家事じゃなく『子育て』をして欲しかったから。
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「ぎゅう」
特に寝る前、『ぎゅう』っとして欲しいと子供にねだられるので『ぎゅう』っとする。小3長男トラはさすがに頻度が低くなってきたが、とはいえまだ言う。次男タツなんて日に何度もだ。
子供たちを『ぎゅう』っとするたびに、不思議な感覚がしないだろうか。
暖かくて、硬くて、そして柔らかくて、小さくて、そして大きくて、確実に今そこに実態を伴っていることが実感できて、重くて、そして気持ちいい。
『愛おしい』という気持ちが自分の体の底から染み出してきて満たされる。
『大事だな』と毎日思う。
私も毎日『ぎゅう』するが、夫も同じくらい『ぎゅう』をねだられ、『ぎゅう』をしている。
昔の夫の『ぎゅう』は、それこそ気が向いたときだけの夫からの一方的なもので、子供(赤ちゃんだったころのトラ)は正直嫌がっていた。
しかしいまでは、子供からねだられて応じる形で、そこにはちゃんと、愛着や信頼の交換が見て取れる。(『絆』という言葉は使いたくない)
家事と育児、そして仕事をひとりでジャグリングしていた時代はこう思っていた。
私ばかりが家事と育児を担っていて、夫は何もしていなくてズルイ。
そこから戦いの日々へと突入したわけだが、途中で気づいたのだ。
家事はいいから、育児をやってほしい。
子供の世話を夫がしてくれている横で済ませる家事は、そこまでの負担ではなく(もちろん手抜きだからということもある)、むしろ負担になっていたのは子育てだったのだ。
そこから数年かけて今の夫という父親なのだが、もちろん当時の夫には、子供への愛着とか親近感とか責任感とか当事者意識とかが欠けていた。
『父親なんだから、子供のことに主体性を持ってよ。』
そう思っていたのだが、『持ってよ』と言われても降って湧くものでもなく、じゃあどうしたらその『主体性』=つまり『子供への愛情や愛着や興味』が湧くのかと考えたのだ。
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ごく普通の女が結婚して妊娠~出産。35歳で『ワーキングマザー』になりました。 それまで世の中知ったような気になっていたけど、実は何も知らな…
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