Alta Badia(ITA)アルタバディアってどんなとこ?
毎年イタリアシリーズとしてアルペンスキーワールドカップが開催されているアルタバディア。どんなところか見ていきたいと思います!
2023-2024シーズンも、以下日程でもちろんスケジュール組まれています。
今回も2連戦ですね。
2023年12月17日(日)18日(月)大回転(ジャイアントスラローム・GS)
2023-2024シーズンのスケジュールはこちらの記事でも紹介しているのでぜひ読んでみてね。
どんな場所?
アルタバディアは、北イタリア 南チロルのドロミティ山脈にあります。ドロミティは、2009年にユネスコ世界遺産に登録されています!
そのドロミティにある世界最大のスキーカルーセルであるドロミティ・スーパースキーの中心にアルタバディアがあります。
地図はこちらです。
ドロミティ・スーパースキーは、12スキー場に450のリフト・ゴンドラ、コース総延長は1220kmもあるんだとか!広すぎてもはやよくわかりません。
その中の直結している4つのエリアの1つがアルタバディアで、ヴァルガルディナ、ヴァルディファッサ、アラッバ・マルモラーダの3つのエリアと合わせた500kmものゲレンデに自由にアクセス出来るそうです。
しかも、ドロミティ・スーパースキーは1つのパスですべてのエリアが滑れるのでスキー好きにはたまらない場所ですね!
アルタバディアと直結しているヴァルガルディナでもアルペンスキーワールドカップが開催されています!日程がいつも近いこともあり、イタリアシリーズと呼ばれています。
ヴァルガルディナについては、以下の記事でも紹介しているのでぜひ読んでみてね。
アルタバディア公式HP
ドロミティ・スーパースキーの公式HPも別にあるのですが、世界最大級のため?!HPの情報量も多いので、アルタバディア公式HPのほうをご紹介します。
アルタバディアスキー場は、標高1,300~2,778mに位置していて、スキーシーズンは、例年12月から4月までのようです。
ジャンプ台、レール、フープなどを備えたスノーパークやファンゲレンデもあるみたいで、大人から子供まで楽しめそうです!
クロスカントリースキーやスノーシュー、ウィンターハイキングなどのアクティビティもあるので、長期滞在でも飽きることはないでしょうね!
リフト1日券は、大人67~74ユーロ。日本円で約10,000~12,000円くらいです。(2023年9月現在)
ドロミティ・スーパースキーエリアすべてが滑れるリフト1日券は、大人72~80ユーロ。日本円で約11,000~13,000円くらい。(2023年9月現在)
物価も違うので当たり前ですが、日本のリフト券よりは高いですね。
でもこれだけ広大で色んなコースを滑れると思うとその価値あるなーって思うのはおばさんだけでしょうか??
また、アルタバディアは持続可能な観光地として国際的な保証であるGSTC認証を取得しているんだとか。排出量の削減や環境に配慮したイベント開催、緩やかな移動を推奨し、森林再生プロジェクトなどの取組もしているそうです。
スキー場マップ
3Dスキー場マップはこちら!マップ上で遭難しかけるほどの広さです!さすが世界最大級!
アルタバディアだけで言うと、53リフト、130kmのゲレンデ(初級:青コース74km、中級:赤コース47km、上級:黒コース9km)があるそうで、ここだけでも日本では考えらない広さですね!
どんなコース?
ワールドカップが開催されるコースは例年同じコース。どんなコースなのか見ていきたいと思います!
大会公式HP
大会公式HPはこちら!チケットや宿泊情報が載っています。
アルタバディアでのアルペンスキーワールドカップ開催は、今回で38回目なんだとか!歴史がありますね!
レース開催コース
アルタバディアといえば!超有名なコース、The Gran Risa グランリサです。
選手たちが、「Alta Badia アルタバディア」より「The Gran Risa グランリサ」のレースと言うくらい!
選手たちのInstagram投稿にも「The Gran Risa グランリサ」がタグ付けされるんです。そのくらい、このグランリサでのレースは伝統があります。
スキー場の3Dマップの検索窓に「Gran Risa」と入れて検索するとコースが表示されます。傾斜や長さ、左右に振られる難しさがよくわかりますよ!
大会公式HPでも、グランリサの歴史やどんなコースか詳しく紹介してくれています。グランリサのコース概要は以下の通り。
スタート地点: 1,868m
ゴール地点: 1,420m
全長: 1,225m
ここグランリサでの最多勝利数は、Marcel Hirscher(AUT)マルセル・ヒルシャーの8回なんだそうです!年間総合タイトルを8回獲ってますから納得です。
おばさん的に興味深かったのが、グランリサのコースがどうやって作られているのか詳しく紹介されている大会公式HPのこちらのページ。
グランリサでワールドカップ仕様のコースを作るには、コースに約400万個の穴を開け、約70万リットルの水を注入するんだとか!その様子の写真がこのページにたくさん紹介されています。
安全ネットも10㎞必要で、コースを作るためのスタッフはなんと300人!
これだけたくさんの人の協力なくして、アルペンスキーワールドカップは開催出来ないということがよくわかります!
前回レース
どんなコースかは前回レースの様子を見るのが一番わかりやすいと思います!さっそく見ていきましょう!
FIS Alpine公式YouTubeに2022年の前回レースのダイジェストがアップされていましたよ。
大回転(ジャイアントスラローム・GS)の初日は、Lucas Braathen(NOR)ルーカス・ブラーテンが勝ちました!
2日目は、Marco Odermatt(SUI)マルコ・オデルマットが優勝!
アルタバディアの大回転(ジャイアントスラローム・GS)コースであるThe Gran Risa グランリサは、スタート直後から複数カーブがあって左右に振られるコース。
中腹にも大きなカーブがあるので、そこにはスルーゲート※がセットされることが多いです。
コース後半にも、急斜面~緩斜面にウェーブと最後まで忙しく斜面変化があるので、ここでスピードを繋げられている選手が例年早いタイムを出しています!
今回も2日間レースが開催予定なので、誰が勝つのか楽しみです!
※2つのオープンゲート(ポール(旗門))の間にもう一つポール(旗門)が立っていてターンせずに通過して滑るゲート(ポール(旗門))のことです。ワールドカップ選手たちは、スルーゲートがあるところのワンターンでリズムやターンの遅れをリカバリーすることもあります。
この他にもアルペンスキーワールドカップについての記事を投稿しています!マガジンにまとめているので、こちらもぜひ読んでみてね。
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