友達のいない夫の話
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あなたの夫に、『友達』はいるだろうか。
じゃあ…『友達』って???
私には『友達』が何人かいると思う。
昨今の事情により直接会えないこともあるけど、年に数回は会って食事して、近況を報告し合って、話した後に残る特別な余韻。
20年来の付き合いがある『友達』
子供を介して出会った中でも気が合う『友達』
前職で出会った気が合う『友達』
共通の趣味や活動を通じて出会った『友達』
『学生時代からの友達』はたまたま恵まれなかったっが、いてもおかしくはないと思う。
いま改めて考えてみると、
『いまのこんな気分の時はあの人と会いたいな』とか、
『あの話がしたいからあの人と話したいな』とか、
『落ち込んでるときはあの人に会いたい』とか、
その時の気分によって、状況やタイミングによって、コミュニケーションをとる人を決めているような気がする。
そしてきっと、私も彼女たちにとっての、そんな手持ちのカードのうちの1枚なんじゃないだろうか。そう思うとなぜか誇らしく感じる。
そんな『友達』が、夫にはいない。ひとりも。
職場の人とは雑談もするし飲みにも行く(今は行かないが)が、わざわざ連絡を取って会うような友人はひとりもいない。
そして本人曰く、
『求めてもいない』
らしい。
この前たまたま、レンタカーを借りる際、待合所で20代と思われる男性3人組と居合わせた。友人同士でレンタカーで出かけるのだろうと思った。
聞くつもりもなかった彼らの会話が耳に入った。
いわゆる『イジる』というやり取りに終始していた。
相手の服装を揶揄し、
「お前こそ」
と揶揄で返し、
笑い、
今日の計画にダメ出しをし、
「お前だってそう言ったじゃないか」
と笑って言い返す。
強く言われたら更に強く言い返し、最後は必ず毎回型で押したように『笑い』に帰結する。
夫が育ち、馴染んだ文化も、これなのだと思った。知ってはいたけど、改めて目の当たりにするとその文化の違いに驚く。
夫の会話が楽しくない、というか、いつも話を続ける気が失せてしまうのだ。
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ごく普通の女が結婚して妊娠~出産。35歳で『ワーキングマザー』になりました。 それまで世の中知ったような気になっていたけど、実は何も知らな…
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