夏が終わって秋が来て、それから

君のそのまっすぐなわがままに
僕は何度だって振り回されよう

夕陽のさす電車のホーム
ふたり並んで、ただ待つだけの不思議な時間

秋とは思えない生温かい風が
僕の前髪をさらっていく
オレンジ色の光に目を細めて
君は少しだけうつむいた

会話がなくなって
少し静かになって
気持ちが夕陽に満たされているようで
少しだけ足りない何かを思うような
きっとエモいってこういうことを言うんだろう?

君も隣で、同じような気持ちでいたらいいななんて、


僕もやっぱりわがままだったみたい


少しだけ優しい気持ちで
わがままをきこう

だからもう少し、

わがままなままいさせて


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