育休世代の声を行政に届けるには?
こんにちは。ワークシフト研究所の広報担当です。
先日、いつものようにニュースを眺めていたところ、埼玉県の虐待禁止条例改正案が話題になっていました。
条例案に対して1007件の意見が県知事宛に寄せられ、うち反対意見は1005件、賛成は2件だったことから条例案は撤回されたそうです。
埼玉県でまさに今、子育てをされているご家庭はもちろん、県は違えど、小さなお子さんをお持ちの方には、この条例案の行方がどうなるか、気が気ではないニュースだったのではないでしょうか。
ちょうどそんな折、東京くらし方会議の委員を務める株式会社 arca CEO、クリエイティブディレクターの辻 愛沙子さんがX(旧Twitter)で、日々の生活や子育てや働き方に関するリアルな声を聞かせてください、と募集されているのを見かけました。
※ご覧いただくには、Xのアカウント取得→ログインが必要です。
私も所属する、約1600名の働く親、育休者が集うコミュニティ「ぺんしる✎の部屋」で皆さんにお尋ねしたところ、いくつかご意見を伺うことができたので、こちらでまとめてご紹介させていただきます。声が届きますように…。
東京都外からのご意見もありますが、子育て世代の悩みは共通している事も多いので、都道府県問わず掲載します。
ぺんしるさんの困りごと
まずは、大阪のSさんから。
次は東京都のKaoriさん。
同じく東京都のなおこさんからは次のようなご意見をいただきました。
あなたの声を行政に届けるには?
先の辻さんのように、声がけをしてくださる方がいればそこに乗っかることができますが、個人ではなかなか動きにくいこともありますよね。
そこで、私たちの声を行政に伝えるには他にどのような方法があるのか、いくつかご紹介をしたいと思います。
PTAなど
今回、埼玉県のNPO団体やさいたま市PTA協議会が迅速に反対を表明し、活動をされたようです。
世の中にはPTA不要論もありますが、今回のような事案が発生したときに保護者の声を届けるには、こういった団体が有効ということは知っておきたいですね。
余談ですが、上記記事に寄せられた識者のコメントを見ると、この春の統一地方選において、埼玉県議選の投票率は過去最低の全国ワースト1位(34.92%)だったそうです。選挙、行きましょう!
議員さんに突撃!
議員さんに会う機会なんてないわー、という方。
PTAではないですが、幼稚園や保育園、小学校のイベントごとにはよくその地域の議員さんなどが参加されているのをご存じですか?
何かあれば、そういう機会を活用してお話をしてみるのもよいでしょうし、今やSNSを使っていない議員さんや市長さんはいないのではないでしょうか。直接対話の機会がなければ、SNSからでもコンタクトが取れると思います。まずは地域代表者のSNSをフォローしてみることから始めてみてはいかがでしょうか。
勿論、各行政では問合せ窓口を持っていますので、そちらにご意見いただくのも王道かと思います。東京都の場合はこちら。
issues(イシューズ)
とはいえ、直接議員さんに話しかけたり、リクエストを送るのはハードルが高い、という方。
issues(イシューズ)という、生活の困りごとを自治体に届けてくれる無料のサービスがあります。
例えば、「小学校の欠席届をオンライン化してほしい」「長期休みには学童で給食や宅配弁当を出してほしい」など、郵便番号を登録してリクエストをすることで、あなたの地元の議員さんに声が届く仕組みになっています。
上記以外にもきっと、いろんなやり方があると思います。私はこうしたよ、これがうまくいったよ、という方がいらっしゃったら是非教えてください。
行政の中の方も、こうするといいよ、といったアドバイスがあればお聞かせください。
ぺんしるさんへ
今回ぺんしる✎の部屋で実施したアンケートはもう少し継続しますので、もしこの記事には間に合わなかったけれど回答したい!という方がいらっしゃいましたら、是非コミュニティに投稿されたフォームから引き続きお知らせください。ある程度集まった所で第2弾としてご紹介できればと考えています。