聞いた時(ゆうと、誰の言葉だっけ?)、実感を持ってそうだなぁと感じた。


4)とはいえ、そこまで居住費にお金をかけられない。

自分で言うのもんだけど、今まで学校の勉強にばかりエネルギーを注いできて優先順位の一番にしてた(=そこに時間を相当かけてた)し、資本主義とか搾取の構造にめちゃモヤモヤしてたから、やってたインターンも無給か薄給で、貯金などはほとんどない状況だった。実家生で出費がほとんどない人間とはいえ、入ってこないんじゃ貯まるわけがない(あたりまえ)。ということで、元々の資本金がほぼない状況だった。
そして、休学に入った私だけど、自分のありたい姿を明確化する・自分の選択の基準を明確化することを最優先したかったから、バイトで自分の時間を埋めたくなかったし、行ってみたいと思ったイベントやセミナーやワークショップにはお金を使いたいと思っていた。で、冷静に計算したら、シェアハウスにずっと泊まるのは、今は持続性がない、という判断をした。

そして、結果的に導き出したのが、今の週1でシェアハウス(家の外の居場所)に泊まる、というアクションの延長線上の、1週間に数回、家の外の居場所泊まる、ということだった。

こうして、自分は自宅を含めた複数の拠点での多拠点生活者となった。
(まあ、ゆうて1週間の大半は家にいるので、超ビギナーではある。)

ありがたいことに、自分の友人でシェアハウスをやっている子は何人かいて、お邪魔させてもらった時も、「またここに帰ってきたいな」と思えるところが多かった。今は、ある一軒がベースになっているけど、慣れてきたら、少しずつベースの拠点を増やせたらなと思っている。

その他最近思ってること

シェアハウス結構あるんだね(自分の情報弱者さを実感)
アンテナが立っていないことによる情報弱者だった(いや、いまもそうかも)な私が、最近「都内他拠点生活」関連で知ったことは、シェアハウスめちゃあるよ、ってこと。

動きすぎると逆に疲れる
一時期、いろいろなシェアハウスにお邪魔して、1日ごとに移動するということをやってみていた時期があったけど、数日分のお泊まりセットを毎日担いで次の場所へ、しかも行くだけじゃなくてその前に何か予定入れちゃう、みたいなことをやったことがあって、それはそれで疲弊した。
ので、

自分にした出費
都内他拠点生活をやるんだ!ときめて、その決意とともに買ったのが、折り畳み自転車。昔からお世話になっている地元の自転車屋さんで、全部(本体・カバー・ライト)入れて3万8千円くらいで買った。
ネットには6万くらいからのしか紹介されていなかったのでなんか得した気分になった。(というか、やっぱ専門家に聞いたら、ニーズに合ったもの紹介してくれるんだなと思った)

都内のおうちに泊まるようになって、集合場所までの移動時間の短さに驚いた。
例えば、今頻繁に泊まらせてもらってるシェアハウスから、渋谷まで、20分以内に着く。歩いても40分とか。
…..歩いても時間半分じゃん….
という衝撃がはしった。

それと同時に、
都内の用事が頻繁に入るようになって、
1。電車だと小回りがきかない時がある、
2。小回りのたびにもお金かかる、
3。とはいえ電車の10分は徒歩約1時間になるのでそれなにり疲れるし時間が無駄になる
という考えもうまれ

その折衷案が、「持ち運べる自転車を買って、都内の小回りする移動のときその子を使おう!」だった。
とりあえず、買ってみた感想は、めっちゃたのしみ!だけど重いので(営内の移動や電車は袋に入れて運ぶしかない)自転車以外のものを軽くしないと厳しいかも!
だった。
今後、この新しい相棒を生活にインストールしようと思っているので、その使用方法は試行錯誤できたらなと思っている(もし、オススメの使い方とか、なんかこれ関連のものでパッと浮かぶアイデアある人いたら、教えてください。)


ーーーーーーーーーーーー

この記事の作者・つるたは、類友を探しております。

類友探したい・輪を広げたい、という思いで、ぽつぽつイベントを開く予定です。

いまのところイベントが決まっている日時は⬇︎

* 2/10(月)19時〜 「就活1mmもしてないけど、なんか質問ある?」(場所調整中、詳しくはtwitterに上げると思います。)

です。

もしご興味あれば、twitter @wotsuru0v0 にご連絡ください!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?