山名和樹

世界を旅するTraveler。でも、一番好きなのは日本、でも住みたいのはアメリカ・ユタ…

山名和樹

世界を旅するTraveler。でも、一番好きなのは日本、でも住みたいのはアメリカ・ユタ州。世界は広い、というよりも丸いを伝えたいと思っている。趣味は早起き、仕事、読書。臨床心理士・公認心理師(2021年度合格、登録手続き中)、グローバル教育部部長・社会活動家・投資家。

マガジン

  • 教育者のための読書

    自分が読んだ本を教育者という目線で解説しています。教育関係だけではなく、幅広く読んでいます。

  • AO入試のススメ

    AO入試の指導を続けてきた筆者が合格に近づくための資料作成について私的に述べる。AO合格に近づける様々な活動を紹介していく。

  • アタマのナカ

  • SDGsPicks

    • 65本

    SDGsを知る・楽しむ・行動するをテーマに専属ライターが独自の視点から社会のSDGsを語ります。より多くの人たちにSDGs理解啓発を目指したオンラインマガジン。

最近の記事

少しずつ歩み始める

 コロナになったり、濃厚接触になったりとコロナに悩まされる年だと感じます。そんな中、自分は特に何もせずにただ時の流れに身を任せて明日に備えて生きる毎日。しかし、最近ちょっと刺激的な案件があって、そのため自分をさらにアップデートさせなければならない必要性に迫られています。その刺激は近日中に大公開出来るかな?  思い起こせば自分は攻撃が得意だったのにいつの間にか守備が得意になっていた。年齢を重ねるというものはそういうものかもしれない。でも、それも心構え次第で実は乗り越えられる壁か

    • 「LISTEN」ブックレビュー

       聞くことは自分を成長させること。考えてみれば、教師という仕事は発信することがほとんどで腰を落ち着けて話しを聞くということが少ないように思う。生徒指導の場面でも自分の考えを一方的に伝えているケースが多いのではないだろうか?  しかし、それは本著によると教師側の機会損失である。人はインプットにより学ぶのだ。インプットというと読書や動画、そして教科書からの情報を仕入れることが想像される。しかし、「人の話しを聞く」という行為もインプットであり、読書や映画よりも効率的に自分の人間性

      • 面接の準備方法

         AO入試で書類と共に大切なことはもちろん面接である。最近は時代の流れもあってか、プレゼンテーションを対面の場で行わせる大学も増えてきたが、それでも実施後には必ず面接が課せられるなど、面接自体がなかったという話は聞かない。企業の採用ももちろんそうである。それだけ、人と人とが会うということは社会生活において最重要事項なのであろう。  面接はもちろん得意、不得意はある。しかし、自分がどういう人間か自分の口から最大限にアピールできるこの機会にしっかりと準備を積んで、生かして臨んで

        • 人生は人と人との関わりの物語

           昔から自分は死生観というものに強い興味を持っている。大学院時代にPsychology of Deathという授業を取ったし、死生学の大家である故アルフォンス・デーケン先生の講演を聞き、本も何冊か読んだ。最近では、シェリー・ケーガン先生の著書を短編版と長編版どちらも読破。死に関していえばちょっとしたスペシャリストだ(笑)。  まず先に断っておくべきは、死生学に興味関心が強いからと言って、悲観論者では決してない。むしろ、楽観主義だし未来はいつでも明るいものだと信じている。では

        少しずつ歩み始める

        マガジン

        • 教育者のための読書
          13本
        • AO入試のススメ
          3本
        • アタマのナカ
          1本
        • SDGsPicks
          65本

        記事

          点で語るな線で語れ

           AO入試(総合選抜型入試に名前は変わっているが、ここでは便宜上AOと呼ばせてもらう)で必要なことは文章で自分の力をアピールする力である。AOとは今までの自分の取り組みを評価してもらう入試形態であるが、それをアピールする術は文章しかない。いくらプレゼン力があっても、書類の時点で、落とされてしまっては次には進めないのである。  日本の教育の問題か、普段自分をアピールすることに慣れていない高校生の文章を見ると、出来事を点で語るケースが多い。  例えば・・・  私が一番がんばっ

          点で語るな線で語れ

          総合選抜型入試(AO入試)のススメ

          受験シーズンに突入した。この時期になるとよく相談を受けるのは総合選抜型入試(以下AO)についてである。「どんな文を書けば絶対合格か?」と聞かれれば、それへの回答はないが、「合格に近づくことの出来る文とは?」という問いであればある程度、自分の中でも固まっているものがあるので伝えられるかなと思う。ここでは、今まで培ってきたそんな知識を共有していきたい。ちなみに今までの指導実績といえばSFC(慶應大学湘南藤沢キャンパス)、中央大学、立教大学などだ。 本題に入る前に、なぜAOなのか

          総合選抜型入試(AO入試)のススメ

          教育と社会は相反するもの?

           先日、本校が加盟する東京NBCで教育✖️企業研究部会というものを立ち上げた。加盟していきなり部会を立ち上げる人はいないようで驚かれたが、そこには教育分野で長年身を置いている自分が危惧している問題の解決を目指したいという目的もあり、多少強引ながらも進めさせて頂いたのでご容赦願いたい。なお、本研究部会は学校の先生と経営者がお互いの分野を知っていくということも目的の一つである。興味のある先生はぜひ参画をお願いしたい。 連絡は k_yamana@shotoku.ed.jp  

          教育と社会は相反するもの?

