2023-2024 Madonna di Campiglio(ITA)マドンナディカンピリオ 結果
アルペンスキーワールドカップ、回転(スラローム・SL)!ナイトレースのMadonna di Campiglio(ITA)マドンナディカンピリオです!
Val d'Isere(FRA)ヴァルディゼールが中止になってしまったので、回転(スラローム・SL)は第2戦となります!
どんなコースなのかは、こちらで紹介しているので、ぜひ読んでみてね。
どんなレースだったのか、見ていきたいと思います!
スタートリスト
FIS Alpine公式Instagramに注目選手の投稿もありました!
ここMadonna di Campiglio(ITA)マドンナディカンピリオで3勝してるのが、Henrik Kristoffersen(NOR)ヘンリック・クリストファーセンとDaniel Yule(SUI)ダニエル・ユーリ!
ヘンリックが、2015年、2016年、2020年に、ダニエルが2018年、2020年、2022年に勝っています!さぁ今回は誰が勝つのか?!
1本目のスタートリストはこちらですよ!
Loïc Meillard(SUI)ロイック・メイラード
Ramon Zenhaeusern (SUI)ラモン・ゼンハーセン
Henrik Kristoffersen(NOR)ヘンリック・クリストファーセン
Clement Noel(FRA)クレメント・ノエル
Manuel Feller(AUT)マニュエル・フェラー(レッドビブ)
Daniel Yule(SUI)ダニエル・ユーリ
Linus Strasser(GER)リヌス・ストラッサー
Marco Schwarz(AUT)マルコ・シュワルツ
Atle Lie Mcgrath(NOR)アトレ・リー・マグラス
Alexander Steen Olsen(NOR)アレキサンダー・ステン・オルセン
Tommaso Sala(ITA)トマソ・サラ
Fabio Gstrein(AUT)ファビオ・グシュトライン
Dave Ryding(GBR)デーブ・ライディング
Alex Vinatzer(ITA)アレックス・ヴィナツァー
Timon Haugan(NOR)シモン・ハウガン
トップシードの7人の中にスイス勢が3人!
まだ1戦しかレースがありませんでしたが、Manuel Feller(AUT)マニュエル・フェラーがランキングトップの証、レッドビブをつけて登場です!
日本代表は、小山陽平 選手が61番、今シーズン初登場の相原史郎 選手が66番でスタートします!
3tre Campiglio大会公式Instagramには、各国でのレース放送時間を投稿してくれていましたよ!親切ー!日本もばっちり入っています!
1本目の結果
2本の合計タイムで競う、回転(スラローム・SL)。1本目で30位以内に入らないと2本目には進めません。コースはテッカテカ!めちゃくちゃ硬そう!細かく速いリズムのセットが立ちました!
FIS Alpine公式Instagramにコース状況がよくわかる写真が投稿されていました!
1本目いいスタートを切ったのが、1番スタートのLoïc Meillard(SUI)ロイック・メイラード!大きなミスなく短いエッジングでするすると下りてきました。
上回ってトップに立ったのが、Clement Noel(FRA)クレメント・ノエル!急斜面のラインどりが、かなりダイレクトで真っ直ぐに攻めてタイムを稼ぎました!
そして、大回転(ジャイアントスラローム・GS)でも調子がいい、Timon Haugan(NOR)シモン・ハウガン!序盤から短いエッジングで攻めてきました!最後の緩斜面のウェーブで少しミスがありましたが、ゴールしてLoïc Meillard(SUI)ロイック・メイラードと同タイムの2位に入ってきました!
第1シードの他の選手たちも+0.50~+1.0前後でいい位置につけていましたが、Tommaso Sala(ITA)トマソ・サラが+2.28差と大きく遅れ2本目に進むことが出来ませんでした。
第2シードに入っていい滑りをしたのが、Albert Popov(BUL)アルベルト・ポポフ!第3チェックポイントまでラップタイムで滑ってきました!ゴール前の緩斜面でスピードを繋げられませんでしたが、それでも4位に入ってきました!
アルベルトはこちらの記事でも紹介してるので、ぜひ読んでみてね!
途中から急斜面の後半、同じセット・ターンのところでコースアウトする選手が多くいました。2本目に残るライン30位とトップの差が+1.94!
トップのClement Noel(FRA)クレメント・ノエルのタイムが47.96秒でしたのでやはりスプリントレースになりました!
FIS Alpine公式Instagramに1本目トップ3の紹介がありました!
