環境を、人を癒す?!ワーケーション発祥「ジ・ビーガン」ってなぁに??
フレスコカンパニーで管理栄養士をしている白石芽依です!
前回に引き続き、いつも参加をさせていただいている「千曲市ワーケーション」における新しい取組み、「ジ・ビーガン」について紹介をします。
新たに生み出した「ジ・ビーガン」料理とは何か、地元猟師さんの声を紹介しながら、食を介したゼロ・カーボンに繋がる活動を提案させていただきます。
「ジ・ビーガン」とは?
ジ・ビーガンとは、株式会社ふろしきやの田村さんと一緒に考えた言葉。
「ジビエ+ビーガン」を使った料理のことです!「ジビエ+ビーガン」というと矛盾しているようにも思えますが、共通点があります。
それは環境に良いという点です。
ワーケーションの中でEY ストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社の早瀬さんのお話からゼロ・カーボンについて学び、食の面からアプローチが出来ないかと私たちが考え抜いた末導き出した答えが「ジ・ビーガン」でした!
■ジビエを食事に使うことで
・農産物の被害を減らす
・鹿が木の皮を食べる量を減らし森を守る
■ビーガン(地元の食材)を使うことで
・配送距離を減らして車の出すCO2を減らす
といったメリットが多くあります。
高たんぱく低脂質、体にも環境にも優しい取組みとして生まれた「ジ・ビーガン」。野生鳥獣による農林業被害は毎年報告されており、猟師さんによって捕獲される動物もいますが、鹿に関しては8割が廃棄になっています。ジビエ=くさい、硬いではない。お肉を美味しく食べる方法を検討したいという思いがありました。
ジビエハンター宮川さんを尋ね、狩猟体験
ジビエを料理に使用するため、お話を聞きにハンターの宮川さんを訪ねました。快く迎えてくださり、少年のように目を輝かせてお話をしてくれる宮川さんに惹きつけられました。
何度かお会いしているうちに狩りに同行させていただくことに。その時の体験は忘れられません。
山の中、道なき道を登って鹿と遭遇しました。静かに銃を構え、狙いを定めて撃ち、見事に一撃で鹿を仕留めます。仕留めてからは30分以内に山を下り、作業場で捌きます。実際に体験して、宮川さんの出荷してくれる鹿肉が美味しい理由が分かりました。美味しい鹿肉を出荷するためには一撃で仕留める技術と、すぐに捌ける場所・技術が必須なのです。
その鹿肉を利用してお弁当を作ります。
是非、皆さんにもお召し上がりいただきたいです。ジビエの「臭い」イメージが変わります!
今回のワーケーションに参加してみて
2021年11月14日から7日間開催された今回の「千曲市ワーケーション」で、1日目のプログラムに参加をさせていただきました。
職種や住んでいる場所などもそれぞれ違う参加者の方たちとの交流もでき、「ジ・ビーガン弁当」の感想も直接聞くことが出来ました。
・すごくおいしかった
・野菜が美味しい
・食事後の仕事にも集中出来る
・鹿肉が全然臭くない
など嬉しい声をいただけました!
Piseさんとの出会い
ワーケーション6日目のお昼には長野市に店舗を構える長野市のWORLDTRECK DINER&GUESTHOUSE-Pise (以下:Piseさん)のお食事会に参加しました。
Piseさんは、ハンターの方がジビエ料理を出してくれる、長野県長野市にあるレストランを併設したゲストハウスです。
実際に狩りをしている様子を映像で見せていただきました。
その後、鹿や猪が季節や性別、年齢、狩るハンターによって味が違うこと、
ハンターによってジビエを食肉用に狩りをする人、純粋に狩りを楽しむ人に分かれるということ、ジビエを美味しい食肉にするためには、設備や手間を考えると割に合わないため、廃棄されるジビエが多いことを学びました。
今回の学びから今後、「ジ・ビーガン」について伝えていく時に、個人でも出来ることも合わせて伝えていこうと感じました。
ジビエもビーガン(地元の野菜)も需要が増える事で、食肉として狩るハンターや地元の農家が増える事に繋がります。
環境を守るための食事
食を通じてゼロ・カーボンにどのようなアプローチが出来るのかを考え、
「千曲市ワーケーション」での学びから生まれた「ジ・ビーガン」をこれからも提案していきます!
ジビエを少しでも食卓に取り入れていただけたり、スーパーなどで地元の野菜を手に取っていただけたりする機会が増えたら嬉しいです!
是非、多くの出会いや学びのある千曲市ワーケーション体験会で「ジ・ビーガン」料理をお試しください♪
有限会社 フレスコ・カンパニー 白石芽依
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