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2024-2025 Bormio(ITA)ボルミオ 12/28 結果

アルペンスキーワールドカップ、2024年の締めくくりは恒例のBormio(ITA)ボルミオです!スピード系種目2連戦の初日 12月28日(土)は、滑降(ダウンヒル・DH)です!

残念ながら、日本では放送がありませんでしたがどんなレースだったか見ていきましょう!

Bormio(ITA)ボルミオのコースはこちらで紹介しているので、ぜひチェックしてくださいね!

欠場選手

残念ながら欠場の選手がいましたので、ご紹介!昨シーズンに続いて2024-2025シーズン始まったばかりですが怪我が多いです・・・。おばさんの推しも怪我でレース出場できず、残念でなりません!!

Aleksander Aamodt Kilde(NOR)アレキサンダー・オーモット・キルデ

昨シーズン、Wengen(SUI)ウェンゲンでのレース中にクラッシュして大怪我をしてしまったアレキサンダー。

複数回に及ぶ手術をしていました。オフシーズンになってからも自身のInstagramで経過を報告してくれていましたが、感染症になって再びの手術となってしまったり、思うようにリハビリが進まない状況が続いていました。

雪上トレーニングにもなかなか戻れない、辛い時間が続いていてシーズン開幕前に2024-2025シーズンはお休みすることを発表しました。

自身のInstagramで報告してくれていました。でも、「I'll be back」と力強いコメントも!焦らずリハビリしてほしい!強いアレキサンダーが戻って来てくれることを祈っています!

Niels Hintermann(SUI)ニールズ・ヒンツェルマン

スイスのスピード系種目、主力の選手であるニールズですが、こちらは怪我ではなくなんと病気とのこと・・・。おばさん、びっくりしました・・・。

swissskiteam公式Instagramで投稿がありましたが、リンパ節癌の診断だったようです。

29歳とまだ若いニールズですが、首の左側と鎖骨の下のそのすぐ横に腫瘍があることがわかったそうです。この種の癌は非常に治りやすいものとのことなので、1日も早く雪上に復帰できることを祈っています!

自身のInstagramでは、ファンや関係者からの温かいコメントに感謝を伝える動画を投稿してくれていました。本当によくなってほしい!祈ります!

Guglielmo Bosca(ITA)グリエルモ・ボスカ

Beaver Creek(USA)ビーバークリークでのトレーニングランの際、クラッシュしてしまったグリエルモ。

大きなクラッシュの後、起き上がって自力で降りたようですがゴール地点でスキーを脱いでから歩けないことに気づいたそうです。

検査の結果、腓骨の上の骨折とのこと。自身のInstagramでもクラッシュ時の動画と長文で状況を説明してくれていました。

靭帯損傷のようなシーズンアウトになる重症ではなかったものの、しばらくレースには出場できないようです。昨シーズン好調だっただけに、早く治して帰って来てほしい!

Arnaud Boisset(SUI)アルノー・ボワセット

こちらもBeaver Creek(USA)ビーバークリークでレース中にクラッシュしてしまったアルノー。

ゴール直前のジャンプ後の着地中にクラッシュしてしまい、重度の脳震盪と顔と肩を負傷。自身のInstagramでも血だらけの痛々しい写真を投稿してくれていました。

現時点で復帰の時期は未定のようですが、2024-2025シーズンは世界選手権もありますし、早く復帰してくれることを祈っています!

Arnaud Boisset(SUI)アルノー・ボワセットの昨シーズンの活躍はこちらの記事で紹介しているので、ぜひチェックしてね!

Raphael Haaser(AUT)ラファエル・ハッサー

Val d'Isere(FRA)ヴァルディゼールの大回転(ジャイアントスラローム・GS)のレース中にバランスを崩しコースアウトしてしまったラファエル。

skiweltcup.tv公式サイトで報道がありました。どうやらその時に十字靭帯を損傷してしまったようです。半月板と軟骨は無傷だったようですが、約6週間は復帰までにかかる見込みのようです。

そのため、世界選手権も出場を見送ることになりそうです(涙)おばさんの推しがーーー!!悲しい・・・。2023-2024シーズンはスーパー大回転(スーパーG・SG)で年間3位に入って好調だっただけに、悔しいです!早く復帰してくれることを祈ります!

