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ワールドライブラリーのドイツ絵本

10月3日は「ドイツ統一の日」、本国では国民の祝日です。東西を分断し続けた「ベルリンの壁」が崩壊し、1990年10月3日、45年に及ぶ分断を経てドイツ再統一が成立しました。

きっと、大人の方は、某食品会社のテレビCMでお馴染みの「ベルリンの壁」かもしれません!かく言うワールドライブラリーのスタッフである私も、1年間ベルリンに住んでいたこともあり、書きながら、今、懐かしさを感じています。

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そして、2021年は、「日独交流160周年」となる記念すべき年なのです。

「絵本を通じて、世界と出会い、世界を知るきっかけをつくる。」
ワールドライブラリーは、世界の絵本を翻訳出版し、日本の子どもたちへ絵本を届けています。

今回、ワールドライブラリーから出版している「ドイツ」の絵本4冊を翻訳された翻訳家さとうよしこさんに、コメントをいただくことが出来ました。

さとうよしこさん訳のドイツの絵本はこの4冊!

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これまで翻訳させていただいた4冊の絵本は、ささやかな冒険物語やドラゴンの登場するファンタジー、弟が生まれてお姉ちゃんになった子どもの気持ちを描いたものなど、テーマはさまざまですが、ことさらドイツの絵本であることを強調した作品ではありません。けれど、じっくり読んでみると、ドイツの絵本ならでは、と思う部分もあります。たとえば『シロクマくんといっしょに』で、動物園をぬけだしたシロクマくんと主人公が売店で買うのは、カレー味のソーセージ(カリーヴルスト)です。以前ドイツで食べたカリーヴルストのスパイシーな味を思いだし、舞台が日本だったらふたりはなにを買ったのかな、と思いながら訳しました。

絵本で世界中を旅しよう!

グローバル時代を生きていく子どもたちにとって、文化や価値観の違いを当たり前に受けとめる感覚を養うことは、語学のスキルを磨くこと以上に大切なはず。
一つの時代をつくるあたらしい国際感覚を育てたい。そんな志をもってこの事業をスタートしました。

世界の絵本に触れることで今まで知らなかった、色、音、匂い、味があることに気がつきます。
それは、空の色であったり、街から聞こえてくる人々の声、食べ物の匂い、空気の味わいなど、私たちの普段の身の回りにあるものでさえ新鮮に感じることでしょう。

インターネットなどを通じて世界の情報を瞬時に知ることができる今だからこそ、WORLDLIBRARYの絵本を開いて世界の文化をのぞいて欲しいと思っています。