夫には、『人に優しく』が難しかった
========お知らせ===========
『夫婦サバイバル(ワーキングマザー編)』を購読いただきありがとうございます。noteの『メンバーシップ』もあります(月額¥1,100)。サークルにご登録いただけますと、本記事に加えてその他すべての会員限定記事をブログでお読みいただけます(サークル内でPWを公開しています)。サークルではその他のコンテンツもご提供しています。
サークルへご登録の際は、本マガジンと内容がかぶってしまいますので、本マガジンを解除の上ご登録ください。
=======お知らせここまで=======
硬く硬く、
幾重にもこんがらがった糸玉を
ほどくような作業だった。
子供が生まれても独身時代と同じ生活を続け、
私に『お母さん』の役割を求め、
反論すると『めんどくせー女だ』と口をふさぎ、
要は、
俺の好きなようにさせろ。
そしてお前は口答えせずに言われたとおりにしてろ。
そんな状態から、約10年かけてここまで来た。
最近我が家は平和そのもので、話し合いはあっても喧嘩はあまりない。
夫は穏やかで優しく、私が何かをすれば『ありがとう』と言い、育児のパートナーであり仲間として心強い存在だ。
『普通』と言えば『普通』なのだが、世間話すら刺々しかった昔の夫を知っているだけに、いまだに、日々感慨深い。
「幸せそうだね。」
夫にそう聞いてみた。
「(笑)そうだね~、あなたとも仲良いしね。」
「だってここ最近ずっと優しいもん。」
「でしょ?優しいでしょ?
・・・いやでもさ~、こんなに簡単なことだったんだね~・・・」
夫婦と家族の平和と心地よさが、『こんなに簡単なことだったとは』と、彼自身が振り返った。
硬い硬い、
こんがらがった糸玉のようだった、昔の夫。
私の言うことには、とにかく頑なに耳を貸そうとしなかった。
ここから先は
夫婦サバイバル(ワーキングマザー編)
ごく普通の女が結婚して妊娠~出産。35歳で『ワーキングマザー』になりました。 それまで世の中知ったような気になっていたけど、実は何も知らな…
ありがとうございます。今後の活動の原資にさせていただきます。