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導入事例:(株)レイ・イージス・ジャパン様

世界最大級のホワイトハッカー集団を擁するレイ・イージス(※)の日本法人であり、セキュリティ診断サービスやセキュリティコンサルティングサービスを提供する株式会社レイ・イージス・ジャパン。
(コーポレートサイト:https://www.rayaegis.co.jp
(※RayAegis Information Security:台湾に本社を構え、米国、台湾、ヨーロッパを中心にペネトレーションテストやセキュリティコンサルティング業務を行っている)

「世界をリードする最新技術によって企業や組織をweb犯罪から守り、情報セキュリティ分野での貢献を果たす」を企業理念に、国内においてAIを利用した独自開発ツールを活用し、高度なWebアプリケーション脆弱性診断や、海外では実施が一般的なペネトレーションテストなどのセキュリティサービスを短期間かつ効果的な価格で展開。「2028年にペネトレーションテストの日本の第一人者となる」ことを目指してサービスを拡充している。

セキュリティ領域はプログラミング技術やwebデザインなどの領域よりも新しい技術の出現速度が非常に速いため、強固で効果的なセキュリティの実現を支援するためには、豊富な経験と知識に加えて「最先端の技術に精通していること」が不可欠であると考え、先端分野の研究・ソフトウェアの開発を行い、社員の教育に取り組み続けている。

今回はWorkschoolで社員教育を行なっている株式会社レイ・イージス・ジャパンの森本氏・浦川氏を中心に、Workschool導入の経緯から取り組み、そして成果についてお話を伺った。


目的|Goal

  • 自主的な基礎学習環境の構築

課題|Issue

  • 「経験が浅い社員が自主的に学べる環境」がなかった

結果|Result

  • 業務を行う上での取っ掛かりとして幅広い内容を学べる環境を作ることができた

  • 業務で担当する顧客の理解(業界・職種・扱う言語など)を深めることができた

  • 新卒内定者への入社までの社会人の土台固めとして教育できた



Q.Workschool導入の背景・感じられていた課題を教えてください。

「大手企業がセキュリティ攻撃を受けて情報が流出した」といったニュースを耳にすることがあると思うんですが、ハッカーはあの手この手でセキュリティをかいくぐって攻撃してきます。
顧客企業を守るためには、セキュリティエンジニアは新しい技術を常に学び続けることが求められるんです。そのため弊社では、最新技術をキャッチできるよう、社員自身が自分でアンテナを張って技術情報を集め、その情報は社内で発表して還元することを行っていました。
併せて、情報処理安全確保支援士や基本情報技術者試験、セキュリティ資格など、セキュリティエンジニアとして独り立ちしてもらうための資格取得費用や参考書代は会社負担とし、取得したら毎月の手当として社員に還元していました。そうやって自分から勉強するモチベーションを上げるようにしていたんです。

ただ、学ぶ場自体を提供しているわけではなかったので、経験が浅い20代若手社員や業界経験がない人に幅広く学んでもらうためにはどうしたらよいかと考えていました。そんな時に、西武信用金庫さんからの紹介があり、TRUNKさんのお話を聞いたのが始まりです。

Q.Workschoolの活用方法を教えてください。

全社員を対象に、興味のあるもの・成長のために自分が必要だと思うものを自由に受けてもらえるように案内しています。
自分で隙間時間に受けてもらっていますね。できるだけ少しずつでも良いので学ぶクセを付けたほうがよいとメンバーには伝えています。

また、Workschool使って、ISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)の自社教育コースを制作しました。こちらは年1回の教育として活用しています。

あとは新卒採用で入社予定の内定者にアカウントを発行して、入社までの教育として受けてもらっています。Workschoolに標準登載されているコース(呼称:共通コース)から抜粋して、弊社独自の内定者向け研修のコースを作りました。月1回面談などを行っているので、そのタイミングで進捗の確認などを行っていますね。

実際に制作された【内定者向け】ビジネス基礎研修 のユーザ画面から抜粋

Q.実際にWorkschoolを導入して、どうでしたか。

若手や業界経験のない人でも学びやすいe-Learningプラットフォームだなと思います。Workschoolの共通コースは基礎的な領域を割と幅広くカバーしているので、業務を行う上での取っ掛かりとして学べて便利だと思います。
セキュリティ分野以外で、顧客の理解を深めるために必要なこと、例えば「顧客の業界」を学ぶ、「顧客の職種」を学ぶ、Javaなどの「顧客のシステムで使用しているプログラミング言語」を学ぶ、といった点などで活用させてもらっています。経験が浅い人でも、Workschoolでざっくりでも顧客理解ができれば、どういう案件で、何を言っているのかわかるといったレベルまで引き上げることができるので、その後は自社の細かな教育に進めるので助かっています。

また、内定者に入社までの教育として土台固めができるので良いですね。新型コロナウイルスで緊急事態宣言が出て、学生時代に対面コミュニケーションの機会が少なかった方々には、私達にとっては当たり前の社会人の基礎的な内容もより丁寧なフォローが必要だと思っているので。ビジネスマナー・コミュニケーションなど土台の部分を教育できるのも助かりました。

あとはUIが見やすく、解説もわかりやすいですね。こういったコンテンツを自社で全て揃えるのは非常に大変なので、教える側の負担が軽減されるのも嬉しいです。自社コースはマークダウン形式で制作できるので、便利ですね。

実際に制作された【内定者向け】ビジネス基礎研修 の管理画面から抜粋
実際に制作された【内定者向け】ビジネス基礎研修 のユーザ画面から抜粋

Q.最後に、Workschoolに対する今後の期待やメッセージをお願いします。

教育の土台として活用していきたいので、さらなる共通コースの拡充をお願いしたいですね。エンジニア領域が豊富だと思うんですが、今ある業界理解コンテンツのさらに細かい粒度で理解ができるようなコンテンツなどが増えると、業務に直結するため非常に嬉しいです。

あとは受講者の進捗が視覚的にわかりやすく把握できるようになると良いなと思います。受講しているかどうか、コース内で詰まっているところはないか等声掛けをしているので、画面のアップデートをしてもらえると有難いです。
自社で保有しているドキュメントのe-Learning化もしていきたいですし、活用を進めていきます。今後のさらなるアップデートを期待しています。引き続き、よろしくお願いします!

インタビューにご協力くださり、ありがとうございました!

プロフィール

森本 雅之さん
技術本部 本部長
新卒で国産ベンダーにSEとして入社後、アメリカのソフトベンダーにてストレージ系ソフトウェアエンジニアを経験後、日本法人の代表を経て、青木代表と3名でレイ・イージス・ジャパンを立ち上げる。セキュリティ領域のキャリアはレイ・イージス・ジャパン創業時からスタート。技術本部を統括する立場であり、「お客様の資産・価値を守るために、丁寧な仕事を」をモットーに、25名のメンバーとともに日々努力を重ねている。


各企業のオリジナル学習教材でオンライン研修を実現するe-Learningシステム(LMS)


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