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最終的な意思決定者は自分であろう(空気の研究)

「この仕事をやってたら仕方ない」
「この業界にいるから仕方ない」
「この規模の会社にいるから仕方ない」
こういう言葉は、僕がものづくりの世界からひとづくりの世界に身を置こうと思った一つの理由です。
※自己紹介も読んでいただけると嬉しいです。

空気を読むというか、空気に負けているというか、僕が小学生の頃から「嫌だな」って思ってたことが、僕が最初に入った会社にもあったんです。

きっとそういう人は、どのような会社に行っても、一人はいるんじゃないかなって思うから、「そういう人がいるからその会社はダメだ」とは一切思いません。

だけど、なにかと「そういう空気じゃん」みたいな意思決定がされていたり、そういうことを口にする人が多くなってきたら、組織としても手を打たないとダメでしょうね。

組織の話はいったん置いておいて・・・

着目したいのは個人です。

「自分は空気に拘束されていないか?」
この問いは、自分に立てた方がいいです。

併せて、
「これまで空気に拘束されていたことってあるかな?」
という問いを立てて、これまでの自分を振り返ってみましょう。

意識してなくても、無意識のうちに空気に身を任せて意思決定をしていることもあるはずです。

行きたくもないのに、空気に身を任せて参加する飲み会やお誘いはありませんか?・・・「私も行きたくないですけど、そういう空気なんで行くしかないんです」という言葉を言ってる人もいます・・・「行きたくなければ行かなきゃいいじゃん、人生の限られた時間をそんなことに使うの、もったいないよ」と一刀両断します。

自分の人生の大切さに気付き、一度断ることができたら、その人の人生は一歩先に進みます。

「なんてくだらないことに時間を使っていたんだ」と気付いて、自分にとって必要なことを選択するようになっていくでしょう。

それでも、もしかしたら、場面によっては空気を大切にした方が良い時もあるかもしれません。

だけどその時は、自分を包み込む空気を意識して理解した上で空気を大切にしてるので、空気に拘束されているというより、「自らの意志でその空気を大切にしている」ということになります。

良くないのは、自分の意思決定を空気のせいにしたり、その空気のことを仕方ないと諦めることだと思っています。

空気に拘束されるとしたら、自分や家族の命が危険にさらされた時くらいかな・・・生きてて、思いついたら追記しようかな。

「最終的な意思決定者は自分であろう」というのが、このnoteで言いたいことです。

空気なんていう、説明もできない存在に、自分の意志を委ねないでください。

自分の意志を大切にして、自分の時間を大切にしてください。

「空気に拘束されている」という気づきは、これからの人生を大きく変えていきます。

自分で自分の人生をコントロールできるようになりましょう。

『空気の研究』という本には、以下のような内容が書かれていました。

「空気」は絶対の権威の如くに至る所に顔を出して、驚くべき力を振っている。
「ああいう決定になったことに非難はあるが、当時の会議の空気では・・・・・・」
「議場のあのときの空気からいって・•・・」
「あのころの社会全般の空気も知らずに批判されても・・・・・」
「その場の空気も知らずに偉そうなことを言うな」
「その場の空気は私が予想したものと全く違っていた」
などなど、多くの場面で人は、最終的決定者が人でなく空気であると言う。

この「空気」とは一体何なのであろう。それは教育も議論もデータも、そしておそらく科学的解明も歯がたたない何かである。
先生が生徒に「こういうことは絶対にいけません」と教えても、その生徒はもちろん教師も、いざというときには「その場の空気」に支配されて、自らが否定したその通りの行動をする。

(『あとがき』より)
人は、何かを把握したとき、今まで自己を拘束していたものを逆に自分で拘束し得て、すでに別の位置へと一歩進んでいる。人が「空気」を本当に把握し得たとき、その人は空気の拘束から脱却している。
人間の進歩は常にこのように遅々たる一歩の積み重ねであり、それ以外に進歩はあり得ない。本書によって人びとが自己を拘束している「空気」を把握し得、それによってその拘束から脱却し得たならば、この奇妙な研究の目的への第一歩が踏み出された。

『失敗の本質』という本の内容とも関連性があると思いました。

『失敗の本質』については、以下のnoteで紹介しています。

本日は以上です。

今回も読んでいただき、本当にありがとうございました。

これからも、「仕事でも私生活でも心をラクにする(ワークライフハック)」をテーマに、心をラクにするキッカケになり得ることを発信し続けます。

「心をラクに」というのは、「快く安らかに過ごしている状態」という意味で使っている言葉であり、「サボる」という意味ではありません(快く安らかに過ごすために、時にはサボる時も大切ですけどね)。

少しでも多くの人に『心をラクにするキッカケ』を得てほしいと思っているので、興味を持っていただけたなら、他のnoteにも目を通してもらえると嬉しいです。

このnoteでは、Amazonアソシエイトを利用しています。
※ワークライフハックをテーマにnoteを書く中で、心をラクにするためにオススメできるものを紹介していきます。

最後に、最近購入して、ノートPCでの仕事が快適になったセットを紹介します(冗談抜きで「買って良かった」と思えるアイテムなので、noteで紹介したいと思いました)。
※『人間工学設計』ってところに惹かれてしまいました。
※利用開始日:2024年12月13日
※ノートPCを置いた下のスペースに、キーボードを置くとちょうど良い感じになります。

使ってるPCはこちらです(大学生時代からレッツノートを使ってます・・・最強です)。

こういう物理的なアイテムも、「心をラクにする(快く安らかに過ごしている状態になる)」ためには非常に重要な要素なので、「これを使ってるから快適に過ごせてるなぁ」という物を大切にしてください。

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