夫には、最低限の気遣いも優しさも見せてはいけない時があった
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夫と出会ったのは、私が30歳、31歳だったころ。
もう15年以上前のこと。
夫も私も立派に大人で、言うなれば、それぞれの価値観が既に出来上がっていた。だから、夫の言動には驚くことがあった。
それは例えば、映画館でのこと。
何を見たのかも忘れてしまったが、満員の映画館で、当時彼氏だった夫と一緒に映画を見た。映画が終わり、エンドロールが始まった途端に、夫は立ち上がって出て行こうとした。しかし私はそれに、抵抗があった。
というのも、私たちの席はちょうど中央くらいで、そこから出て行くためには、10人以上の人の前を通っていかなければいけなかったから。端の席に座っていたら私だって別にエンドロールを最後まで見たいわけではなかったが、あの狭い通路を取って、そんな人数の人の前を通り過ぎるのは、当時の私にはできなかった。
一方の夫は、
『なんでそんなこと気にするの?』
とさっさと先にひとりで出て行ってしまったのだ。
たくさんの人の前を遮って映画館から出て行くことも、彼女を残してひとりで映画館を出て行くことも、私にとっては『ありえない』ことで、悲しさと怒りと、呆れと、いろいろ感じながら、私はひとりでエンドロールを見ていた。
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夫婦サバイバル(ワーキングマザー編)
ごく普通の女が結婚して妊娠~出産。35歳で『ワーキングマザー』になりました。 それまで世の中知ったような気になっていたけど、実は何も知らな…
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