怪我から復帰するスキー選手たち Vo.2
怪我から復帰する選手はまだまだいます。スピード系種目に出場している選手を紹介したいと思います。
Max Franz(AUT)マックス・フランツ
33歳のベテラン、オーストリアのマックス・フランツのInstagramでシーズンが始まる前に終わってしまったと病院のベットの上からお知らせがありました。
怪我の詳細は、オーストリアチームの公式アカウントで発表されました。
Copper Mountain (USA)カッパーマウンテンで滑降(ダウンヒル・DH)のトレーニング中にクラッシュして左足の下腿開放骨折、右足の下腿複雑骨折、右腕の切り傷という大怪我でした。
この両足の怪我というのは、マックスの投稿にもありますが回復するまで車椅子生活になるということです。手術も複数回に及んだようです。ほんとに大変な怪我です。
やっと歩けるようになった動画もUPされていましたが、大きな手術の傷跡と別人のように細くなった足が痛々しかったです。
こんな大怪我からの復帰には時間が必要になると思います。
2023-2024シーズンはレースに復帰してくれるのでしょうか?帰ってくるのを楽しみに待っています。
Lukas Feurstein(AUT)ルーカス・フォルスタイン
22歳!オーストリアチーム期待の若手です。主戦場は、大回転(GS)とスーパー大回転(スーパーG・SG)。
1月開催のCortina d'Ampezzo(ITA)コルティナダンペツォのスーパー大回転(スーパーG・SG)2連戦の初日に自身初の1桁順位、6位に!
43番スタートからの6位!すごい若手がキターーーー!と注目したのも束の間・・・。翌日のレースでクラッシュ。MCL(膝内側側副靭帯)を断裂してしまいました。
自身のInstagramにも「ジェットコースター」とのコメントが・・・。パーソナルベストの翌日に怪我なんてまさに天国と地獄ですよね。
その後、ジムでのトレーニングの様子の投稿に「筋肉はどこ?」とコメントが。日々鍛えている選手たちが怪我でトレーニング出来なくなってしまって衰えた筋力を取り戻すのはやはり大変なこと。
6位の成績で獲得したポイントで、復帰戦はスタート順がもっと早くなるはず!?なので、復帰レースに期待!
地元オーストリアでの開幕戦にきっと出場してくれるはずでしょう!楽しみです!
Giovanni Franzoni(ITA)ジョバンニ・フランツォーリ
こちらも22歳!イタリアのスピード系注目の若手、ジョバンニ。
滑降(ダウンヒル・DH)、スーパー大回転(スーパーG・SG)、大回転(GS)の3種目にチャレンジしています。
スピード系種目は、技術系種目に比べて平均年齢が高い中、若手が来た!とおばさんは注目していたのですが、本格デビューシーズンで早くも怪我をしてしまいました。
イタリアのスピード系トップ選手では、ドミニク・パリス、クリストフ・インナーフォファーがいますが、いずれもベテラン。
やっとイタリアから出て来た次世代だったたけにとても残念でした。
2021年Bansko Junior World Ski Championships(BUL)バンスコ ジュニア世界選手権のスーパー大回転(スーパーG・SG)で金メダル。大回転(GS)で銀メダル。
2022年Panorama Junior World Ski Championships(CNA)パノラマジュニア世界選手権の滑降(ダウンヒル・DH)とアルペンコンバインド(※)で金メダル。スーパー大回転(スーパーG・SG)で銅メダル。
ジュニアでは輝かしい成績だったジョバンニ。
近年は、ジュニアで活躍していた選手がワールドカップデビューしてすぐに結果がでるケースが多くあります。
ジュニアでの成績は文句なしなので、早く復帰して活躍してほしいですね。若いから怪我からの復帰も早いはずですよね?!2023-2024シーズンの活躍を期待しています!
※滑降(ダウンヒル・DH)と回転(スラローム・SL)の合計タイムで競う種目
おわりに
スピード系種目は、高速の中でクラッシュするので大怪我に繋がることが多いです。
限界に挑戦しながらレースをする選手たちの戦いはすごくエキサイティング!観てる方はとてもおもしろいのですが、怪我は本当に辛いです・・・。
怪我から復帰する選手たちを新シーズンもおばさんは全力応援です!
前回の怪我から復帰するスキー選手たちの記事はこちらです。ぜひ読んでみてね。
この他にもアルペンスキーワールドカップについての記事を投稿しています!マガジンにまとめているので、こちらもぜひ読んでみてね。