覚悟する経験。
『身銭を切れ――「リスクを生きる」人だけが知っている人生の本質』
ナシーム・ニコラス・タレブ、望月 衛、千葉 敏生訳 ダイアモンド社、2019年
実世界に対してリスクを背負い、よい結果と悪い結果のどちらに対しても、その報いを受けるという意味である。あなたが身に負った切り傷は、学習や発見の助けになる。
学校で学んだことをいくら暗記しても、実社会で問題を解決した人には敵わない。なぜなら、実社会はすごく複雑な要因が重なって、目の前の問題と向き合い解決する必要があるからだ。
社会人になって働くと、口だけで語る人と、自ら行動を起こす人がいる。口だけ星人が評価されて、行動する人が組織上では評価されないこともある。
けれども、腹を括ってやり遂げるという姿勢を継続すること以外にスキルや経験値と呼ばれるものを確保する事はできない。