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スマホ断ちしてお出かけしたら、夫婦仲が良くなった
この記事は、
「最近夫婦の会話が減った気がする」
「以前に比べて関係が悪化しているのでは?」
と悩んでいる人、モヤモヤしている人に向けたものです。
自己紹介
30代会社員で、同じく30代の夫と1歳の息子の3人家族です。2024年4月に仕事復帰し、息子は生後9ヶ月で保育園に入りました。
仕事は在宅中心のフルタイム勤務で、夫も同じく在宅中心のため育児・家事は協力しながら日々がんばっています。
私たち夫婦のこと
私たちは社会人1年目から付き合い始め、約4年半後に結婚、それから約2年半後に子供が生まれました。
付き合っていた頃から毎晩何時間も電話をしていたし、結婚後も生活を共にする上でたくさん喧嘩もしましたが、とにかく会話は多いカップル・夫婦でした。
7年もの間一緒に過ごしてきたし、何よりお互いのことが好きだし、
出産の瞬間も立ち会いをしたことで、その壮絶さと喜びも共有でき、それはもう強い絆で結ばれているという自信がありました。
・・・この出産の瞬間が、夫婦仲のピークになるとはこの時は思いもしませんでした。
いざ子育てが始まると
本当に喧嘩が増え、好きだった気持ちがどんどん薄れているのを実感しました。
まず私の言い分からになりますが(笑)、夫は息子のことを「可愛い」とももちろん言っていましたが、それよりも
「大変」
「泣いてばかりで会話ができないから面白くない」
「今は正直、楽しいと思って息子と接していない」
「休日に自分の時間がないのが辛い」
と口にすることが多かったのです。
そんなふうに言うのは、夫なりに頑張っていたからだとは思います。
実際、オムツ替えなど基本的なこと以外に、夜中に泣き止まない時は一緒に起きてくれたり、私を少しでも寝かせようと朝1−2時間は先に起きて息子をリビングに連れていってくれたり、毎晩沐浴をしたりと頑張っていました。
ですが先に挙げた発言は、私からしたら
「んあ?」
「こいつ何いつまでも甘ったれたこと言ってんだよ」
「5歳くらいの子(会話ができる子)を見て子供が欲しいと思ったのか、このバカは」
「休日自由に過ごしたいなら一生一人でいろよ」
という思いが巡り(口が悪くて失礼)、母になって何よりも息子が大切になった自分の感覚とのギャップを大きく感じ、
腹が立つと同時にショックを受けたのです。
そして子供が生まれるまでは一緒に寝室へ行き、眠くなるまでおしゃべりするのが当たり前でしたが、
寝室へ行く時間もバラバラ、寝室へ行ってもお互い布団の中でスマホをすることが増え、みるみると会話が減っていきました。
もちろん、まったく話さないわけではないですし、ずっと喧嘩しているわけではないですが、2人の関係性が悪い方に向かっていることは明らかでした。
この状況を脱したい
ふと息子が成長して夫と2人に戻る未来を想像したとき、このままではまずいと思いました。
そもそも、子供を作るためではなく夫と一緒にいたいと思って結婚したわけで、
私も夫のいいところに目を向けられていなかったり、つい息子中心で夫の話を遮ったりと蔑ろにしてしまっていた部分はあったのではないかと考えを改めることから始めました。
じゃあ、前みたいに夫婦仲良くするためにはどうすればいいのか。
まずは、夫に対して腹が立つことがあっても以前のようにたくさん会話をして、一緒にいる時間を意味のあるものにしようと思いました。
そして、そのためにはお互い無駄にスマホを触ってしまう習慣をなくす必要があるのでは?と思うようになりました。
というのも、最近の私たちはというと、仕事に育児に家事に疲れていて、
せっかく息子が早く寝ても、以前のように2人で映画を見たり、会話をしたりする気力もなく、何となくダラダラとスマホを触る時間が増えてしまっていたからです。
そこで、「スマホ断ち 30日でスマホ依存から抜け出す方法 (角川新書)」を読み、夫にとある提案しました。
スマホを触らないというルールでお出かけ
とある日、息子は両親に預け、スマホを触らないというルール(※電車や道を調べる、写真撮影のみ可)のもとお出かけをすることにしました。
夫にはその意図を説明し、本も読んでもらったところ「いいね」と快諾。
(元々私の提案には乗ってくれる人なのでその点はありがたい)
そして、せっかくならいつも行くようなところではなく、普通列車で片道2時間かけ、静岡のさわやかハンバーグを食べに行こうということになりました。
その日は出発前から2人とも初めての試みにソワソワ、ワクワクしていました。
いざ出発すると、最初夫は「やばい、もうスマホを触りたい」と言っていましたが、もちろん触ってはいけないルールなので(笑)、
景色を見ながら、「どんどん田舎の景色になっていくね」「ここに住んだらどういう生活になるんだろうね」など他愛もない話をしました。
そしてお店に到着し整理券をゲットしましたがそこから150分待ち。
まずは近くのコメダ珈琲に行き、コーヒーを飲みながら何をして時間を潰そうか話し合いましたが、
駅から歩いてきたところ、近くに観光できるようなところはなさそうだったので、特別なことをしたわけではありませんが
付き合っていた頃のようにあてもなく歩いて写真を撮って大笑いしたり、くだらないことを言い合いながら順番が来るのを待ちました。
実際に食べたさわやかはもちろん美味しかったですが、それよりも久しぶりに2人で景色と会話を純粋に楽しめたことが何よりの思い出になりました。
これまでも息子を両親に預け2人で出かけることもありましたが、
夫は電車移動中、だいたいスマホゲームをするので、それにつられて私も何となくSNSを見て、
買い物などの目的が済んだら、知ってる場所で知ってるものを食べて、また帰りの電車もスマホをして帰る、という感じだったので、とにかくこの試みは新鮮でした。
スマホ断ちしてお出かけした後の変化
その日は帰宅後、いつも通り息子がグズグズするので、いつも通り小競り合いをしながら(笑)も、
夫に対して以前のような好きという気持ちを持って接せられ、夫からも同じ気持ちを感じました。
というのも、家に帰ってからはスマホはしてはいけないルールは制定していなかったのですが、
お互いスマホをすることなく、息子と3人で布団でふざけ合って、お喋りしながらみんなで一緒に寝たのです。(しかも自然と!)
その後も、我が家ではダイニングテーブルではスマホをしないというルールができ、ご飯中はもちろん、コーヒータイムでもスマホをしていません。
スマホ断ちを提案したのは私ですが、私がスマホをしないと夫も自然としなくなり、そして会話が以前のように増えたことで
「私(俺)の話、聞いてる?」という小競り合いもなくなりました。
スマホ断ちしてお出かけしてよかった4つのこと
夫婦でスマホを触らず一日を過ごしてみてよかったことは、まとめると次の4つです。
景色や空気を一緒に感じ、一緒に楽しめるため喧嘩にならない
特に移動時間が長いお出かけは、会話以外にすることがないおかげでたくさん会話ができる
ただ「一緒に◯◯をした」よりも「スマホ断ちして〇〇をした」という2人にとって忘れられない思い出が残る
家に着いてからも無駄にスマホを触ることがなくなり、2人でいる時間を大切にしようと気持ちになれる
以上、私たち夫婦の体験談はいかがでしたか?
とてもおすすめなので、なんとなく最近夫婦の会話が減って、夫婦仲が思うようにいかない・・・と悩んでいる人は”スマホ断ちしてお出かけ”ぜひやってみてください♪