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傾聴と発言――ケースメソッドでの学びに必要なこと

9月25日にプチMBA マスタープログラム(マスターPG)第16期が開講しました。今期は30名弱の皆さんと半年間一緒に学びを進めていきます。受講生の皆さま、どうぞよろしくお願い申し上げます!

プチMBA マスタープログラム(第16期)受講生の皆さま

さて、マスターPGでファシリテーターを務める弊社の講師陣は、①経営学修士号(MBA)以上を保持しており、②慶應義塾大学ビジネス スクールケースメソッド教授法研究普及室認定ケースメソッド・インストラクターの資格を保有、あるいはワークシフト研究所の「ケースメソッド・インストラクター・トレーニング」を修了しています。

今期から講師を務める恩田おんだ あやさんが、初回のキックオフでお話させていただいた内容が印象的だったので、こちらでもご紹介をさせていただきます。

「マスターPGは、例え意見が完全にまとまっていなくても、勇気をもって言語化していただく『練習場』です。その勇気をファシリテーターや受講生の皆さんはあたたかく(礼節をもって寛容に)受け止め合います。どうぞ楽に意見を述べてください。」


ケースメソッド教育とは

ここで、ワークシフト研究所が採用している「ケースメソッド」について改めてご紹介をしたいと思います。

ケースメソッドは、

・講師から教わるのではなく、参加者による「学びのコミュニティ」でお互いに学ぶことを目的にした教育手法です。
・知識を得ることではなく、思考力を鍛えることをゴールにしています。
・ケースに「正解」はありません。各自が自分で考えた意思決定が「答え」です。

ケースメソッド教授法入門」(慶應義塾大学出版会)

ケースに基づき行われるディスカッション(ケースディスカッション)は、答えそのものより、自分なりの解決策に到達する思考プロセスが大事です。個人の意見をベースに、周りとディスカッションをすることで思考力を鍛えます。

初めのうち、特に初回は終了後にモヤモヤすることと思いますが、それでも考え続けることで思考力がついていきます。受講者の皆さんは、お互いの成長に貢献するために、傾聴と発言を積極的に行いましょう

特に傾聴は、昨今のリーダーシップに求められるスキルでもあります。
「ケイト・マーフィー著『LISTEN――知性豊かで創造力がある人になれる』(日経BP)にもありますが、うまく聞けば、自分ひとりでは絶対に見えなかったものが見られますよ!」

ワークシフト研究所 
研究員・講師・育休プチMBA🄬認定ファシリテーター
恩田操

「礼節・勇気・寛容」心理的安全性の高い学びのコミュニティを実現するために

プチMBAが心理的安全性の高い学びのコミュニティであるために、また、参加者全員で学びのコミュニティを作っていけるように、講師陣は次の考えを念頭にファシリテーションを行っています。

礼節 仲間と作業する際の礼儀は、単純だが強力な美徳である。丁寧な態度によって口調が協力的になり、お互いに経験と洞察を交換しようというオープンな雰囲気が高まる。
勇気 個人であっても全体であっても、失敗を恐れない意思は、学生が日々のテーマを理解するのに役立つのみならず、挑戦と確信をもたらす。
寛容 生い立ち、個性、質問、学び方、調べ方、解釈の範囲などにおいて各人の多様性を認めると、唯一の結末に至るただ一つの道という画一性を避けられる。未知の知的世界を自由に探検するには、お互いさまざまな面で助け合うことが必要になる。

「ケース・メソッド教授法」(ダイヤモンド社)

あなたの学びのコミュニティへようこそ!
一緒に盛り上げていきましょう!


ケースディスカッションを体験してみたい方、まずは1日~のセミナー「育休プチMBA®」に参加してみるのはいかがでしょうか。詳細はこちらからご覧いただけます。↓↓↓



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