『頑張らされる理由』は捨てて『頑張る理由』を持とう
はじめに(いつも書いてること)
このnoteでは、「仕事でも私生活でも心をラクにする(ワークライフハック)」をテーマに文章を書いています。
「心をラクに」というのは、「快く安らかに過ごしている状態」という意味で使っている言葉であり、「サボる」という意味ではありません(快く安らかに過ごすために、時にはサボる時も大切ですけどね)。
今回の内容
最近の僕は本業において、そこそこたくさんの仕事をしています(採用、人材育成、等級・人事評価制度、組織開発、総務、労務の実務者と管理者/執行役員として経営に伴走)。
担ってる役割が多くて、今の僕ではどうしても、コアタイムの後の時間や休みの日を使わないと業務を終えられない状態です。
この状況に対して、『頑張らされる理由』に突き動かされて『頑張る理由』がなければ、ストレスフルな自分になっていると思います。
社会人1年目から、会社や制度や環境がどうであれ、「仕事と私生活の垣根をなくす人生を送る」ということをテーマに生きてきたので、残業とか休みの日だからとか関係なく仕事と向き合っています。
同時に、『頑張らされる理由』を捨てて『頑張る理由』を確立させてきたことは、自分自身を自分で突き動かすことができている大きな理由になってます。
新卒向けにやってる研修や、新卒に関わらず、何年目の社員だとしても、どんな職種・役職の社員に対しても、「主体的に仕事と向き合おう」ということは伝えています。
とにかく、働く全ての人は、「『頑張らされる理由』は捨てて『頑張る理由』を持とう」ということを大切にしてほしいです(働くという側面に限らず、私生活においても同じですけどね)。
僕が今の会社で働くようになってから、関わるすべての人に言い続けているメッセージでもありますし、社会人になって11年間、「頑張る理由は自分で見出すーとにうメッセージを自問自答してきました。
自分としても「大切なことだ」と思って体現していることでもあり、これからもいろんな場面で言い続けることだと思います。
頑張る理由を自分の外に置いてしまい、『頑張らされる理由』しか持っていない人は、いずれ疲弊していくでしょう。
『頑張る理由』を自分の中に確立できている人は、どんなにやることが多くても、どんは環境だとしても、周りにどんな人がいようとも、イキイキしているでしょう。
「会社のため」とか「誰かのため」とかそういうことじゃなくて、まずは自分のために仕事をして、それが結果的に誰かのためになっていると捉えているので、仕事で自分を苦しめることはありません。
仕事を人生を良くする手段にできているはずです。
「こんなに頑張ってるんだから見返りをもらわないと頑張れない」というのも理解できます(この気持ちを人事が理解していなければ、まともな組織設計はできないと思います)。
頑張っている人が報われる組織でないといけません。
だからこそ、組織としては「どう頑張ってほしいか?」ということを働く人に伝えないといけません。
そうしないと、「組織としてはこう頑張ってほしい」「個人としてはこう頑張ってる」という両者が噛み合わずに、「頑張ってるのに報われない」という状態になってしまいますから。
せっかく頑張るなら、期待通りの頑張りをしてもらって、頑張って成果を出してる人を適切に評価できるように制度を組み立てましょう(これは、経営と人事の役目です)。
ただ、個人の視点に立った時に、「見返りがないなら頑張らない」という状態になってしまうのは良くないです。
頑張る理由を外に見出して、自分の内に見出せないと、踏ん張れないからです。
組織に所属する際に個人としてやるべきことは、「自分がここで頑張る理由は?」という問いに対して自分なりの答えを持っておくことです。
例えば、「選考中に会社の人にこう導かれたから入社して頑張ろうと思います」だと、入社して思うようにいかないことが出てきた時に、「自分で決めたわけじゃないし」となってしまうかもしれない。
また、自分なりの言語化はできるけど、導かれるままに設定した理由だから、「それは心から思っていることではなかった」という状態にもなり得る。
この状態になるというのは、自分の気仕事人生を軽視している個人が悪いんですけど、せっかく入社してくれた人に対して、組織としては「しっかりと考えてなかった個人が悪いよ」で片付けてはいけないと思うんです。
組織としては、「どんな問いをどう立てればよかったのか?」「どんな導きをするべきだったのか?」というと改善思考を持たないとダメです。
この改善過程には、変数がとても多いです(個人のキャリア形成において、「これがこうだったら必ずこうなる」という正解はないからです)。
なので、いろんな実験をしても、「これだ!」と確信を持てるような解を導けることはないと思います(仮にそういう解を見出しても、次のケースでうまくいくとは限りません)。
組織の中の変数だけでなく、時代の変化に伴う価値観の違いも変数になりますし、個人の思考や価値観の変化も変数になりますから。
世の中を知り、目の前にいる個人を知り、自分の組織も知り、この組織で頑張ろうとしてくれている人が自分自身で『頑張る理由』を見出せるように導いていくんです。
僕もまだまだ道半ばです(自分のキャリアと向き合う側面と、誰かのキャリアに伴走する立場として)。
自分自身の知識や知見、経験を増やしながら試行錯誤していきます。
そして、元気な人(自分の元から溢れ出てくる気を大切にして生きる人、目的を持って生きる人)。増やしていきます。
感謝
今回も、読んでいただきありがとうございました。
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