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ドイツ発祥・シュタイナー教育について

今日はドイツ発祥の教育法シュタイナー教育について簡単にまとめていきたいと思います。
シュタイナー教育は、俳優の斎藤工さんも教育を受けられていたということもあり、ヨーロッパ発祥の教育法として日本では一番有名なのではないでしょうか。

◯シュタイナー教育とは

Wiki の情報を参考にすると

オーストリアの哲学者・神秘思想家ルドルフ・シュタイナーが提唱した「教育芸術」(独:Erziehungskunst)としての教育思想および実践であるヴァルドルフ教育を、日本で紹介する際に名付けられた呼称のひとつである。
シュタイナー教育では、教育という営みは、子供が「自由な自己決定」を行うことができる「人間」となるための「出産補助」であるという意味で、「一つの芸術」であると考えられている。
その思想と実践は、シュタイナーが創設した、人間が自らの叡智で人間であることを見出すという神秘的学説・人智学(アントロポゾフィー)によって支えられている。

というのが発祥の様で、1900年代のドイツで誕生してからすでに100年以上たち、非常に長い歴史をもっています。


◯シュタイナー教育の特徴

シュタイナー教育の教育理念は、一言で言えば、自由な生き方ができる人間を育てることです。

シュタイナーの基本的理論は、一人ひとりの個性を尊重し、個人の持つ能力を最大限に引き出す教育法です。自由な生き方とは決して自分勝手という意味ではなく、自らの意思によって行できる人物を指し、学力を上げることよりも人間形成をに重点をおいた教育法を目指しているということのようです。

1、こころ、からだ、あたまのバランスを重視し、年齢段階に合わせた教育方法

初等教育と中等教育を分断せず、12年間の一貫教育を重視することもシュタイナー教育の特徴です。特に1~8年生のあいだは、「学齢期の始まりから思春期にさしかかる子どもたちの成長の全体を見通し、長期的なまなざしで育てる」ため、原則的に同じ教師が担任を務めます。これによって、担任は責任を持って教育を行うことになり、子どもとともに成長することも可能です。
年齢にふさわしい授業カリキュラムを学び、知的能力だけでなく、手足を動かした芸術作業にも重点をおき、豊かな心を持ちながら頭と手足を使って生き生きと活動することで、自分の能力を発展させていけるという考えの様です。

2、「自然の素朴さ と温かさ」を大切にしている


シュタイナー教育は、「自然の素朴さ ・温かさ」を大切にしています。
特に、家具に自然素材のものを使用したり、温かみのあるピンクなどの壁紙やカーテンを使うなど小さな子供には刺激を与えないようにし安心感が得られる環境づくりを意識している様です。
お母さんに、自宅で使うインテリアやおもちゃもできるだけ自然素材のものの使用を推奨されています。例えばポリエステルの布よりもコットン、プラスチック のおもちゃより、温かみのある木製のおもちゃや手作りのものなど。
また、生活リズムを整え、同じ時間・曜日・季節に同じイベントを繰り返すことで子どもに安心感をもたらすそうです。


3、「フォルメン」と「オイリュトミー」

シュタイナー教育には、「フォルメン」「オイリュトミー」という独自の教授法があります。

「フォルメン」とは、まっすぐな直線や曲線、幾何学模様を描くことで、集中力をつけさせたり指先を訓練させたりする方法です。
数学や美術の基礎的学習という位置づけをされ、さまざまな科目において少しずつ取り入れられているそうです。

「オイリュトミー」とは、
オイリュトミーは、「美しいリズム」という意味でシュタイナーが生み出した運動芸術だそう。音楽に合わせて体を動かし、図形や感情を表現する科目です。自然で美しい身ぶりや、他者との調和が学べるそうです。

また、上記の他に「エポック授業」という1時間目に行われ、国語、算数、理科、社会にあたる教科を2~4週間にわたって毎日110分間集中して学ぶ授業など、日本の一般的な教育法とはすこし違ったアプローチで指導を実施しているようです。

具体的実施内容は、日本にあるシュタイナー教育を実施している教育期間や
協会などのサイトを参照すると、イメージがつかめるのではないでしょうか。

シュタイナー教育協会

https://waldorf.jp/education/

ちなみにこの記事はそれぞれの教育法の簡単な概要をまとめることが目的であり、あくまで一個人が集めた情報になります。特定の教育法を支持する様な意図はございませんので、ご理解ください。


以上シュタイナー教育の簡単な説明でした。


参考サイト

https://tg-uchi.jp/topics/5145

https://ja.wikipedia.org/wiki/シュタイナー教育


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