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ここは何だ、学校か!?未来につながる学びの場

この夏、初めてワーケーションに参加させていただいた諸井孝平と申します。
まずは簡単な自己紹介から!私は昨年度(2021年度)まで高校教諭をやっていました。この春からエンジニアとしてweb開発したり小学校のプログラミング学習をお手伝いしたりなどしております。

学校勤務からリモート可能な職へ転職し、1度はやってみたかった「ワーケーション」を今回初体験することができました。株式会社ふろしきや代表の田村さんとは子ども同士が保育園の同級生というご縁もあり、初体験が「千曲市ワーケーション」となったわけですが……

キャンプ場でワーク!?

今回の募集要項をみると「子どもの参加」が可能でした。夏休み中ということもあり、妻、小学校低学年、保育園児、1歳の家族全員で1泊2日参加しました。会場は「大池自然の家」キャンプ場です。

環境を変えて「目の前の仕事をする」というワーケーションの概念があったため、会社の仕事を持ち込んだのですが……概念が崩れました。

「目の前の仕事を片付ける」ではなく

「未来につながる仕事を開拓する」場所でした。

普段とは違った「ワーク」がたくさん用意されていました。

ワークの感じるポイント3!!!

ポイント1:大人も子供も関係ない!初対面でもみんなフレンドリー

みなさん気さくに話しかけてくださり、人見知りでも問題ない環境でした。気づいたら子どもたちはほかの参加者(大人)と遊んでいました。

知らない間に仲良し

ポイント2:プログラムは基本自由参加

プログラムは空き時間なく密に計画されているのですが、各々の都合で参加できる環境でした。私はせっかくならと思い全部参加しましたが、仕事がある人は仕事を、子どものペースに合わせるため空き時間をつくるなどの調整が可能です。

子どもたちはひと休み

ポイント3:みんな本気

さまざまなプログラムがありましたが、子ども目線のものでも、大人のみなさんが本気。たとえばこんなプログラムがありました。

①DIY流しそうめん・そば
ワーケーション最初のプログラムでした。竹から「器・はし・流し台」を作りました。最初のプログラムが「みんな」での作業だったので、子どもたちが大人たちの間に溶け込みやすくなったのではないかなと感じます。

体感できるっていいね

楽しくつくるだけではなく、進行してくださった(株)鳶髙橋の髙橋さんから「竹害について」のお話も。私自身、竹害について以前仕事で取り組んでいたので懐かしかった!子どもにもわかりやすく説明されていました。楽しさの中に学びの要素がありました。

「どんぶらこ♪どんぶらこ♪」桃が流れていたのはここだけの話

②親子で学ぶ腸活
うんちの概念が変わるすてきな時間
を(株)ウンログの長瀬さんより受けました。実際に小物を使ったり、みんなで考える時間があったり、子どもたちも集中して聞いていました。これは便秘に悩む人だけでなく、全国のちびっ子にもおすすめ!!本当にわかりやすかったです。

長瀬ワールド全開!子どもらも魅了される

大人にとっても「この菌が……」という新しい発見があり、勉強になりました。昼食で学んだ後に実体験できるのもすてき。

フレスコさん特製「腸活スープ」、激ウマ

③班対抗カレー作り
班対抗ゲームにより具材の争奪戦。具材がすてきでした。
覚えているものを列挙すると
「ゴーヤ・チョコレート・コーヒー・バナナ・大根……」

これをチョイスした企画者のセンス(笑)

味だけでなく、ごみの量でも評価されるのでバナナの皮を炒めて入れている班もありました。

未知なる世界へGO!試行錯誤って楽しい!!

④日本酒を飲みながら絵を描く※子どもはジュース
詳細は割愛しますが、お酒ってすごいですね。大人たちのほうが盛り上がっていました(笑)

心のままにペンを……
これが芸術だ!!

そのほかにもプラスチック問題について考えたり、皮細工やったり、ウクレレやったり……

これが本当の「キャリア教育」

普段とは違った環境で、違った人たちと初めての体験をするということはなかなか刺激的です。

子どもにとっては
「こんな大人たちがいるんだ」
と学校では学べないことが感じ取れました。今教育業界では「キャリアパスポート」というものを子どもたちに持たせたりと「キャリア教育」に力を入れ始めています。大人を知る、これが本当の「キャリア教育」やな。
「こんな楽しい大人がいるなら僕らもやってみようかな」
とキャリアの選択が増えているのではないでしょうか。

大人にとっても普段とは違った視点で物事を考えられるきっかけになります。他者視点って仕事が詰まったときなどの突破口になったりするものです。そして新たな切り口にもなり「未来ある仕事を開拓する」きっかけにもなります。

ここはまるで学校だ

職種も年齢も、普段の住むところだって違う人たちが楽しんでワークをする。誰が先生・生徒という訳ではないです。みんなが先生、みんなが生徒、それぞれの立場から何ができるのだろうかと考える「1つの学校」のような場所でした。

教員をやっていたとき、「先生」「生徒」という立場の違いから「見えない壁」というのを感じることもありました。しかしこの学校にはそんな壁がどこにもありません。生徒になったり先生になったりとみんなで支え合う環境でした。学ぶ環境としてはもう最高です。

大人だけじゃない!みんなが楽しめる環境

ワーケーションといえば「大人のイベント」というイメージが強いですが、このワーケーションはさまざまな子育て世代・子どもにも浸透すればな〜って参加してて感じました。

「ここにこれば、みんなが先生・生徒になれる」

本当にいろいろ学べた暖かい2日間でした。また参加します。今度はどんな学びに出会えるかな。みなさんも「未来につながる仕事を開拓する」場所へ行ってみませんか?


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