他人に対する不要な「期待値」
人はなぜ悩むのか。
悩みの9割は、人間関係によるものだ、と誰かから聞いたことがある。
まさしくそうだと思った。
僕は生まれてこのかた、人間関係には嫌というほど悩まされてきた。
いつだって
あいつはなんで何もしないんだ!
あいつはなんでこんなことを言うんだ!
あいつはこうあるべきだ!
なぜこうしないんだ!
と怒っていた。
自分の中で
「人はこのようにするべきだ」
と決めつけ、他人が自分の思ったとおりに動くことを期待する。
この期待を裏切られた時、僕はその人に対して嫌悪感を抱く。
期待値が大きければ大きいほど、次第に他人が嫌いになった。
終いには、あいつは陰で僕の悪口を言っているに違いないとまで思うようになる。
当然、周囲の人間関係が悪化する
以上が僕の考えだった。
ふと考える。
なぜ僕は他人の考えを決めつけていたのだろう?
人間の考え方は十人十色であり、他人の考え方を変えることなんてできないのだ。
それなのに他人に勝手に期待し、勝手に裏切られたと思い、他人を勝手に嫌う。
もうわがままとしか言いようがない。
このわがままな他人に対する期待値こそが、悩みの正体だったのだ。
反省だ。
僕自身が変わろう。
すぐには変われないかもしれない。でも普段の習慣から変えていくことで必ず変化できるはず。
諦めないことが重要だ。