「ありきたりな料理」でも「おもてなし料理」に変えられる盛り付け術
料理は見た目?
料理は得意ですか?
「はい」の方。きっと私と同じ食いしん坊ですね?(笑)
「ちょっと自信がない」方。でもカンタンなモノだったら作れる?
もしそうだったら、あなたの作るカンタン料理をいつもよりワンランクアップして、お友達やお客さんに自信をもって出せる、おもてなし料理に変えてみませんか?
味はマズくなく、まあまあでOK。でも、まあ、おいしいに越したことはありませんが。。。
料理は味もさることながら、見た目もかなり大事です。
見た目が「わーっ!!」となればしめたものです(笑)
私はケータリングの仕事をしているので、他の人が仕込んだモノを盛り付けてデリバリー用に送らなければならない時があります。イヤです。。
出来るだけ、自分で仕込んだモノを自分で責任もって仕上げ、盛り付け送り出したい。でも、忙しく、そうもいかないこともあります。
「これは、ちょっと・・」と(日本人の美意識では納得できない)思うものもありますが、時間がせまり、作り直しも出来ず。つい先日もありました。
そんな時はいつも以上に「見た目」、盛り付けに気を使います。
人は見かけがよければ、実際の味以上においしく感じるからです。
見た目に関わらず、全神経を舌に集中させて食べているのはプロぐらいでしょう。
なので、テクニック、味付けを頑張るのはもちろん大切ですが、盛り付けもとても重要です。
いつも作っているおばんざいを盛り付け次第で「おもてなし料理」に
上の写真はナスの味噌田楽です。
ちょっと付け合わせをプラスして仕上げてみました。なんてことはないオクラとニンジンです。
皿にポンとナス田楽だけ盛ったものとは雰囲気も変わりましたよね?
これは和風アレンジですが、私はナスが好きなので洋風に盛ったこともあります。もちろんナスの切り方も変えました。
ポイントは色使い
では、いつものおばんざいをどうやったら「おもてなし風」に盛り付けることが出来るのでしょうか?
華やかに盛り付けるコツは付け合わせに補色を使う事。
主役の色とは異なる色のものを使ってみる。ナスの深紫に、付け合わせの鮮やかなオクラのグリーンとニンジンのオレンジ色。
これだけでグッとそれらしくなります。
皿選びも重要だよ
使う皿も重要。でも、そんなに高価な皿ばっかり買えないし(私もね)。
料理の皿の基本は白。白はけっこうなんでもピシっとあいます。ウェディングドレスが白いという意味もこんなところで分かってしまいます(ホントか?)
そして、おもてなし風盛り付けをするのであれば、皿に余裕のある盛り付け方をしましょう。
料理の分量と皿の大きさのバランス。余白を考えて。日本人はこれ結構得意だと思いますよ。
新しく白い皿を買う予定があるのなら、少し大きめのものを買っておくと色々使えると思います。
そして白にはいろいろな白があります。黒の割合がどのくらい入っているのか。ちょっとグレーかがった白。乳白色っぽいもの。
だいたい安価な白い皿は黒の分量が多いと思います。全部同じ白ではないので、食器売り場に行ったときに色々な白を見比べてみてください。
料理は愛情。料理されたものを気を使いきれいに盛り付けてあげる。これも立派な愛情です。そしてそんなふうに仕上げられた料理はきっとおいしいのです。