          人権か発展か

           個人情報の取り扱い方法について規制が厳しくなってきた。私がアメリカにいた時は正直そこまで個人情報保護を強く意識することはなく、日本に帰ってきてその厳しさに驚いたぐらいである。最初は日本は厳しすぎると感じていたが、アメリカやEUがGAFAに対して制限を強める決定を次々に下していることからして、今までの自分の考えが間違っていたのかもしれないと無知を反省する次第である。  SNSは簡単に発信できる分、自分自身の情報をあまりに広範囲にさらけ出すという危険性は確かにある。実際、この

          人権か発展か

          大阪なおみ選手の辞退と教師問題

           テニスを普段から見るわけではないが、ニュースウオッチャーとして今一番気になるトピックはこの表題。全仏オープンの試合後記者会見をボイコットした一件である。最初、この件を報道で見た時、皆さんはどう思っただろうか?ニュースを見ている限り、この行為を好意的に捉えた人はほとんどいなかった。もちろん、私はこのことを報道で知ったので、追い出されたメディアが彼女の行動に好意的な記事を書くことはないだろうが。  結局6月1日のニュースを見ると「長い間うつに悩まされ、その結果の行動」というこ

          大阪なおみ選手の辞退と教師問題

          新たなデジタルの世界

           世の中のDX化が進み、デジタルの世界がすでに我々の身近なものとなった。今となっては学校教育に欠かせないツールとなっており、政府から出される教育方針もデジタルありきとなっている。日本のそのような流れに反するようにデジタルを生み出した国アメリカでは「デジタル・デトックス」が流行りつつあるようだ。  お金を払って高価な端末を購入しているのに、それから自由になるには再び高額なお金を払わなければならないというのはなんとも皮肉なものだ。まさに薬物依存症からの更生プログラムに近い感覚。

          新たなデジタルの世界

          イスラエルとガザの争乱から思うこと

           連日紙面トップを賑わす、イスラエルとガザ地区を支配しているハマスの争乱。ガザ地区というところは日本にいる我々からすれば得体の知れない場所である。壁で覆われ、生活に必要な品も不足し、失業率は2014年には43%で若者に限れば60%を超えるている。そのデーターから年月は経過しているのでさらにひどい状況かも知れない。  ここには複雑な歴史や文化、宗教が絡み合い、このような問題へと発展している。それをここで説明することは割愛するが、興味があれば下記の本を読んでもらいたい。  日

          イスラエルとガザの争乱から思うこと

          マクロとミクロ

           こういうブログを書いていると少なからず批判的な意見を浴びたりする。こんな小規模ブログですら、批判的な意見が寄せられたりするのだから、インフルエンサーと呼ばれる人たちはさぞかし大変だろう。ネット上には様々な意見を持つ人たちがいて、自由にその意見を検閲なく発信できる。それは良さでもあり、モラルを守るのは発信者自身の匙加減のみという危うさもある。だからこそ、インフルエンサーたちの自殺は後を経たないのである。  さて、そういった批判的記事を目にすると大体の場合、価値観が一方通行な

          マクロとミクロ

          オリンピックは本当に開催できるのか?

           残るところあと3ヶ月あまりとなった東京オリンピックの開催。ここにきて、中止論が強くなってきた。今のところ不参加を表明しているのは北朝鮮しか聞かないが、これから表明する国が増えてくるかもしれない。  それにしてもなぜそこまで開催にこだわるのか。それに関しては以前にも記事に書いているが、大きな理由は経済的損失であろう。ただでもコロナの影響により経済的に大ダメージを負った日本が五輪中止となれば、それに追い討ちをかけるどころか、息の根を止める事態にもなりかねない。一説によると中止

          オリンピックは本当に開催できるのか?

          教育の今後と教師論

           自分の担当している授業「国際協力プロジェクト」「地域貢献プロジェクト」はとにかくお金がかかる。講師への謝礼や物品購入などなど。そのため生徒負担を少しでも減らす為、毎年研究助成金を申請している。そのような流れの中でいつの間にやら年度毎の自分のテーマが決まるようになってきた。  去年は日本私学教育研究所の委託研究を受け、「PBL型授業における教師の言葉かけ効果の検証」を行なった。良い言葉かけは、生徒たちのPBLへの取り組みの動機付けにつながるという仮説を立証する結果だった。当

          教育の今後と教師論

          仮想通貨の世界

           ビットコインの値が高騰しているのは皆さんもよくご存知のことだろう。実態がないのに貨幣として取り扱われるこの仮想通貨。他にもイーサリアム、リップルなどなど数え上げたらキリがない。なんとその数は2100種類以上あるらしい。その中で次のビットコインは何か?と探すのは宝くじを当てる感覚でもあるのだろうか?  以前知り合いのトレーダーが「これからもビットコインは来るよ。」と言うので少しずつ(本当に少しずつ)買い続けているが正しかった!相場の世界で生きる人間には仮想通貨の未来性がわか

          仮想通貨の世界

          連休で思うこと

           日本は祝日が多い国だ。こんなことを発信すると「なんてことを言うのだ!」とお叱りの声を頂きそうだが、現実である。  筆者は趣味でFXをやっているが、外国の市場は本当に閉まらない。それに比べて、日本は「またか。」と言いたくなるほど相場が休みになる。これは一体なぜなのだろうか?  世の中にはエスニックジョークというものがある。これは、それぞれの国の国民性を表す冗談なのだが 沈没する船から海に乗客を飛び込ませるとき、船長は考えてこのように言った アメリカ人の乗客には「飛び込

          連休で思うこと