Just Do Itマトリックス

Just Do It(とにかくやれ!)の重要性はよく知られていますし、よく説かれもしますが、意外と理解しづらいものでもあります。

実はマトリックスで整理できます。これを見ると、さらに理解しやすいはずです。


Just Do Itのマトリックス

Just Do Itが示すのは、以下マトリックスでいう 1 の部分です。

Just Do Itのマトリックス。

つまり「裁量のある人」が「続きをやらないといけない」という場面がまずあります。

この人達は「中々腰が上がらない」「どうすれば上がりますか」「やる気を出したいです」といった悩みを抱えています。

これに対する解が、Just Do It! なのです。

日本語では「いいからやれ」「とにかくやれ」「いますぐやれ」などと訳されます。


ですので、裁量があっても「新しく何かを始めないといけない」場面には当てはまりません

もう一つ、そもそも裁量がない人にも当てはまりません。このような人達には選択肢はありません。命令されている、管理・監督・監視されている、拘束されている等で、基本的に「やる」しかないはずですよね。

あるいは、反抗したり逃げたりすることもできますが、Just Do It はそのような勇気を後押しするものではないのです。


Just Do Itとは

そもそも Just Do It とは何でしょうか。

元ネタは NIKE のキャッチコピーとされています。

ちなみに商標になっています。

https://tmsearch.uspto.gov/search/search-results 2024/10/28時点


インターネットでは、Just Do Itおじさんとして知られる以下動画が流行りました。


国内では、最近「星のカービィ」や「スマブラ」の生みの親として知られる桜井政博さんの動画でも出ています。


Just Do Itの本質

仕事術の観点で本質をいくつか挙げます。

  • やる気

    • やる気なんてものは存在しない

    • あるにしても、後から湧いてくるもの

  • 作業興奮

    • 作業を始めることで興奮してくる

  • 行動の重要性

    • 行動しない限りは何も変わらない

    • 行動すれば色々変わるし、フィードバックも来るので、さらにつながりやすい

これを踏まえた上で、じゃあどうすればいいかというと、「とにかくやれ!」なのです。


挑戦としてのJust Do It

本記事で述べているのは、続きをやるためのJust Do Itです。

一方で、NIKE のキャッチコピーや、その他文脈次第では「いいから挑戦しろ」的な意味として使われていると思います。挑戦としての Just Do Itもあるということです。
※本記事ではこちらは扱いません。

あなたに必要な Just Do It は、どちらでしょうか。


おわりに

Just Do It というものがどこを指しているかをお伝えしました。ついでに Just Do It の概要も整理しておきました。

皆さまの参考になりましたら幸いです。


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