Raphael Haaser(AUT)ラファエル・ハッサーは、こちらの記事でも紹介しているのでぜひチェックしてね!

Cyprien Sarrazin(FRA)シュプリアン・サラジン

なんと、ここBormio(ITA)ボルミオの2回目のトレーニングラン時に大クラッシュしてしまったシュプリアン。

コース終盤でウェーブに足を取られてクラッシュしたあと、ネットの下に滑り込んで動かなくなってしまったそうです。

かなり深刻な状況で、すぐにドクターヘリが出動して病院に搬送されたとのことです。skiweltcup.tv公式サイトで報道がありました。

続報によると、硬膜下血腫と診断されて緊急手術が行われ、無事手術は成功したそうです。その後、神経集中治療室で引き続き治療中とのことです。

シュプリアンは意識はあるものの、足の痛みがあるそうでなのでまた続報が入るかもしれません。

優勝候補のトップ選手だけに衝撃です。早くよくなってほしいです!

トレーニングラン

ここBormio(ITA)ボルミオでは、12月26日(木)・12月27日(金)の2
日間トレーニングランが行われましたよ!

滑降(ダウンヒル・DH)は、事前に行われるトレーニングランでコースを滑らないとレースに出場出来ません。

トレーニングランの結果を見ていきましょう!

トレーニングラン1日目

トレーニングラン1日目の結果はこちらです!

1.Cyprien Sarrazin(FRA)シュプリアン・サラジン
2.Mattia Casse(ITA)マティア・カッセ
3.Alexis Monney(SUI)アレックス・モニー
4.Ryan Cochran - Siegle(USA)ライアン・コクラン・シーガル
5.Christof Innerhofer(ITA)クリストフ・インナーフォファー

地元イタリアのベテラン、Christof Innerhofer(ITA)クリストフ・インナーフォファーがトップ5に入っていますね!地元のファンは楽しみになりますねー!

トップだったCyprien Sarrazin(FRA)シュプリアン・サラジンが翌日怪我をしてしまい、出場できないのが残念でなりませんねー。

レッドビブのMarco Odermatt(SUI)マルコ・オデルマットは、23位でした!本番が楽しみです!

トレーニングラン2日目

トレーニングラン2日目の結果はこちらです!

1.Cameron Alexander(CAN)キャメロン・アレキサンダー
2.Stefan Rogentin(SUI)ステファン・ロジェンティン
3.Stefan Babinsky(AUT)ステファン・バビンスキー
4.Franjo von Allmen(SUI)フランヨ・フォン・オールメン
5.Matthieu Bailet(FRA)マシュー・バイレット

おばさんの推し、Franjo von Allmen(SUI)フランヨ・フォン・オールメンがトップ5に入っていますね!本番はどんな滑りを見せてくれるのでしょうか?!

スタートリスト

滑降(ダウンヒル・DH)は、スタートランキングトップ10の第1シードは、スタート順6~15の間で前日のビブドローイベントでくじ引きで決まります。

トップ11~20はスタート順1~5と16~20の間でくじ引きで決まるというルールになっています。

12月28日(木)Bormio(ITA)ボルミオの滑降(ダウンヒル・DH)のスタートリストはこちらです!

6.Cameron Alexander(CAN)キャメロン・アレキサンダー
7.Justin Murisier(SUI)ジャスティン・ムリジェ
8.Bryce Bennett(USA)ブライス・ベネット
9.Ryan Cochran - Siegle(USA)ライアン・コクラン・シーガル
10.Nils Allegre(FRA)ニルス・アレグレ
11.Vincent Kriechmayr(AUT)ヴィンセント・クリッヒマイヤー
12.James Crawford(CAN)ジェームス・クロフォード
13.Mattia Casse(ITA)マティア・カッセ
14.Dominik Paris(ITA)ドミニク・パリス
15.Marco Odermatt(SUI)マルコ・オデルマット(レッドビブ)

トップシードの選手が怪我で離脱してしまいましたので、シード内の選手の顔ぶれも変わって来ましたね。

レッドビブは、Marco Odermatt(SUI)マルコ・オデルマットですよ!

