『話し合い』を避ける夫が守りたいもの
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「私は子供のために生活も通勤経路も全部変えるしかないのに、どうしてパパは変えなくていいの?どうして変えないの?」
6、7年ほど前か。
長男トラの育休を終えて仕事に復帰して、保育園の送り迎えについて夫に『話し合い』を持ちかけても、のらりくらりとかわされたり、逃げられたり、「うるせー」と突っぱねられたり。とにかく最初のハードルは、
『育児に協力してくれない』ではなく、
『話し合いに応じてくれない』ことだった。
こちらは現状に不満があり、その現状を変えるためには相手に言動を変えてもらう必要があり、そのためにはまずは『話し合い』という段階が不可欠だ。強制的に押さえつけたところで保育園に行ってくれるわけはなく、話し合って行ってもらうように行動を変えさせるしかないのだ。
それなのに。それなのに相手は、その『話し合い』という段階から逃げるのだ。それも結構必死に。
なんでそんなに逃げるのか。
そう思いもしたけど、よく考えてみればその心理はわかるような気がする。わかるとなおさら腹立たしさも増したのだが。
それは例えば、八百屋さんを経営している私と、アルバイトの人。アルバイトの人は時給や労働環境に不満がある。入ったときから時給が上がっていない。勤務時間をもっと短くしたい。そんな要望があるアルバイトが、
「話し合いたい。」
と言ったら。うん、ちょっと嫌。
いまの時給だって払うの大変なのに上げるなんて嫌だし、いまの時給のままで長時間働いてくれたら自分がラクだし、そのための話し合いなんてできる限り先延ばししたい。うーん・・・気が進まない。とはいえ相手がアルバイトさんなら、話し合いに応じないわけにはいかないけど。とはいえ話し合いでなんとかなだめられれば、はぐらかせればいいな、と淡く期待するだろう。
夫がこの八百屋さんの立場で、私はアルバイトの立場なわけだ。
その八百屋さんも、実際の夫も、守ろうとしているのは、
既得権益。
既(すでに)得(得ている)権益(得なこと、損ではないこと)。
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ごく普通の女が結婚して妊娠~出産。35歳で『ワーキングマザー』になりました。 それまで世の中知ったような気になっていたけど、実は何も知らな…
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