#BlackLivesMatterって何?
最近ニュースでBlack Lives Matter(ブラック・ライヴズ・マター)と言う言葉を聞くのが多くなってきたと思います。
Black Lives Matterとはアフリカ系アメリカ人が白人警察官に不当に暴力や殺害されることです。Black Lives Matter 自体は2013年ごろから始まったムーブメント(運動団体)です。しかし、2020年5月25日に白人警官にGeorge Floyd(ジョージ・フロイド)さんが殺されたことを機に、黒人は"Enough is enough"、もう十分だと言いました。その後すぐに、ジョージ・フロイドさんが殺されたミネアポリス(ミネソタ州)でデモが始まりました。そのデモはすぐに州全体に広まり、今ではアメリカ全体で怒っています。ジョージ・フロイドさんを殺害したと言われている警官は最初は罪を問われませんでしたが、デモの影響もあり有罪とされ、5月3日に一緒にいた他の3人の警官も罪が問われることになりました。
(ジョージ・フロイドさんが発していた”息ができない”が象徴となり、皆地面で息ができないような体制をするデモが起こっています)
警官からの黒人への人種差別は1500年ごろ、アメリカが奴隷を輸入し始めた頃へ遡ります。アメリカは1492年にクリストファー・コロンブスによって発見されました。1619年に農業を始めるために奴隷をアメリカやカリブ島から輸入し始めました。1800年には黒人が自分たちの権利を訴え始め、1861年に始まったアメリカ南北戦争が奴隷を無くすために始まりました。1865年には合衆国憲法修正第13条が書かれ、奴隷制度がなくなりました。それに続き、合衆国憲法修正第14条、15条が書かれ奴隷だった黒人も合わせ市民権と投票券が与えられました。しかし、黒人への差別は消えませんでした。憲法が加えられた直後にJim Crow Laws(ジム・クロウ法)と言う、黒人へ大しての人種差別的内容を含む州法が1876年から1964年存在しました。この方は、"Seperate but equal"、分かれているが尊しいと言うことで、トイレやバスでの席が差別されました。この差別に対して戦うために公民権運動が多発しました。その象徴となるのがMartin Luther King Jr.(マーティン・ルーサー・キング・ジュニア)です。彼は暴力を使わないデモの方法を訴えました。公民権運動のおかげで、人々の黒人への偏見が変わってきました。しかし、まだまだ差別は続いています。
今起こっている警官からの黒人への人種差別は、歴史と関係しています。アメリカは憲法13条を設立したときに、奴隷が少なくなってしまいました。その足りなくなってしまった手を補うために、小さな罪を犯した黒人を簡単に捕まえ、刑務所へ送りました。そして、その刑務所へ送った人を奴隷のように使いました。
それに続き、アメリカの大統領たちは黒人を捕まえては牢屋へ送り、それでエコノミーを回していました。そのせいで、黒人は悪いことをしている危険なものだと言う偏見が作られてしまいました。白人の警察官はそう言うシステムの中働いているので、黒人を見つけてはこいつは危険だと察知してしまいます。
アメリカで”システムを変えよう”と言われているのは、このMass incercerationと言われている大量投獄を止めようといることです。
とってもおすすめのドキュメンタリーが、Netflixに乗っている13thと言うもの。アメリカの人種差別、法と政治、そして大量投獄の関係性に踏み込んだ作品です。この作品は歴史を今起こっていることと結びつけるだけではなく、どうアメリカの政治家や大統領、個人会社が関係あり、そしてトランプ大統領が歴史を繰り返しているかについて説明しています。
他にいいリソースはHuffpost (https://www.huffingtonpost.jp/)やCNN.jp(https://www.cnn.co.jp/)がとてもよく説明しています。
まだまだこの問題について書きたいことはたくさんあります。
これからも今起こっているだけでなく、なぜこう言うことが起きているのかをシェアできたらといいと思っています。もっと日本人に世界で起こっていることを知って、興味を持って、家族や友達と話して欲しいと思っています。これからは情報提供だけでなく、自分の意見も入れて行きたいと思うので、興味があったらフォローやいいねして、シェアしてもらえると嬉しいです。インスタではもっと”今”を共有しているのでよかったら@worldnews.jpでみてみたください。
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キーワード:
Black Lives Matter/ブラック・ライヴズ・マター:アフリカ系アメリカ人のコミュニティに端を発した、黒人に対する暴力や構造的な人種差別の撤廃を訴える、国際的な積極行動主義の運動である。特に白人警官による無抵抗な黒人への暴力や殺害、人種による犯罪者に対する不平等な取り扱いへの不満を訴えている。
George Floyd/ジョージフロイド:2020年5月25日にミネアポリス近郊で警察官に殺害された[3]アフリカ系アメリカ人の黒人男性である。2020年5月25日当日、一人の白人の警察官を被疑者と指す告訴状によると、手錠をかけられたフロイドが、呼吸ができない、助けてくれ、と懇願していたにも関わらず、8分46秒間フロイドの頸部を膝で強く押さえつけ、フロイドを死亡させた。
合衆国憲法修正第13条:公式に奴隷制を廃止し、奴隷制の禁止を継続すること、および制限のある例外(犯罪を犯した者)付きで、自発的ではない隷属を禁じたアメリカ合衆国憲法の修正条項の一つである
Jim Crow Laws/ジム・クロウ法:主に黒人の、一般公共施設の利用を禁止制限した法律を総称していう。
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