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バーンアウトについて思うこと

こんにちは!さっつんです。
気がついたら2月も後半戦突入。まさに、逃げる2月。

先日かをりが書いてくれた記事「新年早々To doを詰め込みすぎたらバーンアウトした話」から、どうやったらバーンアウトを防げるかについて、私の考えを書いてみようと思います。


バーンアウトってなに?

AIに聞いてみました。
「バーンアウト(燃え尽き症候群)とは、仕事や責任の重い活動による慢性的なストレスが蓄積して、心身のエネルギーが底を突く状態を指します。」

心身のエネルギーが底をつく状態か。。。多くの方が一度や二度、何度も経験したことがあるかもしれません。心身のエネルギーが底をつくと、やる気や自信を失ってしまったり、これまで楽しいと思えていたことに身が入らなくなったり、無気力になってしまうとのこと。

ここでバーンアウトについての説明を書かなくても、ネットの記事や書籍である程度把握することはできるのでここでは割愛したいと思います。

バーンアウトは悪いことなのか?

さて、ネガティブな意味合いで書かれることの多い「バーンアウト」ですが、そもそもバーンアウトは悪いことなんでしょうか?

バーンアウトする前によく見られる行動として、何かに打ち込んでいたり、精力的に取り組んでいたり、新しい何かに取り組んでいることだったり、普段と異なる環境や状況で、心身ともにエネルギーを燃焼させていることが多いと思います。

上記の行動をしないでいれば、バーンアウトする原因を取り除けるはずです。

・・・?

いやいや。日々の生活の中で、踏ん張らなくてはならない時や物事はどうしても発生してしまい、でもバーンアウトしたくないから「やらない」という選択はできない状況は避けられないことも多いのではないでしょうか。その後のことなど考えてる余裕がなく、とりあえずしのげ!やりきれ!と自らを鼓舞し、時には他人をも巻き込んで、すべてのエネルギーを注ぐ、その結果、燃え尽きてしまう、これがバーンアウトの構造だと私は理解してます。

バーンアウトしている状態(燃え尽きて何もかもやる気がでない状態)だけを見ると、このような状態を避けるべきと思えるかもしれないのですが、その状態に至るまでの経緯をみると、私はバーンアウトすることが決して悪い事のようには思えないのです。

話は変わりますが、子どもを見てると、外で遊ばせるとしょっちゅう怪我します。すり傷、切り傷は当たり前、打撲や突き指、はたまた骨折とか。。。これらの怪我はできるだけ防いであげたいのですが、でもその前段階である「外で遊ぶこと」まで取り除くことに私は抵抗があります。怪我をしたら適切な応急処置をすればいいですし、この経験から子ども本人が命にかかわる危険な行動を学ぶことは儲けもんだと思えるのです。生きていることは大前提ですが。

バーンアウトの話も似てるなと思ってまして、バーンアウトが怖くて新しい挑戦や責任ある仕事を諦めたり、燃え尽きないよううまくやろうとして本来やるべきことに集中できなくなってしまうのは本末転倒だと感じるのです。なんだか「がんばっちゃだめだよ」って言っているような印象を受け、バーンアウトをした人に対して「がんばったことがいけなかった」みたいな後悔はしてほしくないなといつも思います。

バーンアウトすること自体は悪くなく、大事なことはその兆候をどう拾えるか、バーンアウトしたらどうリカバリするか、リカバリを早めるため準備しておくことかもしれません。つまり、私はバーンアウトしないことを考えるよりも、バーンアウトした場合に早くリカバリができるような予防策に重きを置いています。

バーンアウトとうまく付き合えるか?

気がついたら、長い前置きになってしまったのですが、ここからようやくバーンアウトとの付き合い方をご紹介します。

バーンアウトの兆候をつかむ

ご自身のストレス耐性だったり、何にストレスを感じるのかを正確に把握することをおすすめします。就職活動を経験された方なら一度はやったことがあるであろう、自己分析。徹底的に自分の得意なこと、苦手なこと、好きなこと、やりたいことを深堀りしてください。私の経験ですが、すごくしんどいと思います。でもこの自己分析から、何に対してストレスを感じるのかがだいぶはっきりして、ある程度の予防策を取ることができます。

例えばですが、私はコツコツ同じ作業をこなすことが非常に苦手です。家事でも仕事でもこのような作業をすることになったら、他の方にお願いするか、期間を決めてやるようにします。無理して無期限で取り組んでしまうと、大好きだったこともできなくなることは経験済みなので、「今、私は苦手なことをやっている。失敗してもしゃーない。」と認識しながら、文字通りこなしていきます。本質的解決方法ではありませんが、やらされていることだと割り切るだけで、だいぶ気持ちが楽になります。

バーンアウトしたあとのリカバリ方法を決めておく

まず、バーンアウトすることをあまりネガティブに捉えないでおく前提でいきたいです。燃え尽きて無気力になってしまっても「あれだけがんばったら当然だよね、お疲れ様」ぐらいの気持ちで自分自身を受け止めてあげてください。

バーンアウトしたときに、家族や友人に話すでもいいし、旅行にいくでもいいし、ひたすら眠るでもいいし、アニメや映画を一気に観るでもいいし、いっさい何もやらないで窓の外の風景をみるでもいいし、とにかく他人に迷惑をかけたり犯罪行為でなければ、なんでもいいと思います。

おそらくバーンアウトしたあとにいろいろ考えるのは厳しいと思うので、せめて元気なときにセーフティネットとして、落ち込んだ自分をなぐさめるアクションを準備しておくとよいのかなと思います。

リカバリ方法を実施できる環境を整えておく

一方で、リカバリ方法を実施するのは難しい状況なんていくらでもあると思います。責任ある仕事をしているのに休んでいられない、小さい子どもがいるから一人の時間なんて作れない、お金がないから旅行なんていけない、などなど。

ですので、自分にまだ元気があるうちに、環境を整えておくことが非常に重要だと思ってます。環境整備には時間のかかるものが多く、バーンアウトしてからやろうと思うと間に合わないこともあるからです。

何でも話せる人間関係だったり、いつでも転職できるスキルアセットだったり、あてにできるアウトソーシングだったり、これらはすべて一朝一夕で得られるものではないのですがバーンアウトしてもリカバリできる手段になります。バーンアウトしてからやろうと思うとかなりしんどいので、普段から「人間は燃え尽きる生き物だ」と思って行動すると様々な可能性がみえてくると思います。

最後に、私が一番感じることとして、頑張ってる自分を肯定的にみとめてあげてほしいです。I'm enoughだろうがI'm not enoughだろうがどう感じててもいい、無茶なことしてもいい、なりふりかまわずがむしゃらでもいい。燃え尽きたら一度止まって、もう一度始めてみたらと思うんです。一人で立ち上がるのが難しかったら、誰かに助けてもらえばいい(ちょうどこの記事のトップ画像のように、誰かにねじを巻き直してもらうように)。

これも個人差があるとは思いますが、頑張って無駄なことは一つもないので、やろうと思った時にやったらいいんじゃないかなと思います。

あらあら、長文になってしまいました笑
みなさんも「無理だなと思ってやってみたら、実はやってみてよかったこと」があれば思い返していただければいいなと思います。コメントもよろしければぜひ。

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