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昔私を虐待していた母に、禁断の心理検査をとってみた
タイトルの通りなのだけど、お恥ずかしながら私は幼い頃、実母から暴力&暴言&ネグレクトみたいな軽度〜中度の虐待を受けていた時期があった。
それは数年でおさまったし、当時の日本社会ではそう珍しくもなかったのだが、多感だった私のその後の人生の長きに渡って濃い影を落とし続けた。最終的に私は心理学の専門家にまでなってしまった。
(大人になってから本人に確認したら、「子どもを殺す親だっているんだから、あんたは殺さなかっただけよかったと思いなさい」と言われたというオチつきである)
ここに至るまでいろんな過程があったのだけど長くなるので割愛するとして(興味のあるかたはこちら↓をどうぞ)、
その母が近年、割と診断のつきにくい病になってしまったのだ。
ほぼ2年かけた。いろんなクリニック、大学病院にも行ったし内科医、神経内科医、精神科医にも何人か診てもらった。けど毎回診断が違う。「〇〇は当てはまるけど○○は違いますねえ」とか首を傾げられる。いまいちはっきりしない。一応かかりつけの内科に落ち着いたものの、薬も処方されるままに片っ端から試したけどどれも効かない、かといってひたすら休んで寝てても良くならない、放っておけば一日廃人のように横になっている。電話すら出ない。服薬管理もできない。カウンセリングも拒否。とにかく理由もわからずただただ身体&精神状態が悪くなっていく。このままだと冗談抜きで全ての機能が弱って死んでしまうということで、やむをえず、私が彼女の状態をアセスメントをすることにしたのである。
本来なら専門家として、親に心理検査取るなんてとんでもないことである。
(原則、知り合いのはとっちゃダメ。関係性が邪魔をして正しいデータが取れなくなるから)
でも、ここまでいろんな医療者に任せてもわからないでズルズル来てしまったし、
こんな言い方あれだけど自分以外にこの人のアセスメントを頼める人もいそうになかった。
(私はいつの間にか精神鑑定の心理検査を依頼されるくらい、この分野の“専門家”になってしまっていたのだ)
個人的には別に見たくもないし知りたくもなかった彼女の精神内界。
でも、このまま彼女を放っておくこともできなかった。しかも自分の専門分野上で困っている彼女のことを。
まさか自分が、これまでクライエントさんたちや患者さんたちのために磨いてきたこのスキルを、母親のために使うことになるとは。人生とは不思議なものだ。
私が今回彼女にメインでとった心理検査、それは
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