ヘルスリテラシーの誤解
近年、『ヘルスリテラシー』という言葉をよく聞きます。
これを定義すると次のような内容になります。
健康情報を入手し、理解し、評価し、活用するための知識、意欲、能力であり、それによって、日常生活におけるヘルスケア、疾病予防、ヘルスプロモーションについて判断したり意思決定をしたりして、生涯を通じて生活の質を維持・向上させることができるもの。
この法則に従って対策をとるならば、
健康セミナーや健康情報の共有などが一番はじめにきます。
さて、ここで思い出してみてください。
健康セミナーに"自主的に参加する人"は社内にどれくらいるでしょうか?
特定保険指導を受けて行動変容に繋がっている人がどれくらいいるでしょうか?
情報を入手するきっかけとして
内的要因と外的要因があるわけですが、
『伝え手』と『受け取り手』の間に大きなギャップがあるんじゃないかと思うのです。
いまある外的動機付けの多くは、
恐怖心を植え付けること!!
なぜなら 恐怖を与えることが一番効果的だと考えているから。
伝えていく私たちは、
まず、この風潮を変えていく必要があると考えています。
その理由は、心理学や成功哲学などを触れたことがある人ならば容易なはず。
取り組むソースが重要ということですね。
トヨタが終身雇用はもう無理だ!!と発表しましたが、
こんなときだからこそ健康経営をすすめる必要性があるんです。
会社が一生守っていけない時代だからこそ、
自社と関わっている間に健康的思考を持ち、自立してもらうこと。
雇用されている側も、
早いうちに一人一人が健康と人生の関係性に気づきアクションを起こしていくことが大切だということ。
健康経営の担当者でさえ、
もう他人の心配をしている場合ではなく
自分自身の生き方=健康を考えなければならない日がきました。
結論、ヘルスリテラシーのスタートは、
情報を入手する前に『オープンマインド』づくりが大切ということです。
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