1本目のリザルトは、こちらです!ロイックとシモンは同タイムでした。
1.Clement Noel(FRA)クレメント・ノエル
2.Loïc Meillard(SUI)ロイック・メイラード +0.37
2.Timon Haugan(NOR)シモン・ハウガン +0.37
4.Albert Popov(BUL)アルベルト・ポポフ +0.42
5.Daniel Yule(SUI)ダニエル・ユーリ +0.47
6.Marco Schwarz(AUT)マルコ・シュワルツ +0.50
7.Alexander Steen Olsen(NOR)アレキサンダー・ステン・オルセン +0.55
8.Filip Zubcic(CRO)フィリップ・ズブチッチ +0.57
9.Manuel Feller(AUT)マニュエル・フェラー +0.68
10.Atleli Mcgrath(NOR)アトレリー・マグラス +0.69
スプリントレースでタイム差がありませんので、2本目の滑り次第で順位が入れ替わりそうですね!
一番大きなビブから2本目に残ってきたのが、Hugo Desgrippes(FRA)ユーゴ・デグリプス!まだワールドカップは3戦目の23歳!
FIS Alpine公式Instagramにも動画が投稿されていましたよ!
背も高くてClement Noel(FRA)クレメント・ノエルを思わせる滑りと思ったのはおばさんだけでしょうか?!今シーズン爆発してくれるのか?!楽しみですね!注目しましょう!
日本人選手は、小山陽平 選手は、39位と惜しくも2本目に進むことは出来ませんでした。相原史郎 選手は残念ながらコースアウトでした。
2本目の結果
2本目は、1本目30位の選手から順にスタートしていきます。1本目1位のClement Noel(FRA)クレメント・ノエルが最後にスタートということになります。
2本目のセッティングは、かなり振り幅があるセット!特に急斜面はすごかったですが、最後の緩斜面まで気が抜けないコースセットでした!
まずトップに立ったのが、1本目27位だったおばさんの推し!Armand Marchant (BEL)アルマンド・マーチャント!今シーズンからマテリアルをヘッドに変えて調子を上げてきています!
アルマンドのマテリアルチェンジはこちらの記事で紹介してるのでぜひ読んでみてね!
それを上回ってきたのが、1本目22位スプリント得意なLuca Aerni(SUI)ルカ・エルニ!こちらもおばさんの推し!気迫を感じる攻めの滑りでゴールした時点でラップタイム、-0.39差のトップに立ちます!(最終結果でも2本目ラップタイム!)
続いて1本目19位のFabio Gstrein(AUT)ファビオ・グシュトラインが攻めるポイントでしっかりタイムを稼ぎ、-0.10差で上回ってトップに!
1本目16位、Aj Ginnis(GRC)エージェー・ジニスがチェックポイントを通過するたびどんどんタイムを伸ばします!さすが世界選手権銀メダリスト!終盤スピードが繋がらない箇所があったものの、ゴールして-0.21差でトップに立ちます!
前回レースでコースアウトしてしまっていましたので、ゴール出来る喜びを自身のInstagramに投稿してくれていました。
続くDave Ryding(GER)デーブ・ライディング!ターンがうまくて、ふり幅があるセットも得意としています。ふり幅がある急斜面でタイムをどんどん伸ばし、-0.35差のトップにたちます!!ゴールしてメリークリスマスーーー!と叫んでましたw
僅差まで迫る選手がいるのですが、なかなか上回ることができません!
1本目12位につけていたHenrik Kristoffersen(NOR)ヘンリック・クリストファーセンもゴール前で伸ばせず+0.05差!
Manuel Feller(AUT)マニュエル・フェラーも攻めがハマらず+0.04差で惜しくも上回れません!
そして1本目6位のMarco Schwarz(AUT)マルコ・シュワルツ!イタリアシリーズの5連戦を終えて間もない今日は、疲れもあるのでは?と思いましたが、-0.39差と大きな差をつけトップに立ちました!やっぱり速かったのはゴール前!力を見せつけました!
ここMadonna di Campiglio(ITA)マドンナディカンピリオで3勝してるDaniel Yule(SUI)ダニエル・ユーリは、序盤でコースアウト!2連覇はなりませんでした。自身のInstagramの投稿でも残念な様子が伝わります。
1本目4位で2回目の表彰台を狙うAlbert Popov(BUL)アルベルト・ポポフは、ミスもありチャンスをものに出来ませんでした。
いよいよ、トップ3の登場!Loïc Meillard(SUI)ロイック・メイラードは、ふり幅があるターンで攻めきれずマルコを上回われません!+0.47差で5位と沈みました。自身のInstagramでナイトレースの様子を投稿してくれていました。
初優勝を狙うTimon Haugan(NOR)シモン・ハウガン!序盤からどんどん伸ばします!チェックポイントを通過するたびタイムを上回るいい滑り!すごい攻め!ついに勝てるか!?しかし終盤で小さなミスがあり+0.41と3位!かなり攻めてきましたので惜しいーーーー!でもすごいいい滑りでした!
