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どこの会社にいようと関係が保持される繋がりか?(働き方の哲学|360度の視点で仕事を考える)

『◯◯会社の◯◯という役職のおっしーさん』として繋がりをつくるのか、『おっしーさんという人は◯◯という役職で◯◯会社という会社に勤めている』として繋がりをつくるのか・・・大きな違いがあります。

社員数約5,000枚、売上約5,000億円の上場企業から、いわゆるベンチャー企業に転職して思ったのは、どんな環境にいても、『◯◯会社の◯◯という役職の◯◯さん』という人脈のつくり方をしてしまう人はいるということです。

大企業にいると、その企業のブランドだけで寄ってくる人がいたり、経験も少ない僕のことを『先生』と呼んで(設計者として仕事をしてたから)、接待を受けたこともあります。

そういう経験があって、『◯◯さんという人は◯◯という役職で◯◯会社という会社に勤めている』という、個人ありきの人脈のつくり方がしたいと思うようになりました(会社の看板がなくても相手との関係性が途切れないように)。

転職して、20代の若者が事業責任者を担うような企業に入っても、残念ながら同じようなことを経験しました。

20代で採用責任者をやるようになると、「その若さで責任者ですか!すごいですね」と寄ってくる人がいますけど、「はぁー」と僕はその言葉を受け流してきました。

ただ、人によっては、その言葉で自分の承認欲求を満たしている人もいて、その役職に就いている自分に酔い、人と人との繋がりを大切にしていない人も多くいます。

「会社の看板が変わっても、繋がり続けられる人を増やしなさい。そのために、自分がなんでこの会社でこの仕事をしているのかを相手に伝えなさい。そして、相手がなんでその会社でその仕事をしているかを聞きなさい。志の共有をして、仕事においても組織の枠を取っ払った関係性になりなさい。」というのは、僕が自分で大切にしてきたことでもあり、マネジメントするメンバーに伝えてきたことです。

所属企業ありきの繋がりは、利害関係で繋がってるだけなので、本当の信頼や尊敬を生みません・・・結果として、その人とのコミュニケーションは「どっちが得でどっちが損をするのか?」という視点に終着してしまうから、担当が自分であろうが他の人であろうが相手にとってはどっちでもいいんですよ。

個人ありきの繋がりは、前提としてビジネスだから利害関係はある一方で、「あなたが担当だから」という想いが乗ってくるんですよね・・・利害関係を超えた信頼・尊敬が生まれると、企業という枠組みがなくなっても、「この人と何かを一緒にやりたい」という関係が継続するんですよね。

せっかく仕事を通していろんな人と出会ってるんだから、「あなたはなんでここでこの仕事をやってるんですか?」という問いを、出会ったいろんな人に投げてみてください。

全ての人が『企業という枠組みありきの自分』じゃなくて、『自分という存在が何かしらの目的や想いを持って所属してるのがこの企業』という順序なので、それを間違えないでください。

「自分がこの企業に所属しているのは当たり前なんだ」とか「自分はこの企業に所属してるからこういう未来なんだ」とか、あたかも「ここに所属し続けることが前提になっている」ような発言をする人もいますけど、そんなことはないですよね。

誰もあなたをそこに縛りつけておらず、縛りつけているのだとしたら、それは自分自身ですからね。

どんな企業であろうが、どんな役職で働いていようが、自分という存在を前提にした仕事を意識しましょう。

目的とか、志とか、想いとか、そういうのはどんどん周りに伝えていくべきです。

僕の経験上、「あなたはなんでここでこの仕事をやってるんですか?」という問いを立てると、恥ずかしがって何も言わない人が多いんですけど、「こっちは真剣に聞いてますよ、せっかくあなたと仕事をするんだから、あなたが何を考えてここにいるのかを知りたいんです」ということを伝えると、考えてくれて、考えたことを伝えてくれます(日をまたぐこともあります)。

プラス、「そんなこと考えたことがなかったから、考えるキッカケをくれてありがとう」という言葉をくれる方もいます(考えた結果、転職する方もいて、僕としてはそういう決断をできるキッカケを与えることができて良かったと感じます)。

目的や志や想いが言語化できてないのに、そこで頑張る理由なんて見出せないですからね。

企業の枠組みを超えた関係性を意識するというのは、「自分がなんでここにいて、この仕事をやっているか?」ということを明らかにすることでもあるので、やはりこれは、全ての人にやってほしいことです。

『働き方の哲学|360度の視点で仕事を考える』という本には、以下のような内容が書かれていました。

人脈は大事な能力の一つです。人脈は自分の力を増大させるテコのようなものです。ですから、「あ、このことならあの人に相談できるかも」という人を社内外に、多方面に持っておくほど、テコの出番は増え、仕事の突破・展開が進むでしょう。
会社員が持つ人脈には2種類あります。「会社につく人脈」と「個人につく人脈」です。その会社を辞めた後、断ち切れる人脈は、会社についていた人脈です。その人は、あなた個人と付き合っていたわけではなく、その会社の担当者Aさん、あるいは役職者Aさん(たまたま、あなただった)と付き合っていたわけです。他方、個人につく人脈とは、仕事人としてのあなたを信頼し、あるいはまた、一人間として慕い、どこの会社に移ろうとも関係が保持される人脈です。
結局のところ、「会社につく人脈」は、<利>の関係です。両者の間にあるのは、損得感情です。それに対し、「個人につく人脈」は<信>の関係で保持されます。「あの人なら、個人としてずっと付き合ってみたい」という信頼・共感です。
「会社につく人脈」が世知辛いとはいえ、会社の看板(名刺)で付き合える人の幅は広いものです。ですから、会社はおおいに利用すべきです。当初は「会社につく人脈」であったとしても、その後、個人的な信頼を得れば、その人は「個人につく人脈」に変わります。

引用元:『働き方の哲学|360度の視点で仕事を考える』

『働き方の哲学|360度の視点で仕事を考え出し』を読んでアウトプットしてるnoteは他にもあるので、ぜひ読んでみてください。

本日は以上です。

今回も読んでいただき、本当にありがとうございました。

これからも、「仕事でも私生活でも心をラクにする(ワークライフハック)」をテーマに、心をラクにするキッカケになり得ることを発信し続けます。

「心をラクに」というのは、「快く安らかに過ごしている状態」という意味で使っている言葉であり、「サボる」という意味ではありません(快く安らかに過ごすために、時にはサボる時も大切ですけどね)。

少しでも多くの人に『心をラクにするキッカケ』を得てほしいと思っているので、興味を持っていただけたなら、他のnoteにも目を通してもらえると嬉しいです。

https://note.com/worklifehack2021/m/med820a970d0b

このnoteでは、Amazonアソシエイトを利用しています。
※ワークライフハックをテーマにnoteを書く中で、心をラクにするためにオススメできる何かを紹介していきます。

ここからは、僕の生活において「これ良いなぁ」と思っている物の紹介なので、興味のある方だけ読み進めてください(「これ良いなぁ」という感覚って、日々の生活に彩りを与えます)。


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最後に、最近購入して、ノートPCでの仕事が快適になったセットを紹介します(冗談抜きで「買って良かった」と思えるアイテムなので、noteで紹介したいと思いました)。
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これに乗りながらだと、足の負担が減る一方で、体幹のトレーニングをしながら仕事ができるので、テレワークでも運動不足になりません。

こういう物も、僕にとっては「心をラクにする(快く安らかに過ごしている状態になる)」ためには非常に重要な要素なので、皆さんも「これを使ってるから快適に過ごせてるなぁ」という物を意識して、大切にしてみてください。


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