【26卒/25卒向け】 あなたが搾取されないための労働市場の選び方

まず、資本主義のプレイヤーは

株主(雇用主)と労働者に分かれます

就活するためには貴方のロールは雇用者です

次に、この資本主義社会であなたに
ルールを与えるとすれば以下になります


【資本主義社会の1つのルール】

「幸せ数値の合計を、
あなたの人生の中で最大化する」



※ただし、幸せ数値の重みづけは、
以下の2つにおいて、
あなた自身によって、
その乗算にルールを決めることができます


①時系列(タテ)で重みづけ(これをもしあなた独自に加えない場合、それは項目別の価値の期待値と同義になる)


②項目(ヨコ)で重みづけ(これをもしあなた独自に加えない場合は存在しないので考慮しない)

ここまで読んで何のことか全く理解できない、理解しようとしない人はこのnoteは読む価値がないので読まなくていいです


大前提として、経済的価値は、その受け取れるタイミングが未来であればあるほど、現在価値が低減していくことは知っておいてください
(現在価値 とかで検索して)

もし現在に1000万円受け取った場合と、5年後に1000万円受け取った場合では現在価値がかなり違います

(なぜなら、5年をかけて現在受け取った1000万円を何らかの投資によって増やすことが平均的には可能だからです)

ここで知っておいて欲しいのは、「今と未来で受け取るものが絶対的には同じでも、現在価値が異なる場合が存在する」ということです。

で、これは「幸せ」にも同じことが言えます
(なぜ現在価値が異なるかのロジックは違います)

なぜ現在価値が異なるか

それは未来に受け取る幸せには不確実性が伴うからです。

つまり「今あなたが不幸で未来に幸せを受け取る」計画をもったとして、今あなたが考えている「幸せ」の絶対値は、現在価値とイコールではないです

なぜなら、「幸せ」の現在価値は、
未来になったときにあなたが感じる幸せの期待値

(ここで言う期待値とは、「あなたが期待する値」ではなく、あなたの人生が無限回試行されたときの平均値)

とイコールだからです

あなたが今見積もっている幸せをイコール現在価値としていると、ガチでミスります


あなたが考慮すべきは、あなたが見積もっている幸せの期待値と分散です

具体例で説明すると、
「今年収500万で死ぬほど働いて力をつけて、
将来10億稼げる起業をするんだ」
という思考はミスです

まず、「10億」というのは幸せ数値ではないです
10億稼いだ先に幸せを感じる可能性が、
自分の中で高いか低いのかによって
この「10億」が持つ重さは大きく変わります

たとえば「金を稼ぐ」より「承認される・モテる」
が幸せ数値高いんだったら、
「10億」を得た地点ではあなたはおじさんなので、
真の(生物的な)承認を得ることはできないかもしれません

なので、ここでまず「10億」という記号が幸せ数値にどう変換されるかの重みづけをよく考えなければなりません

次に、「10億」そのものを稼得できる可能性を考えて、前段に掛け算します

そして最後に、分散を考えます
あなたの人生は1回ということを考慮して、分散の許容値を決めてください

さて、これまでのロジックには決定的なミスがあります

それは「10億」が本質的な幸せ数値に変換されるものではないことです

ある人は、10億稼ぐことに幸せを感じるのではなく、「この目標を掲げて努力し自己を実現する瞬間」に 幸せ数値を感じているとします

そうすると先ほどの計算の項目自体増えるので再計算が必要です


みたいなことを繰り返していきますが、まあそれを正しく評価することは不可能です

だから簡単にしましょう

あなたの人生の中で「幸せ数値」に変換されうる項目を知り、そのうちどれがあなたにとって大きく影響するのか、つまり

「何をしている最中にあなたは幸せを感じるのか」
を、あまりにも素直に受け入れてください

そしてその受け入れた項目を、現在価値において(ここで「現在価値ってなんだっけ?」と思ったら読み直してください)最大化するようにしてみてください

そしたら自然にあなたの生き方、そして
労働者としてあなたが身を置くべき場所

が決まります

何度でも言いますが、ミスりやすいのは

・「幸せ数値」に変換されるものが何かという問いに、抜け漏れがあること(つまり10億手に入れたらそれで幸せだ、美人を妻にしたらそれで幸せだ、と具体のあなたが思いつく項目ベースで価値を捉えること)

