そんなに子育てやりたくない?夫に聞いてみた
家から保育園へ、子供を連れて行く。
保育園から家へ、子供を連れて帰る。
たったそれだけなのに。
大人ならそれはただの『移動』なのに、なんでこんなに大変なのか。
子供にとっては毎日が新しい発見に溢れていて、触ってみたいものが多すぎて、毎日の支度や移動が自立へ向けての訓練であり、すぐにできるようになるわけではない。
そんなこと百も承知だし、そもそも子供はものすごくかわいい。
でも大変。
子育ては、大変と愛おしいが半々に、そしてギュウギュウに詰まった玉手箱のようだ。
長男ひとりだったとき、毎日当然のように私がひとりで、家と保育園と会社を行き来していた。毎日毎日バタバタと。慌ただしくて目が回りそうだった。
次男妊娠中、それまで私の心に澱のように溜まっていた不満を夫にぶつけ、朝の送りは夫の担当となった。
子供たちを自転車に乗せて、保育園で保育士さんに手渡すまでが『保育園の送り』ではない。それは子供たちの出かける支度からなのだ。
ひとりでやってもふたりでやってもいずれにしてもてんやわんやの騒ぎになる、子供たちの出かける支度。
まだヨチヨチの次男と、3歳の長男。まず、自分で支度ができないので、やってあげる、が基本の年齢。
靴下を履かせ、靴を履かせ、カバンを取って、持って、とやっている間にもうひとりが遊び始めたり、服を汚したり、トイレに行ったり、オムツにウンチをしたり。そんなことを片付けながら、部屋を片付けてルンバのスイッチを押す。毎朝毎朝、『大変』。
大人ひとりでやってもふたりでやっても、いずれにしても大変。だったらと、当初は手伝っていた。私の想像としては、夫が子供の準備をする間に、私は食器の片付けやルンバの準備。一緒に家を出て、子供たちと駐輪場へ向かう夫と、手を振って駅へ向かう私。
でも実際は、子供たちの物を私が管理している以上、「あれは?これは?」と聞かれ、結局私がやることになり、子供たちも「ママがいい。」と駄々をこね、家を出る時はふたりとも私と手をつなぎたがり、マンションの出口でも手を放してくれず、結局自転車まで私が乗せたりして。
意味ないじゃん。
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夫婦サバイバル(ワーキングマザー編)
ごく普通の女が結婚して妊娠~出産。35歳で『ワーキングマザー』になりました。 それまで世の中知ったような気になっていたけど、実は何も知らな…
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