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『私と同レベル』の子育てを夫がしてくれない時

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「会社行ってたの!?」

9歳の長男トラが昨晩言った。


コロナのせいで夫は2021年ころから100%在宅勤務になった。

私は2018年に会社員を辞めて以来ずっと家で仕事をしている。

トラにとって、親はもうずっと家にいるものなのだ。


「行ってたよ~」

2018年なので、もう5年ほど前。かなり昔に感じる。

私の会社は恵比寿にあり、定時17時半で保育園に向かっていた。

恵比寿からだと急いでも1時間程度かかってしまう。保育園は当時、18:30以降延長扱いで別途申請が必要だったので、ぎりぎり間に合う私は毎日走っていた。

夫のお迎えは諦めた。私だってたまには思う存分残業できる日があったらと思ったこともあったが、諦めることにした。


「俺がお迎えに行くなら19:30だな。夜ご飯も食べさせてくれるんでしょう?そしたら食べさせてもらったらむしろラクなんじゃない?」


この基準が、当時の私にはダメだった。


地域や保育園によると思うのだが当時、18:30のお迎えでも最後から3番目くらいだった。大体の子供が17時~18時ころにお迎えが来ていたのだ。だから私にとって18:30はギリギリのラインだった。

だから19:30なんてもってのほか。

お迎えを夫に任せられれば私はラクができる。

しかし夫に任せたら

『子供がかわいそう』

そう思った。

子供を人質にとられる形で、私が我慢するしかないと思った。


同じようなことはいくらでもあったし、今もある。

次男タツが小学校へ入学したとき。

早生まれで明らかに小さな次男が、大きなランドセルを背負ってひとりで学校へ行くことになった。

せっかちな長男(3年生)はモタモタする弟を待つことなんてできない。

エレベーターを降りて徒歩5分ほどの道。

その時間の道中は小学生がたくさん。紛れてついていけば学校に着く。入学直後の交差点には旗振りの人もいた。

それでもタツは、ひとりで行くのを怖がった。

まずひとりで12階から1階までのエレベーターに乗るのを怖がった。

本人が『怖い』と言うものを、無理やり頑張らせる必要もないと思ったので、しばらく学校近くまで同行することにした。同じようにしている他の親御さんもいた。


「そんなの大丈夫だよ!」

怖くない理由をいろいろとタツに説明する夫。


『子育て』という一大プロジェクト。

プロジェクトが続く期間も長い。

プロジェクトリーダーは2人体制。

方針が合わないことは多い。


『大丈夫』の範囲を極力広げる方向の夫と、

『より良い状態』を求め続ける私。

方向性はずっと平行線。

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ブログ『ワーキングマザー・サバイバル』で特にたくさんの方の共感、反論、議論を生んだ『夫のこと』カテゴリー記事。夫の会社の人にバレそうになり、止む無く会員限定記事に。 その間筆者の仕事の状況も変わり、ブログ『ワーキングマザー・サバイバル』から『夫のこと』だけスピンオフ(?)させてnoteで連載することにしました。 ワーキングマザーの方もそうでない方にとっても、参考になるかは未知数。 (月4回更新/初月無料)

ごく普通の女が結婚して妊娠~出産。35歳で『ワーキングマザー』になりました。 それまで世の中知ったような気になっていたけど、実は何も知らな…

ありがとうございます。今後の活動の原資にさせていただきます。