夫と私 夫を変えようと思うことは間違いじゃない

人を変えることはできない。変えられるのは自分だけ。

つまりそれは、人を変えようと思うのは間違いだということ。人を変えるのではなく自分を変えることでものの見方を変え、実際にはあまり変わっていない回りの世界を違うものとして捉えることで問題を解決する。
そういう話だと思っていた。

だから私が頑張り、自分の見方を変え、鍛え、仙人のような心で生き、結果としてそれを見た夫が自ら変わること。夫が変わるとしたら、それがあるべき順序なのだと。

その理論にはなんとなく納得感もあり、私の行くべき道はそこだと思っていたけど、でもそれにしてはその道は、精神的にとても苦しかった。

休日のお昼過ぎに起きてくる夫に笑顔で「おはよう」と言い、
子供にパパとの楽しい時間を作り、
私がやっても何とも言われないことを夫がやったら「ありがとう」と言い、
家の中を見回して、こんな良い家に住める幸福を噛み締めようとした。

それでも、

どうして私ばっかり。

そんな思いが日に何度も心に湧いて、放り出したくなる。放り出すとはつまり、夫と別れるということ。

だからそれはつまり、堂々巡りという話。

なんでもいいからこの堂々巡り地獄から救い出して欲しいと、私は情報と知識を求めた。夫婦や家族に関する本、ブログなどを読み漁る。

仙人のような妻が夫を甘やかしているうちに、子供は大きなってしまうんじゃないかとも思った。そんな悠長なことをしていて果たして間に合うのか。甘やかせば甘やかすだけ甘えてくる夫を、甘やかし尽くした先に光があるのか。ないんじゃないか。

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ブログ『ワーキングマザー・サバイバル』で特にたくさんの方の共感、反論、議論を生んだ『夫のこと』カテゴリー記事。夫の会社の人にバレそうになり、止む無く会員限定記事に。 その間筆者の仕事の状況も変わり、ブログ『ワーキングマザー・サバイバル』から『夫のこと』だけスピンオフ(?)させてnoteで連載することにしました。 ワーキングマザーの方もそうでない方にとっても、参考になるかは未知数。 (月4回更新/初月無料)

ごく普通の女が結婚して妊娠~出産。35歳で『ワーキングマザー』になりました。 それまで世の中知ったような気になっていたけど、実は何も知らな…

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