26歳、転職経験無し。キャリアに葛藤したOLが一周回って出した今時点の結論#WORKINGFOREVER23

自分自身のキャリアにおいて、転換期が来ている気がします。

適職、転職、天職。「仕事」にはそれにまつわる様々な表現がありますよね。

私にとって天職ってなんだろう。今の職場や仕事が合わない気がする。適職って何だろう。転職してみようかな。

誰しもが1度は、このような思考が浮かんだことがあるのではないでしょうか。ネット検索で性格診断テストを受けてみたりして自己理解を深めようとしてみたり、本を買ったり、ちょっと友人に愚痴ってみたり。
一度その思考の沼に埋もれたらどんどん深みにはまっていく感覚。何周も同じ思考を繰り返したのちに行動する人もいればいったん見送る人もいるでしょう。

私は転職というアクションを見送り続けた一人。「副業(複業)」や「ガチ目の趣味」という形で緩く活動をしていました。私はそれに満足していたし、それで心身のバランスを保っていたところがあります。本業の仕事で頑張ることは私の生活のすべてで、副業でオアシスを得てパワーチャージをしていました。

一方で、本業に対して「なんか、、もしかしたら違うかも。」そんな違和感を感じる機会も増えていきました。しかし、違和感を感じながらも手放すことに対する恐怖がありました。本業の職場で積み上げてきたもの、信頼関係、経験。毎月確実に入ってくるお給料、そしてそれが保証してくれるある程度の生活水準。その基盤を置いて次に行くのが怖かったんです。
職場では「置かれた場所で頑張ります!」スタンスで来るもの拒まず、去る者追わず精神。来たもの、起きたことを受け入れて自分なりに対処してきました。実は自分は究極の受け身であることを認識しながらも見たくない事実に蓋をして、必死にくらいついてきました。

そして、コロナが蔓延し、在宅勤務になりました。

コロナをきっかけに職を失った方、むしろ忙しくなった方、方針転換をしたくなった方、、、「仕事」において様々な変化があったと思います。私は在宅勤務をきっかけに心身のバランスを崩して、一人静かに過食症に悩まされていました。パソコンを見て仕事をしながら無心になって食べ物をかき込み、罪悪感から薬を飲む。生理周期も乱れ、心もどんどん荒んでいく自分を認識しながら止めることができませんでした。

しばらくして、パーソナルトレーニングに通い始め、自分の価値観や美意識に沿った趣味をはじめ、バランスを取り戻し始めましたが、当時は私って何のために働いていて何のために生まれてきたのだろう、どうしたいのだろう、という自問自答の日々を過ごしていました。

先日、2か月に1度程度のペースで会う友人と再会。報告があるとのこと。
その報告とは一流企業と呼ばれるの総合商社の総合職を1週間後に退職することでした。彼女の横顔がどこか吹っ切れた感じがして、ちょっとうらやましかった。また、この未曽有の事態でも「やめる」という勇気ある決断をし、次に進もうとする彼女に対して心から応援したいとも思いました。

そして2020年11月。私は誕生日を迎え、約四半世紀分の人生を振り返ると同時にこれから先に続く旅に思いを馳せているとやっぱり頭に浮かんだ言葉は「リセット」でした。

リセットってすべてをいったん切り崩して更地にするイメージが強かったけれど、英語にすると‘Reset‘、つまり「Re(再び)+Set(設定/置く)」。自分の身を置く環境が変わるだけで、今まで積み上げてきたものは自分の血肉となり、無くなるどころかプラスでしかないことに気が付きました。

「このリセットは自分に時間を割いてくれた人に対して裏切りになるかもしれない」

そういう恐怖もあったけれど、その先で自分次第ではどうにでも還元できる。余白がないと、新しいものは入ってこない。自分の人生だもの、堂々と真ん中歩けばいいんじゃない?

なんでこんなに葛藤するかって、今の私には自信がない。自信がないんです。だけど自信は自分でしかつけることができないし、それってやっぱり場数だし、自分で自分の自己肯定感を高めてあげることなのかなって思います。

揺れながら、ブレながら、歩いていくしかないよね。
もし寿命が100歳ならば、そして生涯現役で働くのであれば75年のワーキングライフがある。
1度や2度、いや、もっと方針が変わることってあってもいい、、、よね。

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