スマホじゃダメ?運動会や音楽会といった保育園・学校行事の映像撮影に必要なズーム性能④

自分で進行をコントロールできない場合は相手に合わせて撮影していく形になります。その場合は【すぐに】対応できるカメラ機材が必要です。ズームという機能に焦点をあてた場合、やはり広角でiPhoneの画角からスタートして、遠くの被写体もカバーできるズーム性能が必要になってきます。限りなく広く遠くまで撮ることができればいいのですが、そんなに都合のいい性能を備えているレンズやビデカメラはなかなかありません。あっても、どこか他の性能(明るさや画質など)を犠牲にしている場合が多くあります。

保育園行事では広角26mm~望遠200mmが目安

一般的な保育園・幼稚園の教室やホールであれば、26mm~250mmくらいのズーム性能でカバーできると思います。広い画角のショットから、お子様のワンショットまで撮影することができるのではと思います。逆に狭いスペースであれば望遠側よりも広角側を重視して24mmくらいまでひけると勝手がいいかと思います。

小学校~中学校では26mm~400mmが目安

小学校くらいになると、望遠側で400mm以上あると勝手がいいと思います。体育館の保護者席から撮影する場合、ステージに立つお子様まで結構な距離があるからです。ワンショットで表情がみえるくらいということでしたら望遠側で400mm以上をおすすめします。

高校では26mm~600mm

高校の体育館はかなり広いです。やはり中学校以下とは施設の規模が違います。こういった場合は表情がわかるくらいのワンショットという条件であれば望遠側600mm以上を確保したいところです。こうなってくるとカメラやレンズはかなり限られてきてしまいますが、ないことはありません。パナソニックのデジタル4Kビデオカメラ ブラック HC-VX2MS-Kであれば焦点距離は25mm~600mmあります。また、業務用のカムコーダー(ビデオカメラ)のソニーZ190の焦点距離は28.8mm~720mmあります。

まとめ

今回、ご紹介した焦点距離は、あくまで目安になりますのでご注意いただきたいところですが、概ね対応できるのではと思います。高校の体育館で行われた行事をz190で撮影しましたが、これにしてよかったと思ったことがあります。そうはいってもカメラ機材は非常に高価ですので、性能と予算をバランスよく考えるのがいいかと思います。もし、予算や撮影条件が許すのであれば思い切ってプロに頼んでしまったほうが、ゆっくりイベントを楽しむことができるし、きれいな映像を残すことがきるかもしれません。また、屋外で、グラウンドで撮影する場合はもっと体育館より広くなってしまうので、撮影場所を工夫するなど対応が必要になってきます。

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