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《WinActorユーザー必読!!》「シナリオファイル呼び出し」をエラー対策として活用する方法
以前、エラー対策についてまとめた記事を書きました。
その続編として今回はWinActor Ver.7.2.0から実装された「シナリオファイル呼び出し」についてお伝えしたいと思います。
📝「シナリオファイル呼び出し」 (ノード -> フロー)
シナリオファイルの実行中に、他のシナリオファイルを呼び出して実行することができます。指定されたシナリオの実行後は、元のシナリオファイルに処理が戻り、「シナリオファイル呼び出し」ノードの続きの処理が実行されます。
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「別のシナリオを呼び出す」と聞くと「シナリオGoto」を思い浮かべる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
「別のシナリオを続けて実行する」点は似ていると言えますが、「シナリオGoto」では呼び出し先のシナリオファイルの実行後に、呼び出し元のシナリオの処理の続きに戻ってくることはできませんでした。複数のシナリオを連続して実行したいときに使用することが多いと思います。
![](https://assets.st-note.com/img/1642491644907-Twjy3wEoOW.png?width=1200)
一方「シナリオファイル呼び出し」は、シナリオの途中でも別のシナリオを呼び出すことができ、呼び出したシナリオの処理が終わるとまた元のシナリオへ戻って来て続きの処理をおこないます。
ですので、他のシナリオと共通している工程を個別のシナリオとして作成しておき、「シナリオファイル呼び出し」によって実行させる方法もよく使います。こういった使い方をすることはエラー対策にもなります。
例えばシステムの起動・ログインや、実行ログの出力、処理完了通知メールの送信など、様々なシナリオファイルで使えそうな汎用性の高い工程は、個別のシナリオとして作成しておきシナリオファイル呼び出しによって処理を実行するようにします。
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すると次そのシステムに関するシナリオを作成する際、「起動・ログイン」の工程を一から作らなくてよくなります。
またログインパスワードが変わったとき、複数のシナリオにおいてログインの工程を個別に作っている場合は、それらを一つずつ修正することになり手間になりますよね。ログイン工程を別シナリオとしておけば、そのシナリオ一つを修正すれば済みます。
修正漏れを防ぐことでエラー回避策にもなりますので、ぜひ活用してみてくださいね!
最後までお読みいただきありがとうございました。
また次回お楽しみに!
ワークスアイディ(株) キャンスタ編集部 RPAエンジニア すずでした。
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