・(ry)という問いで出た項目を、現在価値に直すと言う発想がないこと(つまり未来で今想像している幸せをそのまま受け取れるの勘違いすること)

・(ry)という問いで出た項目の中で、「幸せ数値」にどの程度変換されるかという乗算の値をミスること

(つまり、本当は自分では別のことに幸せを感じるんだけど、そう認めたくないなどの理由から、もっと崇高なものが私の求めるものだと思うこと)

の3点に分けられます

ここで冒頭の記述を再掲します

【資本主義社会の1つのルール】

「幸せ数値の合計を、
あなたの人生の中で最大化する」



※ただし、幸せ数値の重みづけは、
以下の2つにおいて、
あなた自身によって、
その乗算にルールを決めることができます


①時系列(タテ)で重みづけ(これをもしあなた独自に加えない場合、それは項目別の価値の期待値と同義になる)


②項目(ヨコ)で重みづけ(これをもしあなた独自に加えない場合は存在しないので考慮しない)

この、タテ、ヨコというのは
表で想像したらわかりやすいはずです

ヨコ
承認されたい     欲しいものを買いたい    SEXしたい…

タテ
2024年
2025年
2026年


この表における数値の合計を最大化するということです

最後に、具体例に移りたいと思います

大抵の人の最初のジョブは労働者でしょう


もしあなたの横の項目の重みづけで、あなたの幸せに圧倒的に大きな影響度を持つ価値が、「指図されず、自己で自分の選択を決定すること」(これを「何不自由ない暮らし」といいましょう)だったとします

そうすると、「何不自由ない暮らしを手に入れるために、若いうちは苦労して、後になって稼いだり、出世したりすればいい」

という人生設計は正ではない可能性があります

資本家の中には、「労働者を搾取する代わりに、その労働者に何不自由ない暮らし という保証を与え、その代わりに上前を跳ねる」というピンハネビジネスを行っている人がいます

あなたの戦略はそいつを探してそいつの懐に入り込むのです

決して、「労働者を搾取する代わりに、労働者にとって、やっていてとても楽しくてやりがいのある仕事を与え、上前を跳ねる」資本家や、

「労働者を搾取する代わりに、労働者がとても承認されたり、モテたりする仕事やブランドを与え、上前を跳ねる」資本家には入り込んではいけません


労働者は搾取されます

しかしその搾取は一方的ではありません
経済的な価値以外の価値をあなたに与えます

「モテる」
「社会の中で承認される」
「労働者の中で承認される」
「資本家になる可能性が上がる」
「頭を使える」
「SEXできる」
「人を見下せる」
「友達が増える」
「たくさんおしゃべりできる」
「時間をたくさん使える」

あなたは資本家から与えられるこれらの価値のうち、最も幸せに変換できる価値を選んでください

経済的にはあなたは搾取されているので、非経済的な価値を全力で享受するのです

というか多くの人はそれでいいのです


逆に言えば、資本家たちは経済的価値を手に入れているものの、「自分と同じ境遇の人がいっぱいいる」とか、「何のステークホルダーもなく、偏見も先入観もなく、ものごとを楽しめる」とか、「嫌いな人をぶん殴ってスカッとする」とかいう価値は捨てざるを得ないのです

多くの人は経済的価値単体を重く見過ぎです

実際は、10億そのものではなく、10億を手に入れた先にあるその他の価値を求めているだけです

そしてそれは経済的価値ではありません

以上。これらを元にあなたの就職先の戦略を選びましょう。





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