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第21話:あくまでも資産を手堅く積み上げていく方法2~TOBに応じる~

こんにちは、兼業投資家ヒロッキーです。

前回は、直近の2件あった手堅く資産を積み上げる方法の1つ目をお伝えしたので、今回は残りのもう1つについてお伝えします。

それはタイトルにも書きましたが、「TOBに応じること」です。
TOBとは、Take-Over Bidの略で、日本語訳では、「株式公開買い付け」となります。

これは、どこかの会社が現在上場している会社の株を通常市場価格よりも高値で個人や機関投資家から買い付けて、その上場している会社を子会社化するときに用いる方法です。

高値で買ってくれることを保証しているため、売るならあなたが取得した株価よりも、まず間違いなく利益が保証されます。

ただ、TOBには、大きく2パターンあります。
1つは、TOBの後は上場廃止になってしまうパターン。
もう1つはTOB後も上場は続くパターンです。

上場廃止になる場合は、有無を言わさず売らなければならないので、個人投資家としては、他に選択の余地はなく、既に決定事項としてあとは規定に従って買い付け価格で売るようにするだけになります。
(通常利益が出るため、保有していた株がTOB株になった場合は、宝くじに当たったようなものとして喜んでください)

そして、上場がTOB後も続くパターンについてですが、この場合は、あなたは、売るか何もせず保持するかを選択することが出来ます。
そして、TOBの種類を見極める必要があります。

これには2種類あります。

①敵対的な公開買い付け

②友好的・発展的な公開買い付け
です。

①は、特に外国のハゲタカファンドや中共・半島系などの国営・民間企業が、日本企業を丸呑みするために買い付けをする時に起こったりします。

要は、株の保有比率を51%以上にして、いわゆる「会社を乗っ取る」ことに他なりません。

こういう場合は、いくら利益のためとはいえ、日本に利益をもたらしていた知識や技術の漏洩にもつながり、結局は自分の国を海外に売り飛ばすことにつながるので、応じない方がいいです。

特にその会社のノウハウや技術が軍事転用出来てしまう(車、電池、航空部品、ジェット技術、ドローン等)や食料関連の場合などは、要注意と言えるでしょう。

また、そういうお金でなんでもかんでも買いたたくような企業に乗っ取られた後の会社内の従業員も、おそらく長期的に観て悲惨な目に遭うことが予想されます。(大規模リストラ、社内言語の一律英語化、方針が変わったことによる継続的な就業の困難さ等)

そして、長期的には、株価も下落する要因になるので不安要素が多いです。

なので、①敵対的な公開買い付けの場合は、たとえ株価が一時的上がろうとも私は投資家としては応じません。

また、自分なりの投資倫理や投資哲学を持たない人は、負けないことも勝ち続けることも難しいでしょう。

一方で、②友好的・発展的な公開買い付けの場合は、まったく別です。
その会社が傘下に加わることで、買い付けをした企業との相乗効果でさらにお互いの企業が発展していく見通しがあります。

そして、長期的にも株価がもっと上がることも期待できます。

日本の景気は、まだ円安傾向で、好景気であると言えるため、TOBがここ数年でよく起こっています。

私が持っていた株でも、ケンタッキー・フライド・チキンのKFCが約2倍でTOBとなり、ラッキーでした。(これは上場廃止パターンでした。)こういうイベントがあるので、個別株は、楽しさがあります。

このため、個別株投資は、時として期限なく、「当たり」が出るまでひたすら持っていられる「宝くじ」みたいな側面があります。

また、個別株に慣れてくると、会社四季報や会社のIRなどを読んでいて、「この企業とあの企業が提携なりコラボしたら、もっとすごいことができそうだな」と思う銘柄に出会うことがあります。

あまり詳しくない自分でさえ、そう思うくらいなら、より業界に詳しい人たちは、その会社と提携なり子会社化したいと思っているはずです。

そう思えた会社の株は、「保有期限が長い宝くじ」として一応持っておくとよいでしょう。(もちろん財務の健全性や業績の見通しが、今後も明るいものかは確認の上でですが、、、)

そして、TOBになったら、お知らせが証券会社から来るので、それは「当たり」のお知らせと思えばよいです。

では、個別株投資をしている方への参考例として、具体的に私が最近応じたTOBの例をお伝えします。

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