見出し画像

距離を置くしかなかったママ友の話②

========お知らせ===========

『夫婦サバイバル(ワーキングマザー編)』を購読いただきありがとうございます。noteの『メンバーシップ』もあります(月額¥1,100)。サークルにご登録いただけますと、本記事に加えてその他すべての会員限定記事をブログでお読みいただけます(サークル内でPWを公開しています)。サークルではその他のコンテンツもご提供しています。

サークルへご登録の際は、本マガジンと内容がかぶってしまいますので、本マガジンを解除の上ご登録ください。

→サークル『ワーキングマザー3.0』はこちら

=======お知らせここまで=======


ある程度大人になって、っていつごろからだろう。

結構最近になってのこと。30歳ころか、もっと最近か。

ずっと当たり前だと思っていた、自分が育った環境、両親が与えてくれたものが、意外にも恵まれたものだったことに、よく思い至るようになった。

いわゆる典型的なサラリーマンと専業主婦の家庭の、よくあるふたりの子供の下の子だった私。特にお金持ちでもなく、でもお金に困った経験はない。そしてお金よりも大事な、親の姿勢というか態度というか、言動というのか。

必要に応じて厳しく叱られたことはあるが、今考えても正当なもので、叱られるべき時に叱られ、でも基本的には放任主義だった。

大人になってからの自分や夫、会社で出会ったたくさんの大人たちのことを考えても、私の両親はとにかく、優しくて穏やかで真面目で、声を荒げて怒鳴ることもないし、人格を否定する言葉なんて聞いたこともないし、否定するような言葉も言わない、とにかく善良な人たちなのだ。自分は、無条件に親に受け入れられ、愛されているということを、疑ったことは一度もない。

家は私にとって確実に安全な場所であり、いつどんな状況で戻っても迎えてくれて、その上で私は『大丈夫である』と信頼もしてくれている。助けを求めれば絶対に助けてくれると知っている。

そんな両親に育てられた私は暢気に健やかに育ち、自分のコンプレックスに向き合うことも、身の程を知ることも、自分の正体を知ることも、自分にどれほどの能力があるのかも、大人になる過程で向き合い、壁にぶつかり、そのたびに乗り越えてきた。もちろんみんなと同じくらいに落ち込んだりしながらも、我ながらとにかく、心が健康なのだ。

でも大人になってみると、そんな家庭環境が必ずしも『普通』ではないことを知る。そんな事実を知るたびに、自分がいかに恵まれているかに思い当たる。

ここから先は

2,107字
ブログ『ワーキングマザー・サバイバル』で特にたくさんの方の共感、反論、議論を生んだ『夫のこと』カテゴリー記事。夫の会社の人にバレそうになり、止む無く会員限定記事に。 その間筆者の仕事の状況も変わり、ブログ『ワーキングマザー・サバイバル』から『夫のこと』だけスピンオフ(?)させてnoteで連載することにしました。 ワーキングマザーの方もそうでない方にとっても、参考になるかは未知数。 (月4回更新/初月無料)

ごく普通の女が結婚して妊娠~出産。35歳で『ワーキングマザー』になりました。 それまで世の中知ったような気になっていたけど、実は何も知らな…

ありがとうございます。今後の活動の原資にさせていただきます。