今日のBormio(ITA)ボルミオのレースは誰が勝つのでしょうか?!

レース結果

FIS Alpine公式Instagramで当日のコースの様子を投稿してくれていました!Bormio(ITA)ボルミオのコース、Stelvio ステルヴィオは今日の硬くしまっていそうですねー!

まず会心の滑りを見せたのが、おばさんの推し!昨シーズンから躍進していて今シーズンも好調な3番スタート、Franjo von Allmen(SUI)フランヨ・フォン・オールメンです!

序盤から低い姿勢をキープし安定した滑りを見せます!中間のセクションはわずかな遅れで通過!サンピエトロジャンプはかなり飛びましたが、スピードを繋げ、ラップタイム!終盤もスキーのズレが少なくタイムを伸ばします!ゴール前もタイムをさらに伸ばし、ゴールして-0.63差の大きなリードでトップに立ちます!

第1シードに入り、6番スタートで登場したのがCameron Alexander(CAN)キャメロン・アレキサンダー!今シーズンも好調です!序盤からラップタイムで通過していきます!攻めたラインどりで中盤もタイムを伸ばしていきます!しかしサンピエトロジャンプ付近の中盤でタイムは遅れに変わってしまいます!ゴール前もわずかに遅れ、ゴールして+0.48差の暫定2位!トップには立てませんでしたが、いい滑りでした!

7番スタートで登場したのは、開幕戦で初優勝を挙げたJustin Murisier(SUI)ジャスティン・ムリジェ!低いクラウチング姿勢でスピードを繋げていき、ラップタイムで通過していきます!ラインどりが膨らむシーンがあり、中盤はタイムが遅れに変わってしまいます。でも僅差!勝負はゴール前!+0.57差の暫定3位に飛び込んで来ました!

自身のInstagramでは、怪我をしてしまった選手たちへコメントをしてくれていました。ジャスティンの人柄が溢れる投稿でなんだかグッと来てしまいました。

続くBryce Bennett(USA)ブライス・ベネットはタイムを伸ばせず、中盤で大きな遅れとなりゴールして+2.84差の暫定8位と今日は不発に!

同じくアメリカのRyan Cochran - Siegle(USA)ライアン・コクラン・シーガルはコースアウトと今日のアメリカチームは残念な結果となってしまいました。途中までラップタイムで来ていただけに本当に残念!

10番スタートは、フランスのベテランNils Allegre(FRA)ニルス・アレグレが登場!序盤はラップタイムで通過!しかし中盤でタイムは大きな遅れに変わってしまいます!終盤もタイムは取り戻せず、ゴールして+1.02差の暫定5位と表彰台は逃してしまいました!

11番スタートで登場したのが、オーストリアのエースVincent Kriechmayr(AUT)ヴィンセント・クリッヒマイヤー!序盤からラップタイムで通過しリードを広げていきます!しかし中盤でタイムは遅れに変わってしまいます!終盤もタイムを取り戻せず、ゴールして+0.88差の暫定5位!

続くJames Crawford(CAN)ジェームス・クロフォードは、中盤での遅れを取り戻せずゴールして+1.77差の暫定9位と沈みました。なかなか調子が上がって来ません!

13番スタートは、今シーズンVal Gardena(ITA)ヴァルガルディナのスーパー大回転(スーパーG・SG)で初優勝している好調のMattia Casse(ITA)マティア・カッセが登場!

地元は大歓声です!序盤から大きなリードでラップタイムで通過していきます!しかし中盤で大きくラインが落とされてしまうシーンがあり、マージンを使ってしまいます!でもまだリードをキープ!中盤で遅れに変わってしまい、勝負はゴール前!トップスピードを叩き出しながらゴール!+0.55差の暫定3位に飛び込んで来ました!

自身のInstagramでは、「プッシュしたかったし成功した」とコメント。自身の滑りには満足だったようですね!

