年賀状用(乙巳)の素材づくり
和紙封緘紙の色塗りのついでに、
年賀状用の素材を作ってみた。
ぽち袋を作る際に出てしまう端紙に、かなり濃い目にを顔彩を塗る。
捨てるしかないサイズの紙を使い切れたヨロコビと、
きれいに生まれ変わった紙を見るヨロコビと。
色を変えると気分も変わり、
組み立ては同じでも飽かずに熱心を保てる。
よくあるデザインでも、
自分が手ずから作ったものだけを使うのは満足度も達成感も違うもの。
毎年、それほど多くの年賀状を出すわけではないけれど、
相手を思い浮かべながら、
最初から最後まで同じテンションで作り続けるのにはそれなりの工夫もいる。
昨年から遊印やエンボッサーを使った「年賀状サンプル」を作るのをやめたので、
自分への負荷は大いに減ったけれど、職務怠慢は否めまい。
その自覚から来る自責の念と、
心身への直接負荷が減ったことと比べると、どっちが重いか?という気もするのだけど。
よいアイディアが思い浮かばないのなら仕方ない。
と、あっさり負けを認める不甲斐なさはプロ意識ゼロだが、
こんなところでさりげなく告げて拍車をかけている。
そういえば、年賀状も発売開始になったのでは?
と日本郵便のホームページを覗いたら、
宛名書きの筆耕サービスなんてものがあってちょっと驚いた。
その年賀状には一体誰の心がこもっているのか。
と
へそ曲がりの女は思う。
思うところも言いたいこともやまほど湧き上がってきそうなんだけど、
職務怠慢の私が言えることもないか。
届いて嬉しい年賀状を出したいな。
機嫌よくいきましょ
藤井あき乃