この時点で、Marco Schwarz(AUT)マルコ・シュワルツ、Dave Ryding(GER)デーブ・ライディングの表彰台確定!
あとは1本目トップのClement Noel(FRA)クレメント・ノエル!このスプリントコースで1本目のマージンが-0.50あるので守り切れるか!?
しかし、終盤にかけてリズムに乗れず、+0.25差で惜しくも2位!頭を抱えます!
FIS Alpine公式Instagramに表彰台メンバーの写真が投稿されました!
Marco Schwarz(AUT)マルコ・シュワルツ、2021年の回転(スラローム・SL)の種目別チャンピオンの底力を見せつけました!この時点で、Over all ランキングでもMarco Odermatt(SUI)マルコ・オデルマットに10ポイント差でトップに立ちます!
最終結果
FIS Alpine公式Instagramにトップ3の紹介もありましが、最終順位はこちらです!
Marco Schwarz(AUT)マルコ・シュワルツ
Clement Noel(FRA)クレメント・ノエル
Dave Ryding(GER)デーブ・ライディング
Timon Haugan(NOR)シモン・ハウガン
Manuel Feller(AUT)マニュエル・フェラー
Henrik Kristoffersen(NOR)ヘンリック・クリストファーセン
Loïc Meillard(SUI)ロイック・メイラード
Atleli Mcgrath(NOR)アトレリー・マグラス
Linus Strasser(GER)リヌス・ストラッサー
Aj Ginnis(GRC)エージェー・ジニス
マルコのインタビューで、優勝はクリスマスプレゼント!ハードワークが功を奏したこと、チームへの感謝の言葉がありました!
1本目と2本目でコースセットが全然違うレースになりました!2本目のセットはふり幅があったのでラップタイムがLuca Aerni(SUI)ルカ・エルニの+51.90でしたが、他のレースと比べてやはりスプリントレースでしたね!
レースのハイライトがFIS Alpine公式YouTubeにアップされてました!こちらも要チェック!
回転(スラローム・SL)から滑降(ダウンヒル・DH)までのすべての種目で戦うと宣言しているMarco Schwarz(AUT)マルコ・シュワルツ!どの種目でもしっかり上位につけポイントを獲得しています。
今年最後のワールドカップはスピード系種目!Bormio(ITA)ボルミオでもMarco Schwarz(AUT)マルコ・シュワルツとMarco Odermatt(SUI)マルコ・オデルマットのマルコ同士の対決に注目ですよ!
Dave Ryding(GER)デーブ・ライディングも2本目がハマりましたねー!さすがのターン技術!37歳ベテラン、まだまだやれる!!
インタビューと2本目の滑りがFIS Alpine公式Instagramでも紹介されてます!
Clement Noel(FRA)クレメント・ノエルも表彰台の喜びを自身のInstagramに投稿してくれていましたが・・・・
Dave Ryding(GER)デーブ・ライディングのメンションに、おじいちゃんマークが!!w たしかに37歳ベテランですから、ノエルからしたらおじいちゃんかもwww 笑っちゃいました。
このあと、選手たちは短いクリスマス休暇へ!年末は、Bormio(ITA)ボルミオでスピード系種目のレース、年明けはAdelboden(SUI)アーデルボーデンで技術系種目のレースと続いていきますよ!楽しみですね!
番外編
これから期待の注目選手が登場しましたよ!
56番スタートで登場したロングヘアーが特徴的なスウェーデンの新生、Fabian AX Swartz(SWE)ファビアン・アックス・スワルツ、19歳です!
FIS Alpine公式Instagramと共同投稿で動画がアップされていますが、序盤でストックがぶっ飛んで行ってしまうアクシデントが!その後、ストックとプロテクターなしで手でポールを弾いて滑ります。それなのに、速い!
あれは、手が痛いはず・・・しなっているので柔らかいと思っている方がいるかもしれませんが、ポールは硬いんです。次の日絶対アザになるやつです。
惜しくも2本目には残れませんでしたが、ストックなしでこの滑りはすごい!ワールドカップ前のヨーロッパカップでも表彰台にのぼるなど力をつけてきています。
スウェーデンの2番手が彼。
第2シードにKristoffer Jakobsen(SWE)クリストファー・ヤコブセンがいますが、近年はほぼ一人で戦っている感じで、男子チームが元気がないシーズンがつづいてますから期待の新星といったところでしょうか?!
まだ19歳でこれから期待できますね!注目していきましょう!
この他にもアルペンスキーワールドカップについての記事を投稿しています!マガジンにまとめているので、こちらもぜひ読んでみてね。
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