地獄ような73日の始まり
前回の記事では、コロナの始まりを書きました。
今回は乗組員がコロナでどのような、状況にあったのか、僕の体験談をお伝えしておこうと思います。
ある意味で貴重な体験をすることが出来たと、ポジティブに思い込んでいます笑
危機感のない2週間
3月13日キャプテンより、アナウンスがありCDCの命令により14日より、全ての運行を終了する旨が全てのクルーとお客さんに伝えられ、
翌日マイアミに寄港し、全てのお客さんを下船させ、残りのクルーを乗せたままマイアミ沖に停泊するこことなりました。
マイアミビーチの様子(船の中から撮影)
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緊急事態宣言が出ていたので、ほとんど人がいませんでした笑
3月15日。全クルーミーティングがありキャプテンから、1ヶ月の運行停止、船内の消毒、1日2回の検温、クルーの隔離(個室待機)が義務付けられることが伝えられましたがクルーの中には楽観視している人も多く、お客さんのいない船内をバカンス気分で楽しんでいる人がほとんどでした。
CDCから言われた2週間の消毒期間。10日目の夜、緊急のキャプテンからのアナウンスが入りました。
明日から一部のクルーを除いて、全てのクルーは部屋に待機。
一歩も部屋の外に出ることが許されなくなりました。
この日を境に状況は一変して行きます。
次回は部屋に閉じ込められた状態の生活についてお伝えして行きます。
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