メモ書き:大地震・大災害で東証・大取は停止するか?その場合、SQはどうなる?
大地震の際のプット掛け捨て投機法で知っておかないといけないのが、そもそも東証の現物株の売買が止まったら、日経平均自体が算出されないので、現物株を売買する東証や先物オプションを売買する大阪取引所が、止まるのか?その場合、SQの扱いはどうなるのか?
JPX(東証・大阪取引所)に聞いてみました。
ざっくり簡単に説明すると、現物株について「メインサーバーで売買の継続が出来ない場合、サブのサーバー・バックアップ系統に24時間以内に切り替えれるよう頑張る」という感じですね。
JPX:【BCP(緊急時事業継続計画)について】
先物・オプションについては、現物株の1次サーバー系・2次サーバー系の両方がダメな場合、日経指数自体が算出できませんが、SQ日ではない日の現物株立会が中止になっても、SQの満期日までの日数は変更がないようです。
例えば、現物株の取り引きが2日間(ただし、SQ日当日を除く)中断せざるおえなかったら、SQ日がもともとのSQ日より2日後ろにずれるということは、起こりません。
つまり、オプション買い方は、現物株の取引自体が停止するとタイムディケイでポジションがやられてしまうという事です。
このことから、あまり満期日まで期間の短いウィークリーのプットオプション買いだけで「大地震」大暴落を取りに行くというのは、現物株の売買停止自体が日経指数が下がるのを止める役割を持ってしまっているので、難しいかもしれません。(数日間、取引が止まるほどの関東大震災級の首都直下型地震の再来をイメージしてます)
また、日本の現物株には「値幅制限・ストップ安」という制度があるため、そこから計算される日経も、理論上「1日で日経指数自体が下げることが可能な値幅」には上限が出来てくるので、直近のウィークリープットオプションだけのポジションより、もう1週先のプットオプション・ファーOTMぐらいも買い建てていた方がよさそうです。
また、SQ日当日に「終日」にわたって取引が行えない銘柄が発生してる場合には、SQ日が1日、後ろにずらされる「繰り延べ」される仕組みです。
JPX:【デリバティブ市場における取引に関する
コンティンジェンシー・プラン】
nlsgeu000004tx5n.pdf (jpx.co.jp)
JPX:【先物・オプション取引に係る特別清算数値等に関する
コンティンジェンシ-・プラン】
nlsgeu000004tx5z.pdf (jpx.co.jp)
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