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結婚生活も『夫ルール』

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少し前なのだが、日銀黒田総裁の『家計が値上げを受け入れ始めている』と発言し、非難を受けた末に撤回するということがあった。

発言の全文を一応読んで、それが主旨ではなかったことはわかったものの、とはいえそれを『事実』と捉えて、という内容の発言だったと思う。


しかしこの発言を聞いて、個人的に心底合点がいったのだ。

人が二人以上集まり小さいながらも『社会』になった時、その社会はより強い人、より数の多い人のルールに則って進められるのだと言うことに。
強い側、多い側が気を付けて気を配らない限り、弱い人、少ない人の声は『無いもの』とされるのだ。そして無いものであれば、それは『受け入れてる』こととされてしまうのだ。それが諦めであれ、無関心であれ、

「何も言わないってことは、これでいいってことなんだね。」

強い側にはこうとられるのだ。


私自身だって『強い側』へ回ることがある。
目の見えない方にとっては私はやっぱり『見える人』だし、体が丈夫でない人には私は『健康な人』だ。


結婚して、夫と1対1の生活になって、世界が変わった。
それは、それまで私が生きてきた世界、社会とはルールを異としていた。

ご飯を作ってあげて、『ありがとう』も『美味しかった』も言われない世界は、私にとっては未知の世界だった。洗濯をしてあげても、干し方に文句を言われるだけだったことに心底驚いた。

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ブログ『ワーキングマザー・サバイバル』で特にたくさんの方の共感、反論、議論を生んだ『夫のこと』カテゴリー記事。夫の会社の人にバレそうになり、止む無く会員限定記事に。 その間筆者の仕事の状況も変わり、ブログ『ワーキングマザー・サバイバル』から『夫のこと』だけスピンオフ(?)させてnoteで連載することにしました。 ワーキングマザーの方もそうでない方にとっても、参考になるかは未知数。 (月4回更新/初月無料)

ごく普通の女が結婚して妊娠~出産。35歳で『ワーキングマザー』になりました。 それまで世の中知ったような気になっていたけど、実は何も知らな…

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