【患者さんにも知って欲しい】医薬品供給不足の状況下での医薬品供給情報
このサイトで調べれば、医薬品供給不足の具体的な医薬品を把握することが可能です。
あくまで、製薬メーカーがプレスリリースしている情報の集約サイトである点が注意です。
薬剤師や医療業界の知識がある人には、即活用できるWebサイトです。
そうで無い人にも分かりやすいように、専門用語ではありませんが業界用語を私が解説します。
『通常出荷』
製薬メーカーが医薬品卸へ通常取引として医薬品を販売し、医薬品卸が調剤薬局の発注から販売をいつも通り可能な医薬品の流通状態を意味します。
『限定出荷』
製薬メーカーが医薬品卸への販売実績を基に品薄な医薬品を限定的に販売し、医薬品卸も販売実績に基づいて調剤薬局へ医薬品を販売する流通状況を指します。
『供給停止』
文字通り製薬メーカーが医薬品卸への販売を停止した状態です。この際医薬品卸は、自社が在庫している医薬品を限定出荷のような感じで、調剤薬局の販売実績に因って医薬品を販売する優先順位を付けます。もちろん該当する医薬品を販売してもらえない調剤薬局もあります。
『販売中止』
製薬メーカーが今後は販売をしない意志表示です。医薬品の製造中止とも言えます。こうなると、医薬品卸は調剤薬局への販売を供給停止のように在庫が無くなり次第販売をしません。
まあざっとこんな感じですかね。
患者さんは処方箋を通じて欲しい医薬品があれば、DSJPのサイトを通じて医薬品の流通状況を把握してください。
現在の医薬品供給不足は異状な社会問題であります。諸悪の根源を辿って行けば日本医師会です。
異常な状態が常であれば正常のように、医薬品の流通状況は異状無しです。
調剤薬局は戦線異状なし、ですわ。
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