日本一のチームをつくる
移転開校するにしても、肝心の講師が集まらなければ絵に描いた餅。
以前の#4で、ボクが仕事で大切にしていることを2つ挙げました。
①たくさんの人に対面で会う
②とにかく動いてみる
ここでは、①を発動しました。
やはり予備校で最も大切なもの。
それは誰が教壇に立つか。
船などの乗り物と同じで、どんなに豪華な船でも、どんな立派なプログラムが組まれていても、誰が船長かで最高の旅にも、最悪の旅にもなってしまいます。
ボクの勤務している予備校でも、環境が全く同じで、テキストも同一なのに、150人生徒が集う講師もいれば5人しか集まらない講師もいる。
生徒は、担当講師で講習会などの受講の可否を判断しているようです。
ただ、生徒が集まればそれでいいわけでもないのです。過度な集客主義は、学習のバランスを崩すなど、マイナスとなって生徒に跳ね返ってくることも多い。つまり、人気と合格実績は必ずしも一致しないという現実もあるのです。
やはり、人気もさることながら、生徒をどれだけ合格に導けるるか。ワークショップでは特に後者にこだわりました。
成績が上がるから生徒が集まる。
合格できたから口コミが広がる。
ここが本当に大切。
システムも大切だけど、最後は人。
システムはフランチャイズできても、人はフランチャイズできない。
モノを売る仕事との最大の違いかもしれません。
この点が、ワークショップを複数出店しない最大の理由でもあります。
そんな価値観を携えて、既存の講師と全員面談。
価値観の共有が出来るのか、丁寧に確認しました。
さらに、今のワークショップに足らない要素を分析。
例えば、昨今は英検対策も重要。
ボクは英検対策の専門家ではないので、その分野のエキスパートにアポ取り、面談といった具合です。
日本一のチームに死角無しとしたかったのです。
結果、1ヶ月で27名と会いました!
どうしても価値観の共有ができない場面もありました。
経験上、仕事を始めてから価値観を擦り合わせるのは本当に難しい。
ボク個人がどうしても譲れなかった点は、以下の通りです。
①授業が大好きで、生徒の合格が、自分自身の幸せだと心から思える講師であること
②他の講師陣とチーム戦で生徒を合格に導けるコミュニケーション能力があり、合格に必要な教材作成能力が高いこと
③自分自身が、一緒に仕事をしていて、楽しいと思えること(ここが極めて大切!)
結果、巣鴨で教壇に立つ講師は17名に。
まさに、日本一だと胸を張って言える、ドリームチームが出来上がりました!
ボクは、こんなステキな仲間と仕事が出来るという喜びを噛みしめて、想像しうるすべてを、徹底的にやり尽くそうと心に決めました。
だって、ワクワクして仕方ないので。
次回からは、徐々にスターティングメンバーを発表していこうと思います。
成川博康