14番スタートは地元イタリアのスーパースターDominik Paris(ITA)ドミニク・パリスが登場!序盤はラップタイムで通過しますが、マティアと同じ箇所でミス!タイムは遅れてしまい、+2.63差の暫定12位と奮いませんでした。

そしていよいよレッドビブで登場、Marco Odermatt(SUI)マルコ・オデルマットです!序盤ラップタイムで通過していましたが、緩斜面であわや転倒かというほどバランスを崩しますが、スーパーリカバリー!よく転倒しませんでした!しかしタイムはロスしてしまいます!中盤で遅れに変わってしまい、ゴールして+0.56差の暫定4位と表彰台を逃していましました!

FIS Alpine公式Instagramでもこのスーパーリカバリーの様子を投稿してくれています!本当に危なかった!怪我がなくてよかったです!

ここで第1シードが終了。ここまでのトップ3はこちらです!

  1. Franjo von Allmen(SUI)フランヨ・フォン・オールメン

  2. Cameron Alexander(CAN)キャメロン・アレキサンダー

  3. Mattia Casse(ITA)マティア・カッセ

ここで表彰台は決まりかと思われたところで、19番スタートで登場したのが昨シーズンから力をつけて来ているスイスの若手、Alexis Monney(SUI)アレックス・モニー!序盤から攻めたラインどりで僅差で通過していきます!サンピエトロジャンプもうまくこなし、ラップタイムを叩き出します!終盤もタイムを伸ばし、勝負はゴール前!ゴールして-0.24差でトップに立ちます!これにはチームメイトたちも大盛り上がり!!やりました!!

応援は続きます!怪我から復帰のシーズンとなるMarco Odermatt(SUI)マルコ・オデルマットの親友、Marco Kohler(SUI)マルコ・コーラーが30番スタートで登場です!

序盤のセクションでラップタイムを叩き出しながら通過!ラインどりもうまくいきます!中盤でタイムは遅れに変わりますが、僅差です!いいタイム差で終盤へ!+1.17差の暫定9位に飛び込んで来ました!ガッツポーズで歓声に応えます!

すべての選手が滑り終わり、表彰台メンバーが確定!Alexis Monney(SUI)アレックス・モニーが初表彰台、初優勝です!!

FIS Alpine公式InstagramとYouTubeでウィニングランが紹介されていますよ!今日のアレックスの安定した滑りをぜひチェックしてくださいね!

最終結果

Bormio(ITA)ボルミオの滑降(ダウンヒル・DH)の最終結果はこちらです!

  1.  Alexis Monney(SUI)アレックス・モニー

  2. Franjo von Allmen(SUI)フランヨ・フォン・オールメン

  3. Cameron Alexander(CAN)キャメロン・アレキサンダー

  4. Mattia Casse(ITA)マティア・カッセ

  5. Marco Odermatt(SUI)マルコ・オデルマット

  6. Justin Murisier(SUI)ジャスティン・ムリジェ

  7. Miha Hrobat(SLO)ミハ・ロバット

  8. Vincent Kriechmayr(AUT)ヴィンセント・クリッヒマイヤー

  9. Marco Kohler(SUI)マルコ・コーラー

  10. Nils Allegre(FRA)ニルス・アレグレ

Alexis Monney(SUI)アレックス・モニーの初表彰台、初優勝すごかった!!昨シーズンからいつか来るのでは?!と思っていましたが、まさかのいきなり優勝!本当にやりましたねー!

おばさんの推しFranjo von Allmen(SUI)フランヨ・フォン・オールメンもなんだか表彰台が似合う感じになって来ましたねー!嬉しい!!

Cameron Alexander(CAN)キャメロン・アレキサンダーも昨シーズンに続いて好調をキープしていますね!すっかりカナダのエース定着です!

FIS Alpine公式Instagramで、表彰台メンバーが紹介されていますよ!みんないい笑顔!!

FIS Alpine公式YouTubeでは、レースのハイライト動画が公開されていますよ!日本では放送がありませんでしたので、ぜひチェックしてくださいね!

明日もここ Bormio(ITA)ボルミオでスーパー大回転(スーパーG・SG)が開催予定ですよ!2024年のラストレースも応援しましょう!


その他のレーススケジュールはこちらの記事でチェックしてください!

この他にもアルペンスキーワールドカップについての記事を投稿しています!マガジンにまとめているので、こちらもぜひ読んでみてね。


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